22時に帰宅して




「パパ、今日は早かったね!」




と小5の息子に言われてもウレシくないぞ。










そんなワーカホリックなオトーサンの嘆きはさておき。

(今月の残業はちょっと多めに付けたので60時間ぐらい?)






オープン当初の店をレポートしても、

店のオペレーションが落ち着いておらず
味にもブレがあったり

その店本来の姿を十分に感じ取ることができず、

好き勝手気ままに書き散らかして
そのまま放置


というのも

寝覚めが悪い
ではないか。
(良心の呵責)




ましてや、

一度再食して
ずいぶんとウマくなったと感じておきながら
そのことをお伝えせぬまま放置

というのも

アンフェアな仕打ちと言えよう。


最近ではネコも杓子もヒョウタンツギも


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話題のラーメン屋ともなれば
ネットで検索してから出かける
のは

アタリマエの朝飯前

である。



もちろんこのうち捨てられ放置された

あばら屋blog

においても、検索エンジンの結果という

他人にはあずかり知らぬカミの導き

によって読まれるなど、
何が起こるかわかったものではない。


ましてやこの店の記事など、
書いた本人はエールのつもり
で書いていても

受け取り方によってはオススメに感じられない

と読み取られているかも知れない。



ということで、やって参りました。


らーめん男-DAN-



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実は3回目。


ちなみに初襲の記事はコチラ


今日初めて気づいたが、
ウラに駐車場がある
のだな。

これまでコインパーキングに停めていたが・・・・(つд`)


さてさて入店。


これまでの2回と店内の模様が異なる。

国道沿い入口近くにあった券売機が、
店内一番奥に移動している。

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これまで券売機があった入口近くの一角は、
カーテンで仕切られ4人掛けのテーブルが置かれており、
目隠し効果によって

有名人やVIPが訪れても


一般ピーポーの目に触れずに
安心して食すことができるようだ。

ワシワシ

男性的に麺を頬張りたい
うら若きオトメ

も、まわりを気にせず食せようというもの。



券売機のメニューに、

新たな文字を発見。


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超こってり
(背脂多め)
780円







(゚Д゚)クワッ!!


これは試してみねばなるまい。




大して下調べもせず

「ワレ新店確認セリ」

という情報のみを頼りに訪れた初襲時に、


「おりょ?これはビジュアル的には二郎系では・・・・?」


と感じたものであるが、
その後の雑誌(TJ)等の紹介では

「鹿児島初!ラーメン次郎の味!!」

などと


『二郎』であって『次郎』じゃないから!!


というマニアックなツッコミはさておき

「あぁ、やっぱり二郎系を標榜していたのね・・・・」

と思っていたのだ。



しかし『ラーメン二郎』を頂点とする

二郎系
二郎インスパイア系
二郎亜流


などというカテゴリーに属する

二郎ラーメン

というもの、

中毒性のあるジャンキーな食い物

という独特の雰囲気テイスト信仰

を持つラーメン(?)だけに、
ここのラーメンとは趣を異にしていると思っていた。


しかし、二度目食したときには味も落ち着き、

「あ、二郎テイストは感じる・・・・」

ぐらいには思える雰囲気になっていたのだ。




さて三回目。

この、小生を挑発するかのような

超こってり

の文字。





しょせん血塗られた道か・・・・(つд`)






さて、店内。


先ほども誌したように、
配置や雰囲気も少しずつ変わっていた。


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・・・・え~っとぉ、若干居酒屋テイストが増しているような・・・・


おそらく、夜訪れる常連さんなどのリクエストにこたえるうち、
徐々にメニューの幅を広げていったものと思われる。



まぁ、企業努力だな。



そんな社会科見学をしているうちに、

超こってり登場。



キタ━ヽ( ゚∀゚)ノ┌┛)`Д゚)・;'━!!ゲシッ


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おお!!!!!!!



背脂多め!!!!
(゚Д゚;)




通常の白い背脂に加え、
茶色く色づいた背脂(?)
も彩りを添えている。

背脂を油で揚げたものであろうか?




ふんふん。


ではいただきまーす。



スープを一口。










おお!!!!!!! 







これは!!!!






紛う方なき

カネシ醤油の味ではないのかっ!!!???
(推定)





カネシ醤油とは、
カネシ商事という問屋が
「ラーメン二郎」だけに限定販売している
ラーメン二郎専用醤油
のことである。

「ラーメン二郎」の店先には、
このカネシ醤油の一斗缶が
これ見よがしに置かれている
のを
観察することができる。

しかし、製造はカネシ商事ではなく
千葉の柴崎味噌醤油店が製造しているらしい。


そんなウンチクはどうでもよい。




二郎系のラーメン特有の、

スープのウマ味よりも先に
醤油の風味が舌に差し込んでくる



あの


感覚を再現している。


鹿児島系の醤油では出せない味わいである。



ふむふむ。



麺は若干柔らかめで、
ラーメン二郎の

ゴリゴリとした、
いや、
ポキポキとした
と表現できそうな

固ゆで低加水極悪太麺

ではなく、太めではあるが控えめな麺である。


それに合わされる

ヤサイ

が少々茹ですぎで、
モヤシがしんなりしているのが残念なところ。

店によっては

ホントに湯通ししたんか、このモヤシ?

と疑いたくなるほど

生々しいモヤシを提供する二郎系が多い中、
逆に貴重かも知れない。
(そーかな?)

いずれにせよ野菜が水っぽく感じてマイナス。


背脂がギットリ浮かんだスープではあるが、
これまでとベースは変わっておらず、
思った以上にスッキリとした味わいである。


東京で食す二郎系ラーメンのスープは、

出されたものは残さず食す

をオシエの一つとする麺喰道の宗主のプライドを持ってしても、



このスープを飲み干しちゃイカン!!



という本能の叫びに抗えないほど、
身の危険を感じ飲むことができないのであるが、
ココのスープはあっさりと飲み干すことができた。

まぁ、甘い味に親しんだ鹿児島人が
この味を受け入れるかどうかは別であるが。



チャーシューにいたってはまったくの別物。

この店のチャーシューはホロリとなるまで煮込んだ
大判の巻きチャーシュースライス
であるが、
本家のものは

この肉でダシ取ったら余ったので載せときますわ、
イッパイ余ったからゴロゴロ載せときますわ


とでも言いたげな

豚肉塊のダシガラ的味わい

『ブタ』である。


ちなみにラーメン二郎では
チャーシューのことを『ブタ』と呼ぶ。


その他にもラーメン二郎には様々な
独特の作法やキマリ
があるので、調べてみるのもよかろう。


中でも、ラーメン提供の直前に店主から聞かれる

「ニンニク入れますか?」

という『コール』と呼ばれる掛け合いが独特である。


この店主からの問いかけに、客は


ヤサイマシマシニンニクオオメカラメで (*・ω・)ノ



などと呪文を唱えるのである。


ラーメン二郎では、

ヤサイ
ニンニク
タレの辛さ


などを客が指定でき、
上記のような呪文でオーダーするのである。

店によっては

ヤサイマシマシ

などと注文すると、

「ほんとうに大丈夫ですか?」

と念押しされたあげく、

うずたかく頂角30度ぐらいに盛り上げられ、
標高30cmほどの

ヤサイチョモランマ

を形成して提供する店もあるので注意されたい。




・・・・などなど、本家のラーメン二郎とは似て非なるモノであるが、

二郎テイストの片鱗を感じ取り、

次なる本家へのステップとするには

よい肩慣らしになるだろう。



味や麺の太さも選べ、
フツーのラーメン屋としても十分にウマい
この

らーめん男-DAN-



オススメいたします。