ナゼか夏の行事

旧暦での開催
が多い鹿児島。



七夕はどちらかというと

7月7日よりも8月7日に飾り付け。

でも、「鹿児島じゃ七夕は8月だから」といって
スルーするも、幼稚園などの行事がなければ
8月になれば 忘れちゃってる公算 が大きかったり。



7月に開催されるのに

六月灯

という名称の鹿児島独自の夏祭り。

そういえば、この

六月灯


というのも鹿児島独自の風習(?)であるな。



いわゆる寺社仏閣の門前、社前で行われる夏祭りであるが、
鹿児島ではそれぞれの寺社仏閣で
順繰りと開催され、だいたい日にちも固定である。


鹿児島で生まれ育った身にとっては
この六月灯はアタリマエの風景であるが、
他所とは若干違いがあるのでは・・・・


鹿児島には盆踊りなどといったフツーの(?)
夏祭りは無いんではないの?



ちなみに天文館地区で開催される

おぎおんさぁ
(いわゆる祇園祭)

は、実は一度もお目にかかったことがなかったりするのであるが・・・・







だって天文館とか、行かないんだも~ん。






そんな天文館地区シンパを敵に回す発言はさておき。

Σ(゜□゜;)



ここ1、2年、

鹿児島地区でも博多系だったり久留米系だったりという、

九州他県では割とポピュラーな

『九州ラーメン』

の鹿児島県内進出が何店舗か見受けられた。




鹿児島という限られた人口の消費者圏において、
こういったバラエティに富んだラーメンが受け入れられる背景には、

いわゆる『鹿児島ラーメン』という
定型化されたステレオタイプが存在せず、

鹿児島

という恵まれた素材天国をベースに
ネオ鹿児島系やニューウェーブ系鹿児島ラーメン屋
が数多く出店し、
それぞれが切磋琢磨して競い合っている
という背景があるのではないかと思っている。
(勝手な思い込み)


典型的な厳然たる『型』があって、
基本それに右へならえである

古典的ラーメン県

とは違った背景であろう。



鹿児島人は、実はフトコロ深いのだ。





そんな鹿児島に、新たに博多・長浜ラーメンの店がオープンしたと聞いていた。



御天グループ まる一ラーメン



しかも場所は、鹿児島市街地南部、笹貫地区であるという。


昼食時に小生の会社から往復するには、
ビミョーに遠いポジション
であるが、モノは試し、訪問を。




場所のだいたいの見当は付いていたが、
このあたりに足を踏み入れる、いや
クルマで侵入するのは初めてかも。

こんなところに商店街があるとは知りませんでしたよ。


大きな地図で見る


笹貫電停前の商店街なのだな。

その中ほどに、目指す店はあった。

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オレンジ色の、とても目を惹くカンバン。


駐車場も、100mほど先に多数配備。

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上の写真では、奥側が笹貫電停である。

スーパー ライブ

を目指して行けばわかりやすかろう。

店内はけっこうな広さ。

12席ほどのL字カウンターをメインに、
4人掛け2卓のテーブル。

我々3人組は一番奥のテーブルへ。

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熱がこもるのを防ぐためであろう、
店内はがんがんにクーラーが効いて、
なおかつ大型業務用扇風機で扇いでいる。

強く煮出す必要のあるとんこつスープは、

かなりの火力で大変なを発するからな。



さて、メニュー。

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お品書きには、ラーメン、トッピング、
ご飯ものに餃子、いくつかの一品料理。

しかし、ラーメンは1種のみで価格も630円と一本。


実は同行者のM氏は、博多在住にて
現在当プロジェクトの応援で
鹿児島に単身赴任してもらっているということもあり、
ここの『博多ラーメン』の評価も気になるところ。

博多ラーメンのイメージからすると、
少々高価格設定なのではなかろうか・・・・


とりあえず小生はランチセットのAセットをチョイス。

ラーメンにプラス100円で
手羽先(1本)+ライス(小)
がつくという。


どうも替え玉というシステムに馴染まない小生、
替え玉するよりは、とライスに走ってみた。


麺は固めでオーダー。


卓上には、博多ラーメンのお約束、
多数のアイテムが並ぶ。

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激辛辛し高菜や紅ショウガ、
すりごまに薄まったスープを復活させるうまみダレなどなど。

ここだけは鹿児島っぽく、
ダイコンの漬け物もあった。




細麺の割には少々時間がかかるが、
それほどの時間をおかずに登場。

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ほーほー。

鹿児島では初めて見かける、
貝殻カルシウムをインクに文字が書かれた海苔
が目立つ。

麺は極細、番手でいえば30番手ほどか。

この番手というのは、3センチ幅から何本の麺が作れるか、
ということなので、1mm幅の麺。
そうめんほどの太さといったところ。

スープの表面には、あっという間にコラーゲンの膜ができる。

一般的な鹿児島ラーメンでは、ここまで濃厚なスープはお目にかかれない。


ではそのスープを。


てろーんとするほど濃いスープ。
トロミがあるので熱々である。

そのスープに合わされる、極細の麺。

固めに仕上がっているので、コリッとしたコシと
しなやかな風合いを楽しむことができた。

しかし、ここで店側の誤算が。


一般的な客の食すスピードに合わせたのだろうが、
小生が麺を平らげてしまってスープのみになり、
さてどうしたものかと思案しているところに
まずは手羽先登場。

手持ちぶさたのところに手羽先が来たので、
写真を撮るのを忘れて
かぶりついてしまい、
こんな姿の写真を撮るハメに・・・・


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(つд`)



その手羽先まで食し終わった頃にライスが登場したのだ。


少々段取りをミスっていたようであるが、
それにしてもライスが来たときにはスデに小生、
スープまで飲み干していましたから。



アテを失ったライスを前に、トホーにくれる小生。




・・・・などというわけはなく、
もちろん次善の策を。


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辛し高菜メシ~(*゚▽゚)ノ



『激辛注意!!!』

という注意書きもものとせず、ワシワシと頬張る。


確かにこれは辛い

シロートさんがホカホカ飯と一緒に頬張ると、
辛み蒸気でムせてしまうかも知れない。


小生が辛いって言うんだから間違いない。


まぁ、小生にとってはフツーだが。




さてさて、全般的な感想であるが、
やはりこの630円という価格設定には疑問が。

特に博多んもんのM氏にとっても、
博多じゃ300円台とか400円台とかがザラであるゆえ、
違和感があったと。

確かに博多でも、観光客相手だったり
屋台だったりといった場所で
このような価格設定はよくお目にかかるが、
ジモティーはそんな店には目もくれずに、
安くてウマい店に通うという。

博多とんこつは非常に燃料コストがかかるというのは
常識であるが、
それを価格に転嫁してしまってはいかがなものかと思われる。




かといってこの店の場合、
チェーン店ゆえ価格を下げるということも難しかろう。



地道にこの価格で正統派博多長浜ラーメン
アピールしていくしかあるまい。



他の長浜系を標榜する店との食べ比べも必要かと。



・・・・以外と博多長浜系、食べてないんだよな~Σ(´ι _`;)