皆さんも多分にして被害にあっているであろう
スパムメール

無差別にリストにあるメルアドに向け、
片っ端から送っているのはわかるが、
異人さんからのメールには
トンと得心のいかぬモノが多々ある。

「Rolex買わぬか?」
だと?

手を変え品を変え
波状攻撃泳ぐを仕掛けてくるが、
異人は、かくも高価な時計に興味があるのであろうか。

「バイ●グラいらぬか?」
だと?



無礼千万!!
そのようなモノなど必要ないわ!!



などという失礼極まりないメールの件はさておき。


昼休み時間に、
どうしても天文館まで行かねばならぬ所用が。

鹿児島の皆さんにはおなじみ、

「NC現金一割払い戻しキャンペーン」

NCカードというローカルなカードを使い、
キャンペーン期間中に買い物をして
所定の手続きを行えば、
なんと現金が一割払い戻しされる、というものである。

しかも、カードの請求を、
支払い請求が来る前に一括で返済してしまうと
利子も付かない
という、
鹿児島の主婦御用達のキャンペーンである。

つまり、
「これ払ってきて」
と、カードと現金を渡されたわけだ。





・・・・・・トホホ





とりあえず
例によって
「コボ」氏、「こう」氏を伴い
NCサンプラザ
の駐車場にクルマを停める。

現金の払い込みの場合、
その領収書を見せれば、駐車料金が
30分間タダになる
という特典付きである。

さっさと現金を払い終え、
(新人の窓口ボーイがオタオタしていたが、
まぁ良しとしよう)

ランチへ。

小生 「どこ行く?何食べる?満正苑は却下ね。」

コボ 「・・・・がっ、先に釘を刺された…」

前回酸辣湯麺に失望してから、
満正苑天文館店は選択肢からはずれているのだ。


会話するうち、「コボ」氏が、

鹿児島県民でありながら
「こむらさき」のラーメン
食したことがないという事実が判明。


これは連れて行かねばなるまい!!

コボ 「熊本では食べたことありますよ」




それ、別の店ですから???びっくり

実は小生も、こむらさきに行くなどというのは、
ひょっとすると10年ぶりぐらいかも知れない。

何となく味の傾向は覚えているが、
この

麺喰道宗主

拝命(自分で)してからと言うもの、
恥ずかしながら食したことはない。


これは、いよいよもって行かなければなるまい!!!!


さて、店に入る。
なんだか小ぎれいになっている感じ。
改装した模様。
(いつかは不明だが・・・)

レジにて食券を買う。

900円也・・・・・・・


鹿児島のラーメンの価格が全国平均から見ても高止まりなのは、
この店の価格設定に寄るところが大きいと思う。

一階カウンターは満席にて、二階席へ。

二階はポツリポツリの客の入り。

食券を出し、しばし待つ。





・・・・なかなか来ない。
平均的ラーメン店より、長い待ちである。

やっと登場。




お子様ドンブリですか?

と聞きたくなるような小振りのドンブリに、
少なめの麺。

う?ん、これで900円・・・・・・・

ここでは、コストパフォーマンスではなく、
創業54年の歴史と、鹿児島の老舗ラーメン店の
看板に対する対価を求めるべきなのであろう。

運んできたオバチャンが
「上と下をよくかき混ぜてくださいねー」
という。

当然である。ココのスープは、
ドンブリの底に多量の
味の素
が堆積しているのだ。
混ぜずに食べすすむと、最後に
舌のシビレルようなめくるめく快感を味わうことができる。

いいも悪いも、これがここの味、ここの流儀なのだ。
新参者が
無化調でなければ…」
だの、
ホンモノのダシは…」
などと言ってみたところで、
この店の歴史の前では意味をなさない。

(小生がこのスープを肯定しているわけではないので悪しからず)


スープを一口。

ん??????、忘れていた味。

独特の風味。


このスープについては、
鹿児島県人の中でも、
好きとキライがはっきりと現れるという、
いにしえのスープである。

キツめに干しシイタケ風味を効かせ、
鶏ガラととんこつをブレンドし、
味の素でキリリと引き締めればこのような味になるのであろうか。

麺をひとすすり。

ん??????、忘れていた食感。


およそ普通の「ラーメン」とはかけ離れた、
独特の食感、歯ごたえである。

そうめんのように細いが、そうめんの食感とも違う。
強いて言えば、
ビーフンの食感に近い

スープはたっぷりあり、しっかりと浸っているのだが、
スープと麺は馴染まない
麺の表面にスープは絡まず、
モソモソとした食感を保ち、
ズズっとすすりこむのもママならぬ、
といった抵抗感がある。

このあまりに異質な食感と味ゆえ、
好むか否かの差がはっきりと出るのであろう。

小生的には、
「これはこれ、ラーメンはラーメン」
というくくりで認識しているため、
ウマイマズイの判断には関係がない。
ここに類するモノがないため、比較の対象がないのだ。

あるがままを受け入れざるを得ない。

強いて言えば、毎日食したいとは思わないが、
味の素の強力な魔力で
習慣性のリピーターになる可能性は秘めている。

鹿児島にお越しの際には、ゼヒお試しいただきたい。

そして、鹿児島県人で未だ未体験ならば、
鹿児島を語る上でも欠かすことのできない
踏み絵
として経験することをオススメする。


(今日の記事には、賛否両論あるだろうな・・・)

笑顔;;;;;