ネットにあふれる文章で
気になる誤字・誤用。

よくある間違いその1。

「?だといわざるおえない」



岩猿追えない?


正解は。

「~だと言わざるを得ない」
(漢字にしてみりゃ一目瞭然だろうに)



よくある間違いその2。

「~だとゆうこと」


この間違いはよく見かける。
シャレで書いているのかと思いきや、
すべての文中でそんな表現。

それ、間違ってますから?!!

言うまでもなかろうが、正解は

「~だと言(い)うこと」


おそらくこれらの間違いは、
耳で聞いた言葉を

うる覚え
(これまたよくある間違い。
正解は
「うろ覚え」
そのまま文字にしてしまっているのであろう。

しかもネットの普及により、
ちゃんとした日本語として矯正されない文字
そのまま他人の目に触れる機会が増えてしまったため、
それが間違いであることすら気づかず
常用してしまっているのではなかろうか。

かつてはインプットとしての文字情報
活字情報がほとんどであり、
それが世に出る前には
少なくとも何らかの検閲、校正という

日本語として正す

行為が為されたであろうから、
それなりに選別された

正しい日本語

に触れる機会が多かった。


しかし現代。

ネット上に誰もが何の修正もなし
文字情報を載せることができるようになり、
その中には
あえて間違った言葉を使ってみたり
もしくはホントに間違っていたりと、
玉石混淆な状態にある。

それを、正しい日本語にふれる機会のないまま
「あ~、こーゆー表現するんだぁ」
(↑言っときますが、誤用です↑)
と覚え込んでしまっているのであろう。

あえて言おう、
やはり、まっとうなニンゲンになるためには

本を読め、本を!!


そんな自分の間違いは棚に上げたオッサンの嘆きはさておき。



今日は市役所近辺でお仕事。

天文館は至近。
では、散歩をかねて昼食へ。

以前から行ってみたいと思っていた店。


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呑竜。


街中からわずかに外れているため、
あまり目立たない外観とも相まって
周囲には静けさすら漂う。

では。
のれんをくぐって。



はぅっ!客いないし!


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直列に12~13名ほどは座れる
カウンターに小生一人。

人の良さそうなにこにこしたおっちゃん
厨房に立つ。

実はこのおっちゃん、
同級生の父君なんだよなぁ・・・・


メニュー。


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みそラーメン 六五〇円
チャーシューメン 六五〇円
ラーメン 五八〇円
ギョーザ 四八〇円


であるらしい。
やはりここは
麺喰道のオシエ
『初襲の店では筆頭メニュー』
みそラーメンに行ってみましょう。

テレビからの音のみが支配する世界。
調理の音も少し。


来ましたよ。


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ごくごくシンプルな趣。


スープを一口。

赤味噌主体
すぅっと酸味を感じる味わい。
小生好みの味付けである。

やや薄味か、と思わせるが、
部分的には味の濃いところが。

どうやら二切れ入っているチャーシューの周りが、
その身からしみ出した味なのか
ちょっと濃いめの味がする。

チャーシューをほおばってみると、
表面にしっかりと味の染みた、
深い味わい。
ショウガのキリリと効いた醤油
しっかりと煮込んである。

麺はやや細めながら、
ほどよいゆで加減。

先日の「きよし」の麺にも通ずる、
つるりとしていながらコシのある味わいである。

スープの中から、
佃煮のようによく醤油の染みた
シイタケが出てきた。

事前の予習によると、
この店のウリ、こだわりは、
まったく化学調味料などを使用していない

ことだという。

その上でこれだけの滋味を感じさせるとは、
いや、なかなか侮れない。

隠れファンが多いのもうなずけるところ。

しかし、いかんせん客が少ない。

・・・・いや、客がいない。


ダメだダメだダメだ、
おっちゃんを悲しませては。

これだけの味わいのある店、
もったいない。

とびきりのこだわりがあるのに、
あまりにさりげなさ過ぎて
客を呼び込むに至っていない。

なんたるもったいなさ、
鹿児島ラーメン界の損失。


機会があるならば、ぜひ訪れていただきたい。
そして、にこにこしたおっちゃんが困るほど、
客席を埋めていただきたい。

味わい深し。

また来ます、絶対に。