住基カード。

正式名称「住民基本台帳カード」

居住地の市町村に
作って
と申請すれば、有料(およそ500円程度)で
作成してくれる
個人認証カードである。

未成年者やトシヨリなどにも、
自動車免許証や保険証のかわりとして
身分証明証としても使えるとのフレコミで
総務省が開始したサービスであるが、
一般人には
イマイチ使い道がない。
そのためまったくと言っていいほど普及が滞っているという
いわゆる税金のムダと糾弾されても
申し開きのできない
モノである。

身近に住基カードを持っている方を探してみられよ。
0.7%しかいないから。

そんな貴重な住基カードユーザたる小生、
なんとか使い道がないモノかと、
かれこれ2年か3年ほど前、
まだ住基カードが一般に普及する前
(今でも普及しているとはとても言い難い)
郵便局での不在郵便物受け取りの際の
身分証明証として
住基カードを差し出してみたと思いたまへ。

すると郵便局の職員、
シゲシゲとカードをながめた挙げ句、
「他に身分証明書はないですか?」
ときた。
これでは使えぬのか、と聞くと、
「これは控える番号がないので使えません」
とのたまう。

どうやら、身分証明書を差し出された際に、
免許証番号や保険証番号を控えていたらしいのだが、
住基カードにはそのたぐいの番号は記載されていない。

その当時小生、
とあるメーリングリストにたまたま登録しており、
そのメーリングリストには
中央官庁のお偉方
そのスジに顔の利くお歴々が登録していたのであるが、
この顛末を流してみたところ、

「それはドコの郵便局ですかッ!」
「住基カードは身分証明書として使えると
上意下達してあるはずッ!」


などと、ちょっとした物議を醸してしまった。

その後、イロイロと調査や
再度の上意下達などが行われたようであるが、
すでに幾年月。

ネタフリがすっかり長くなってしまったが、
本日、再度住基カードを携え、
不在通知の郵便物を受け取りに、
夜9時過ぎの鹿児島中央郵便局
急襲してみますた。

さて、窓口に不在通知票を差し出すと、
ほどなくブツを持って職員がやってきた。

「免許証か保険証などの身分証明証をお持ちですか?」

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

おもむろに差し出す住基カード

しかし職員、臆することなくそれを受け取ると、
住所と氏名を確認。

「お待たせしました」





エッ!これでOK?



また住基カードが身分証として使えねば、
インターネットを使って
再び晒しモノにしてやろうと目論んできたモノを・・・・
(blogのネタが・・・・)



そんな時間をかけた割には
ショーもないマクラネタはさておき。


(官僚機構の上意下達は機能していたのね・・・・)

Σ(´ι _`;)


・・・・ってハナシは、以前書いたっけ?


マクラで疲れたので
本文はサクッと。
(本末転倒)

うららかな春のよく晴れた本日。
こんな日はドライブだ!
(シゴトだって)

阿久根へ。

片道1時間半ほどのドライブ。
昼一での打ち合わせ予定だったため、
阿久根に入ってから昼食を。

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めん処ふくなが

肥薩おれんじ鉄道の牛ノ浜駅隣接。
眼前には日本海を望む。

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・・・・あり?道路と駐車場しか写ってないヨ。

さて、先日の引っ越し大作戦の頃、
そう、ゴールデンウィーク真っ盛りの頃から、
阿久根市内の食堂には、
ところどころこのような黄色いノボリが立っていた。

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うに丼祭り 阿久根市観光協会

どうやら、市を上げてこの時期、
うに丼祭りで町興し、
一攫千金を狙っているらしい。

このイベント、ゴールデンウィークのみ
かと思っていたら、
まだこの時期生き残っていたようだ。

ゴールデンウィークに迎合していた時期には、
「けっ、こんなもん」
と思っていたモノであるが、
まだこの時期生き残っていて、
「今食べないともう食せないかも!!」
と思うと食したくなるのは
ヒトの習い性であろう。
(あまのじゃく、とも言う)

ということで
ミニうに丼セット
をオーダ。

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じゃじゃ??????ん。

うに丼に小そば、
ところてんとお新香、
そして生卵の黄身。

黄身、やっぱうに丼にかけるのかなぁ?
せっかくのウニの風味を損ないそうで、
これは別途このまま戴くことに。

さて、小さな片口にワサビがちょこんと入っていたので、
まずはこれをウニに混ぜて、と。
この混ぜ方をしくじると、
ワサビのカタマリをかき込むこととなり、
むせてそのあたりに米粒をまき散らすという
大失態だけは避けねばなるまい。

あ。そうか。

せっかく片口に入ってるんだから、
ここに醤油を入れてワサビを溶いて、
それをドンブリにかければいいんだー。

あったまいぃ?♪
(フツーだって)

ウニは、よくスーパーやデパートなどで売っている、
ぷりっぷりとした
みかんの房のようなものではなく、
少々テロンとしてはいるのだが、
ご飯の上を一面覆っている。

ぷりっぷりのウニはじつは、
外国産で南米などという
地球のハテ(反対側)から輸入されたモノが多く、
とても新鮮というコトバとはほど遠い
コトが多いのであるが、
これはやはり地場産なのであろう。
それぞれのウニは小振りながら、
口に含むとフワッと潮の香りが口中に広がる。
そして、濃厚ながら繊細な味わい。

美味。

そして、これが1000円也、というのは
一見高そうにも感じるが、
これだけのウニを
ゼイタクに戴くというシチュエーションを考えれば、
それほど無謀な価格設定ではないであろう。

惜しむらくは、このあとシゴトが待っている、
ということであるが・・・・

他の店がどのような品をどのような価格設定で
提供しているのかは不明であるが、
今ハヤリの地産地消、
グリーンツーリズムなどといった風潮に
うまく乗った戦略といえよう。

いつまでかは不明であるが、
阿久根方面へお出かけの際には、
ぜひお試しいただきたいモノだ。

満足。


あ、そうそう、そばはフツーでしたが。

(いちおう麺喰道)