あー、国民の諸君。

昨日は国旗掲揚、ご苦労であった。





小生の誕生日のために。






え?揚げてない?


今からでも揚げなさい、この非国民がっ!!
(いつの時代の話だ)



というわけで、昨日は小生の


ン十ン回目の誕生日。

実は小生、
学生時代からずっと自宅にいいたため、
ヒトリ暮らしの経験ナシ。

そのため、単身赴任中の今年、
一人で迎える誕生日
実は初めてかも。
Σ(´ι _`;)


そんな寂しい夜
東京で唯一と言っていい
勝手知ったるラーメン処、
西小山は
『麺喰酒場 月音』
で迎えるしかあるまい。

サイワイなことに、
『月音』
という単語に釣られて
約一名のオトモダチがっ!

高校時代の同級生、
らっきーさん(仮名)。

彼女、高校時代は
数々の伝説の持ち主ながら、
まぁ、そんなことはいいじゃありませんこと?
(いや、いい意味の伝説です)

月音で飲み明かし、
酔うと食べられなくなる小生としては
最初に麺食しておかねばなるまい、
ということで



旨辛味噌つけ麺。

辛味の足りない場合には、



マル爆印の辛味ブースター。



もっちりクニクニとした噛み心地の
ウマい麺と



辛味の中にじんわりとにじみ出る
エキス感たっぷりのつけだれ。

非常にウマいのであるが・・・・


やはりこの店では
鹿児島姶良の『一軒目』仕込み
じっくりと煮だした魚介風味のスープ
温かいラーメンの方がよいかと。

つけ麺は、正直言ってどの店も
甲乙付けがたい。

しかし、この店のスープは、
東京としては別格の味わいを見せるのだから。




お店からのお誕生日スペッシャルプレゼント、
OPERA
なるシャンパンもまた、
キリリとしてウマし。

ご店主ナオさん
坊主アタマのバーテン、漆山マスター
ありがとうございました。

よい誕生日を過ごさせていただきました。
そしてらっきーさん、
お付き合いいただき、ありがとうございました。



そんな長大なマクラはさておき。


(えっ!?こっから本文ですか?)



三連休ともなれば、
一回はネタのために出かけねばなるまい。

すでに『月音』は、
ネタと言うには常連になりすぎた。
(大した回数行ってないくせに)


ということで、本日は

東京で食せる鹿児島ラーメン

を訪ねてみたい。


ググるなりなんなりして調べてみると、
新宿、六本木に
『ザボンラーメン』
なる、
鹿児島の『ざぼんラーメン』
を思わせる名前ながら
何のカンケーもないという
紛らわしい鹿児島ラーメンの店があるようだが、


蒲田から遠いじゃん。


近場で探すと、
どうやら

戸越銀座

にあるようである。

KAGOSHIMA 隼人 RA-MEN + SHO-CHU

どうも近場に
六厘舎
もあるようだが、
この寒空&雨降り直前
2時間も3時間待つほど
暇人
じゃございませんことよ、小生。

(十分ヒマだが、耐えられない)


さて、店は
国道1号線の戸越銀座交差点から
東側の商店街に入り、
え?こんなに奥?
と思うほど入り込んだところ。
500mは入っただろうか。

歩行者天国ではないのだが、
入ってくるクルマなどまったく気にしない
『ここは大阪か?』
と思わせるような傍若無人な歩行者っぷり。
後ろからクルマが来ていても
まったくよけようともしない
お手々つないだカップルとか、
よろめくチャリを駆るじいさま
椅子兼荷車兼歩行補助具のカートを押すばぁさま

う????む、無法地帯。


その商店街の先に、
目指す店はあった。



意外とこぢんまりとした店である。





店として、
鹿児島ラーメン
であることをウリにしているようだ。
これは期待大である。

では、その
鹿児島ラーメン
とやらをいただいてみましょうか。



13時過ぎの入店で、
先客2名、後客2名。

メニューは夜のおつまみメニューなどが
メインに記されていて、
ちょっと戸惑う。



まずは麺喰道のオシエ
『初襲の店では筆頭メニュー』
に従い、標準メニューの
【白】
大盛りでオーダ。
これがいわゆる『鹿児島ラーメン』の
スタンダードであるようだ。

店内は20席ほどか、
カウンターはなくすべてテーブル。

壁際にはぎっしりと焼酎の一升瓶が。



【RA-MEN + SHO-CHU】
を標榜するだけのことはある。

月音といい勝負。


さて、やってきました、【白】



大盛り、という割には大した量には見えない。
元々の量が少なめなのであろうか。



ビジュアル的には
鹿児島ラーメンの公式
に則っている。


細めの茹でモヤシ、
揚げニンニクチップ、
(鹿児島では揚げネギが多い)
小口切りのネギ。

しかし、
どことなくビミョーに
路線を外しているような気もする。


では、どこが違うのか。

スープを一口。

鹿児島ラーメンのフワッと香る
甘めの香りを醸し出す
鶏油(チー油)
の香りはあまりしない。

スープの味も、
鹿児島ラーメンほど甘くない。
使っている醤油の違いか?

麺。
鹿児島ラーメンとしてはやや細め
しかし、きっちりと一本芯を残した茹で具合にて、
もっちりシコシコとこれはウマい。

う?む・・・・

ナニが違うのだろう?

ビミョーに鹿児島ラーメンのツボを外してはいるが、
確かにルーツは鹿児島ラーメン

野菜やとんこつ、鶏ガラをベースにした
乳白色によく白濁したスープ。

チャーシューはチと固い。

しかし、噛み心地はよく、味もよく染みている。


う?む・・・・

いわば、
『ネオ・鹿児島ラーメン』。
いや、
『派生鹿児島ラーメン』
というべきか。

使っているモヤシの食感や、
ネギの細かさや味わい
スープの風味
麺の具合
ビミョーに異なっている。

しかし、遠く東京の地で
鹿児島ラーメンを再現しようという
その心意気や、よし。


鹿児島ラーメンを思い出したくなったら、
再訪するとしようか。