最近。


気づいてたけど知らないフリをしてたこと。






今月まだ記事を書いてませんが。



Σ(゚д゚|||)

ガガーン





そんな今さらな言い訳はさておき。


只今鹿児島に帰省中


本日の朝の便で東京から。


さすがに朝一便、
羽田発6時50分では朝がキツいので、
9時30分発の2便にて移動。

鹿児島市の繁華街、天文館にはバスで
12時40分頃到着予定。

となれば、ドコかで昼食を。


やっぱり、ラーメンでしょ、ココは?


ということでどこに行くか思案。

しかし、最近の鹿児島ラーメン事情にウトい小生、
鹿児島ラーメン界の生き字引
mixi内で3652名(本日現在)の信者を従える
鹿児島ラーメン最大派閥
「鹿児島のラーメン」コミュ
を統べる
ろいまん総統閣下
にブシツケにもメールを送る。

「ご無沙汰してます。
すいません、知ってたら教えてください。
バガボンドの天文館店ってどの辺りですか?」

さっそく返事が。
「文化通りのわくわくアイランドの隣・・・
スパーの裏です。
確か夜からの営業では・・・


さすがは逝き地曳
(字が違うって)

『わくわくアイランド』
なる店がどのような店であるのか、
寡聞にして小生は存ぜず、
あえて詮索はしないところではあるが、
それにしてもアリガチな展開。
夜からの営業とは・・・・トホホ

ブシツケついでにさらに質問。
「他にオススメはありませんか?」

「オススメはタラですが、
天文館からは遠いですよね」

う~む、やはり昼に天文館というのは
あまりカシコイ選択肢ではなかったようだ。
ココは作戦変更、
オススメの『TaRa』を目指そうではないか。

ということで、一旦自宅に戻り、
アシを確保していざ、鹿児島市交通局裏手、高麗町へ。


場所はろいまんさんのHPなどで予習済み。

土地勘のある場所なのでこの辺か?
とテキトーに当たりを付けて行ってみると。






あり?

ありませんが。



もう一度今度は注意深く通ると。



あぁ、あったあった。


DSC00099


あまりに周囲の住宅街に溶け込んでいて、
ついぞ気づかなかったぞ。

DSC00098

前を通りがかりながらも気づくよう
横方向へも店名を知らしめるような
小さな横向きの看板でもあれば
もっと見つけやすく気づきやすいであろう。
でも、このあたりの奥ゆかしさが
ご店主の人柄なのかも知れないが・・・・


入り口付近は開口部が広く取られ、
明るい雰囲気。
ちょっと見た目ではおしゃれなカフェのよう。

DSC00100


入店。

この時点ですでに
13時20分頃であったため、
店内は割と少なめ。

それでも5、6人の先客あり。

入り口で食券を券売機で購うスタイル。

確かに合理的ではあるのだが、
食し終わった後にレジで支払い、
「ごちそうさまっ!」
と挨拶して辞するスタイルの染みついている
オッサンとしては、
やや寂しいところ。


外観から予想されるとおり、
店内は広く、そして明るい。


白を基調に白木や、アクセントの黒っぽい木材を使い、
清潔感漂う空間である。

DSC00093

女性でも入りやすい雰囲気で、
現に近所の主婦と思われる方などが数名、
ひとりあるいは2名ほどで来られていた。

入り口右手には小上がりの座敷もあり、
子供連れでも気兼ねなくラーメンを食せるであろう。

さて、本日のチョイス。

DSC00097

あっさりあじ玉らぁめん(大)¥800ナリ。

これまた「鹿児島のラーメン」コミュの
副総帥であられる
Makoto将軍猊下

鹿児島ラーメン紀行
での予備知識によると、
このあじ玉が絶品である由。

これは試してみねばなるまい。


あ~、このMakotoさんとは、
最近
どんかご
とか
TJカゴシマ
とかの特集で
【鹿児島を代表する人気ラーメンブロガー】
として赤丸人気急上昇中の
主婦さん
のことである。


厨房内には、かつて騎射場で
『五喰』
というラーメン屋を経営していたご主人が、
奥様と二人で店を切り盛りしておられた。

小生も何度か『五喰』ののれんをくぐったのであるが、
残念ながら撤退。
(このあたりの事情は、上記
鹿児島ラーメン紀行
の記事に詳しい)

カウンターに付き、まずはコレが運ばれてくる。

DSC00090

大根の浅漬け。

鹿児島のラーメン屋では、このように
大根などの漬け物類
食し放題の状態
供されることが多いのが特徴である。

もちろん例外も多いが、
このシキタリが鹿児島ラーメンの数少ない
公式
に則ったものである。

ボリボリと大根を食す。

大根の甘みを最大限に感じる、
あっさりとした塩味。
塩加減がちょうどよい。


程なくらぁめん登場。

DSC00094

「あっさり」の名に違わず、
スープの見た目もあっさり。
やや茶濁してはいるが、
鶏ガラ+トンコツ
という出自を主張するかのようなスープ。

深ネギの揚げネギが目を引く。

細めのモヤシがつんもりと中央に盛られ、
鹿児島ラーメンチックなビジュアルに仕立てられているが、
一枚添えられた海苔
かすかに自己主張

では、いただいてみましょう。


風味付けの香油が薫るスープを一口。

あー。うまいわ。


調味料に頼るのではなく、
素材のうまさを引き出したスープ。



を。


店内奥に小部屋があり、
そこに製麺機もあるようなので自家製か。
やや白っぽい、細めの麺。

かつての五喰では
阿久根製麺所謹製であったように
記憶しているが、
今回は自家製ゆえ
このあっさりしたスープに合うよう
色白細面の麺
をしつらえているのであろう。

細身ではあるがしっかりとした食べ応えのある麺である。

問題のあじ玉であるが、
世間の一般ピーポーほど
タマゴに執着のない小生ではあるが
その小生を持ってしても
ウマい
と思わせるトロミ具合の黄身と
絶妙な味付け。

カプッと噛むと
トロッとしてジュワーな感じ?
(なんてアバウトな表現)


(大)は、思った以上に量があり、
なかなかよろしい。

しかし、さすがに後半は
ライトな感覚のスープということもあって
やや飽きが・・・・

そこで、卓上にあった
豆板醤なのか何なのか、
とにかく中華系の唐辛子味噌を投入してみる。

するとこれが、また新たな味わい。

マメ感がはっきり残ったが、
風味を引き立て、辛みがグッと味を引き締める。

最後までおいしく頂きました。


食し終わったところで、発見。

DSC00096

かつての『五喰』の名残、
ドンブリに染め抜かれたその文字。

文字が手前に来ていて、
さては器の正面を間違えたのか?
とも一瞬思ったが、
さにあらんや。

恐らく、今回の店名は
「TaRa」
であるゆえ、
かつての面影を残しながらも
あえて表には出さず
器の正面からもよけている、
と捉えるのが正しいと思われる。

盛りつけなどを見ても、
和食の基本をきっちりと押さえている
と思われるので、
このドンブリはご主人の
かつての店へのオマージュ
なのではなかろうか。

味よし、駐車場2台完備、
東向き採光十分、入りやすし。


鹿児島に新たな名所の誕生である。