先日のマクラネタ

最近blogを書くことが少なくて
マクラネタを考えてないんだよぅ


という旨のオチのないマクラを書いた。

しかし!

最近はいくつかマクラネタを書きため、
若干のストックもできたぞ!



・・・・という自分を追い込むヤバげな発言はさておき。








っていうマクラはダメですか?




(いよいよ切羽詰まった模様)






長らく(とは言っても1年強)
鹿児島を不在にしている間に、
鹿児島のラーメン業界にも
いくつかの新たな潮流が現れ、
その中でも数店が台頭しているという情報を得ていた。


そんな中でも、
鹿児島に

県外修行系首都圏流行拉麺

をもたらした店として、
この一年の間に
地歩を固めている店があると聞いていた。

その店の名は

麺歩 バガボンド。




『ドンボガバ』

と読んじゃいけませんのことよ?


麺歩 バガボンド


バガボンド(vagabond)とは、
『放浪者』『さすらいびと 』
などの意味を表す
れっきとした英単語である。

間違っても

バカボン



ではないのでご注意あれ。

(よく間違ってるんだ、これが・・・・)


さてさて、やっとやってきましたよ、
かつての『手作りワンタンきよし』跡地

本日が初めての来訪、
と言ったが、
実は2週間ほど前に
月曜定休日を知らずに
ノコノコやってきてスゴスゴと引き返した
ということはヒミツである。

(転んでもタダでは起きず、
『元斗好軒』にて食して帰ったが)



12時15分頃の来店。

この時間帯がピークなのであろう、
3名ほどの待ち。

店内は11席のL字カウンターと、
二人掛けテーブルに二人掛け壁向かい小カウンターか。



店内のレイアウトには、
旧『きよし』の面影が。

(『きよし』過去ログはコチラ


つけ麺がウリのようではあるが、
やはりココは麺喰道のオシエ

初襲の店では筆頭メニュー

を実践してみようではないか。




券売機の注意書きにも書かれていたが、
つけ麺では細麺と太麺が選べるようで、
細麺だと1?3分、
太麺だと10?15分ほどの待ちが必要なようである。


待ち時間の格差でかっ!


幸い(?)なことに、
小生のオーダした筆頭メニュー

味玉ら?麺

をはじめとしたラーメン系は
細麺しか選べないようで、
昼の少ない時間で食すには向いている。

5分ほど待った後、カウンターへ。



つけ麺初心者の鹿児島県人向けに
つけ麺の食し方や
スープ割りの解説などが書かれている。

卓上のマスタード壺には、
キューリのキューちゃん
(胡瓜の醤油漬け)
が入っており、食し放題である。

実はこういう気配りも大事なのだが、
おそらくこの漬け物も製品を仕入れているであろうから
原価がかかっているであろうなぁ、
経営がタイヘンだろうなぁ、
とイラぬ心配をしてしまう。

今のところ店は順調に回っているようで、
昼は満席で心配ないかも知れないが、
意外とこういう細かい出費が響いてくるモノなのだ。

今はそこまで手が回らないかも知れないが、
漬け物も自家製で野菜の切れ端などを効率よく使えば
原価率の改善には有効であろう。


・・・・つまらぬ些末事に気を取られた。

座席に着くまでは少々かかったが、
タイミング良くその前の客のロットに組み入れられたようで、
細麺のら?麺は早々に運ばれてくる。

太麺でつけ麺を頼んだ先客は、
小生が食し終わって辞するときにも
まだひたすらじっと待っていたが・・・・

小生としてもどちらかといえば
太麺好き
なタチではあるのだが、
この待ち時間の長さは
一刻を争う昼食時間の限られた企業戦士
(ダレ?)
にとっては致命傷である。

昼食時は涙をのんで細麺をチョイスすべきであろう。

さてさて、
待ち時間の割には前フリの長い記事であるな。

味玉ら?麺登場。



ラーメン/つけ麺にかかわらず、
麺大盛りはサービスであるので、
当然のことながら大盛りで頼んだ小生であるが、
器の小ささにびっくり。

当初、
『つけ麺のつけだれ?』
と思ったほどである。
(現に東京では、
このくらいの器に
具だくさんのつけだれが出てくるところが多い)




続けての感想は、
『レンゲ、でかっ!!』


器と比しても、
いやいや、フツーに食すレンゲとしても
かなりデカい。

そして肉厚で深く、
少々食しにくい。

イロイロと熟考の上での食器の選択であろうが、
少し首をかしげざるを得ない。

味玉ら?麺なので
トッピングには味玉
そして炙りチャーシュー
板海苔メンマ
刻みモヤシと刻みネギ。

この刻みモヤシは初体験であるが、
シャクシャクとした歯ごたえで、
しかもタマネギのような強い香味もないので、
万人向けかも知れない。

さて、観察はよい。

お味のほどは。


まずはスープを一口

・・・・レンゲをスープに沈めにくいな。
そして、レンゲの体積が大きく冷えているので、
スープも冷めてしまうのが残念。




ん?
??????
?????????。



事前にリサーチしていたとは言え、
結構甘いのね。

トロリとしたガチ煮出し系の、
東京ではドコでもよく見かけるスープ。

というよりは、東京では『豚骨』といえば
このガチ煮出し系のスープを指すと言っても過言ではない。

鹿児島のトンコツスープは、
豚骨とは言えライトに煮出して
スープとしての旨みを楽しむ系であるのだが、
東京の豚骨は
ナニからナニまで、
ドコまでも、
ひたすら煮て煮て煮て煮て煮込んで、
骨の髄からナニから
すっかり形なきまでに煮込みきる

と言うスタイルである。
言ってみれば
ガスバーナー系力技スープ
なのだ。

バガボンドのスープはそこまではないのであるが、
その濃い豚骨に
魚介スープを合わせている
いわゆるダブルスープである。

しかし、東京の魚粉インフレ系
のケレン味はない。


少々残念だったのは、
その魚介系スープの方なのであろうか、
やや煮すぎて酸味が出てしまっていたこと。

そこに、鹿児島向けにアレンジしたか
少々甘みの強い元ダレが主張している。

麺家武蔵一門で修行したというご店主であるが、
確かに武蔵のスープはやや甘めである。
しかし、この甘さは少々鹿児島向けに
日和りすぎではなかろうか?

素性はよく、鹿児島にはこれまでない
新風を吹き込むラーメンであるので、
なにも鹿児島向けの味にしなくても
よかったのではないかと思う。
醤油の甘さを差し引いても、
少々甘すぎると感じた。

この甘みと相まって、
スープの煮込みすぎの酸味が強調されてはいないか。


いろいろと初体験のくせに
細かい点をつついてしまったが、
これも将来性を感じるが故である。



迎えるこの7日には、
一周年を迎えるようである。




これからも奥深いラーメンの道に、
鹿児島のラーメン界の底上げのためにも
頑張っていただきたいと思う。




次はつけ麺だぁ!

\(^o^)/