リンガーハットへ。

今の時期は
「かきちゃんぽん」
なる季節メニューが供されているが、
この企画モノ季節メニューで
当たりだったタメシがないため、
あえてスタンダードメニューの中から
「なんちゃらみそちゃんぽん
をオーダ。
(すまぬ、正式名称を失念…)

レギュラーちゃんぽんが
390円(税抜き)
であるところを、
ただ味噌をスープに溶かしただけのものが
490円(税抜き)
であることをどのように評価すればよいか
悩むところではある。

さて、お味はいかに。

思ったよりも味噌の味を感じる。
元のちゃんぽんスープが至ってスッキリ味であるため、
より味噌が引き立っているようである。

具に関しては、標準ちゃんぽんとの差異はなし。

・・・つーか、ホントに標準ちゃんぽんのスープに
味噌溶いただけでしょ?


このテのチェーン店の場合、
ノーマルメニューでは利は稼げないため、
企画モノに利を乗せ、
そちらで稼ぐのが常套手段である。

しかし、このミソちゃんぽんは
一応レギュラーメニューである。

その割には味はまずまず、
コストパフォーマンスに関しては
今日のところは店に一歩譲ってやろう。

今日のところは・・・・。







さて。

(前フリかい!今日の麺は!)

小生のよく行くリンガーハットは、
南鹿児島駅前、郡元店であるのだが、
その隣に気になる建物ができていた。

その建物の建築途中は、
その
エゲツナイ外観から、
絶対に冠金満パチンコ屋キラキラに違いない
と思っていたのだが、
イザできてみると

「FOODS GARDEN ONLY ONE

というコジャレた食品マーケットであった。

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レア食品アイテムウォッチャー

を自認する小生、
このテのちょっと変わったものを売っているスーパーに
メがない。
(≒文房具)

よって、都市圏に出張すると
東急ハンズ

LOFT
巡りに時間を費やすことになり、
羽田空港での時間つぶしには
紀ノ国屋(書店じゃないよ)
にてレアな食品あさりに精を出すのである。
(そういえば、羽田第2ターミナル(ANA)には紀ノ国屋はあるのだろうか・・・)

ということで、
麺喰い早食い師範級
の技を生かし生じた時間で、
昼休みの残り時間を
「ONLY ONE」探索に費やしてみることにした。

このテの店は、
鹿児島ではありそうでなかった分野であり、
これまではレア食品といえば
プロ御用達「Aプライス」
「南旬市場」
一部「ナリザワ」などしかなかったが、
ここはいかがなモノであろうか。

店構えに負けず劣らず、
店内もスカしている。

出店元は鹿児島のスーパーマーケットの覇者、
タイヨー
であるが、あきらかにその標準的な店舗構成と
趣を異にする。

できたばかりというのもあるが、
ピカピカに磨き上げられたリノリウムの床、
明るい照明、
各棚の間にふんだんに取られたスペース。

そして、まずは入り口の青果売り場の正面には、
一般のスーパーでは絶対に見かけない
りんごみかんいちご果物のカゴ盛り
(最低価格5000円ぐらい?)
鎮座ましまし、

「ビンボー人には縁がないんだよ、ゴルァ!」

と睨みを効かせている。

まず、一般Peopleはこのカゴ盛りにビビってしまうに違いない。
(憶測)

この昼の時間、Yシャツにネクタイ姿の小生は、
明らかに浮いた存在である。

他の客は、カネと暇をもてあまし、
残りの余生をいかにゼイタクに
ワガママにすごそうかと手ぐすね引いたお年寄りか、

「ワタクシ、その辺のスーパーは空気が合いませんの」

と言いたげなハイソな奥様か、
その他のフツーの人々に分類されるのだが、
小生の姿はどれにも当てはまらない。

と、似たような姿のオッサン発見。

しかし、小生のようなシロート目に見ても、
明らかにライバル店のバイヤーもしくは店舗担当者
であった。

なにせ、品物の見方も
メーカーや仕入れ先の確認
魚コーナーの照明の色味具合のチェック
(自分の手の肌色をかざして見る)
棚の配置など、
明らかにシロート離れしている。

・・・・おそらく小生も、
店の人からはその一派と見られたことであろう。orz
ただの通りすがりのしがないビンボーサラリーマンなのに・・・

しかし、店内は面白いアイテムが多数取りそろえられている。
ひとつの商品にしても、
一般的なスーパーではまず見られないメーカー、
商品が細かく仕入れられている。

ただし、価格はそれに見合ったモノとなっており、
同じ商品としてみた場合、
一般のタイヨーの
1.3倍?2倍以上
の価格設定である。

「こだわり」に対する対価を払うかどうか、
そこは消費者の選択次第なのだ。

鹿児島でこの店を買い支えるだけの需要があるかどうかは
ギモンであるが、
1年この店をまわしてみればその勝敗は明らかになることであろう。

来客の時にちょっと一品
話題になるモノを仕入れたいとき、
もちろん商売をされている方々、
一見の価値はあると思われる。

まずは冷やかしに来店してみるのも一興かと思われる。

(回し者か?小生は?)