最近、当blogの更新で

睡眠不足気味の小生・・・

(ケッコーマヂメに更新してるし)



そんなサボりへの伏線はさておき。

本日、久しぶりに「鹿屋市」へ。

そう、1月1日の合併以来、
ほとんど来ていなかったため
1ヶ月ぶりであろうか。

“新生”鹿屋市、旧吾平町、串良町、輝北町が

合体

して、ずいぶんと大きくなったモンだ。

その中、旧吾平町にてオシゴト。
昼食時間を迎える。

同行の「コボ」氏とともに、
吾平物産館「つわぶき」へレッツゴゥ!
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(また使ってるし)

一般的に物産館といえば国道沿いなど、
アクセスのよいところに立地するのが常套手段だと思われるが、
ここ「つわぶき」は、吾平市街地よりさらに奥に入った、
大隅広域公園なる広大な森林地帯の中にあるのである。

人里離れた辺鄙なところながら、昼の時間は結構賑わっている。

・・・といっても5組ほどの客であるが。

前回は「シシラーメン」
ライオンイノシシのラーメン)

を食したため、今回は名物のもう一角、

「みそうどん」

を食すことに。

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大盛りで。

掲示してある新聞の切り抜きによると、
かつて吾平町内にあった食堂の人気メニュー
「みそうどん」
が名物化し、その店のオバチャンがリタイヤした後
10年ほど途絶えていたモノを、
物産館オープン時に頼み込んで伝授してもらい復活させた、とある。

お味はイカに。

まずビジュアル的なオドロキ

「みそ」が白味噌。


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これまでの「麺喰道」宗主としての経験上、
「味噌うどん」の味噌は「赤味噌」であるとの
先入観ができあがっていた。

それが「白味噌」。
こりわびっくり。

考えてみれば、鹿児島の味噌と言えば
麦味噌主体の完全な「白味噌」である。
その地の「みそうどん」といえば、「白味噌仕立て」であることに
何のギモンもないところである。

まずはスープを一口。

・・・・失礼、味噌汁を一口、のマチガイでした。

イメージ的には鹿児島風の甘味噌仕立てのけんちん汁。

そこにうどんが。





・・・・ユルイよ。

スッカリ煮たくれた、というよりは、

最初からコシのないユルユルのうどんであった、という感触である。

コシなどハナから問題ではなく、
よりいかにこのスープと渾然一体感を出すかに主眼を置いたうどんである。
かといって、スーパーに売っている

茹でうどん玉

のような粉っぽい麺ではない。
しっかりと手打ちされているが、
あえて強いコシを出さぬよう柔らかく打たれた麺といった趣。

麺をスープの上10センチ以上箸で持ち上げると、
ぷっちんツルツルちぎれてしまうほどの柔らかさである。

しかし、これが一般的なカツオやコンブダシの中に泳いでいれば
文句のひとつも言いたくなるが、
この甘めのミソスープと合わされるとフシギと違和感がない。


上に乗るは野菜炒め。ハクサイ、ニンジン、シイタケ、もやしなど。

ちょこっと乗せられたおろし生姜がキモである。
この味で全体にユル目なこのうどんを、キリッと引き締めている。

しかし、どんどん食を進めていると、
やがて飽きが・・・・

考えてみたまへ。

大振りのすり鉢一杯に盛られた甘めの味噌汁を一気に食すことを。

味に変化が乏しいため、そりゃ飽きようってモノ。

ようようのこと完食。

・・・フツーサイズでヨカッタかも・・・


「コボ」氏は初体験の「シシラーメン」をオーダしていたが、
上に乗せられた「シシチャーシュー」

獣毛が生えていたことに意気消沈・・・

幼き頃の記憶でシシ肉の剛毛にシマウマトラウマがあるらしい。

一生懸命皮の部分を除けておられた。


みそうどん、「名物」と思って食せば、
意外感も手伝い意外に食せる。

ただ、ここにも鹿児島の「甘さ」文化を許容できること、という但し書きが付くが。


鹿児島県人であれば一度は試してみる価値はあるかも知れない。


「鹿屋市吾平」へお越しの際にはぜひお試しを・・・