ウカウカしてる間に

4月ですよ、

新年度ですよ、

新学年ですよ、

みなさん。

(´-ω-`;)ゞ



最近は
週替わり

宮崎佐賀を行ったり来たり

な生活を送っているわけでして。


気がつけば前回記事を書いてから、

すでに一ヶ月以上過ぎているではないか。



いやぁ、宮崎や佐賀でも

当然麺は食しているわけで、

委細は小生のツイッターアカウントを
ご覧いただければわかるワケなのであるが。


やはり鹿児島県外の、
それもほんの少しかじっただけのラーメンなどを

あーだこーだと

評してみても始まるまい、と
どうしても記事を書くことに及び腰な昨今。


その少しの滞在で感じたことを
端折って言わせていただければ、

宮崎の最近のトレンドは【ド】こってり、

佐賀はどうしても近場の久留米や博多寄り、

ということである。



そんな
記事を書かない言い訳をネタにしたマクラ
はさておき。



ほぼ毎週県外での活動ゆえ、

鹿児島の新店開拓
がおろそかになっていた。


たまの鹿児島平日滞在、

これはネタを探しに行かねばなるまい

(・`ω´・。)




ということで向かった先は。



下荒田の徳州会病院真ん前、

麺屋一朋
menya ippou




この店の存在には、工事中の2月下旬頃から気づいていた。

DSC_0186


ホントに徳州会病院の真ん前で、
通りがかった道すがらよく見える。

3月中旬オープンとの触れ込みであったが、
実際には下旬までずれ込んだようである。

3月22日がオープン日だったようで、
当日の昼間は
店の前に多数の行列が!
Σ(゜∀゜;ノ)ノ


DSC_0225

聞けば、ご近所のみなさまに対し、
オープン当日は100円でラーメンを提供したそうで、
それに釣られた方々が多数訪れていた模様。

まぁ、ご近所への知名度を上げるという意味では
まずまずの成果を上げたと言えよう。

ラーヲタ層新しもの好き層
批評好きのブロガー層←オマエダヨ
など向けではなく、
まずは地域に根ざしていこうという姿勢が垣間見える。


ということで、どーのこーの言いながら
約3週間遅れで小生も本日訪問してまいりました。


まず困ったのが駐車場

店側での準備はなく、近場のコインパーキングを使って
自己申告でキャッシュバックしてもらうスタイルの模様。

しかし、知らなければ申告もせず、
会計時に店側の案内もなかったので
そのまま恩恵を受けることもなくスルーしてしまいがちである。

近場にコインパーキングがあるにはあるのだが、
台数が少なく、かつやや遠い。
ちょっと遠くに停めようとしたら

90分200円

などというランチを食すには適さない価格設定など、
意外と見つからないのだ。

いちおう入口横の垂れ幕に
近場のコインパーキングを利用するとキャッシュバック
的なことが書いてあるが、
これに対しては、
提携の明示的な駐車場がなければ

不正に申告して100円キャッシュバックを
受けることも可能である


とか、

車で来なかった客には見返りがなく
不公平感をあおる


などといった弊害がある。


できることならば、
会計時にはちゃんと

『コイン駐車場のご利用はなかったですか?』

と漏らさず尋ね、

対象者ならばキャッシュバックを、

非対象者ならば次回100円引きの割引券を渡す

など不公平感を感じさせない工夫が必要であろう。


この店舗、
昔は小規模なスーパーマーケット的な
店舗であったように記憶しているが、
それがゆえに意外と広い。

しかしそれがゆえに店内にトイレがなく、
2階のトイレを借りるスタイル
である模様。

以下の『ぐるんぐるん』画像を見ていただくと
おわかりいただけると思うが、

カウンターが8席ほど、
小上がりの座敷になった4人掛けテーブルが3卓、
それに真ん中に6人掛けテーブルが1卓と、
けっこうな広さである。

下荒田麺屋一朋 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA



それをお昼時、ご店主と思われる男性と
バイトのにーちゃんねーちゃんの3人で回していた。

見ておわかりのように、
けっこうな客の入り、
店内はてんやわんや
であった。


小生が入店しても気づかず
『いらっしゃいませ』もなし、
カウンターについてオーダしようとしても
下膳にかまけてすぐには来られない、
といった状態であった。

まあよい。
オペレーションの不備は店員の慣れと
教育によって改善されるであろうからな。


さてメニュー。

DSC_0345 (1)

メインは

ラーメン 650円

で、割とリーズナブル。

その他、

味噌 750円
辛麺 750円

があるようだ。

DSC_0346 (1)

ランチメニューとして

ラーメン+白飯+餃子
のAセット 780円

や、

ラーメン+半チャーハン
のBセット 880円

ラーメン+半チャーハン+餃子
のガッツリCセット 980円

など、
ハラ減りガテン系
にも対応している。


価格設定もほどよくお得感がある。


しかし小生、本日は

麺喰道のオシエに従い

初襲の店では筆頭メニュー


ラーメン 650円


をいただくことに。



店内を観察。

卓上には大根の甘酢昆布漬け辛子高菜が。

DSC_0347

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大根は、鹿児島ではよくある味付けで
辛子高菜はあまり辛くはない。

やや薄目の味付けとも言える。

事前に置かれている皿には、
黄色いヒマワリを模したフタが。

100円ショップなどで売られている
マグカップなどのフタを流用したものと思われる。


ホコリや飛び跳ねスープよけであろう。

細かな心遣いを感じた。


他にも、ドンブリの受け皿であるが、
こちらも100均のものか、
植木鉢の受け皿
をうまく流用しているようだ。

DSC_0351

あまり違和感もなく、
なかなかよいアイディアである。

小生も常日頃100均を徘徊しながら
これはあんなことに使えないか、など
新しいアイディアを考えるのがシュミ
であるので、
このアイディアはなかなかよいと感じた。



さてさて、
漬け物を嗜んでいるうちにラーメン登場。

DSC_0349

ででんっ!!

DSC_0350

650円にしては盛りがよい。

鹿児島のラーメン屋としてはあまり見かけない

太モヤシ

とチャーシュー煮玉子が載る。

スープには焦がしネギとマー油が。

いただきます。

 ( ̄人 ̄)


スープを一口。


見た目以上にあっさりとしており、
鹿児島ラーメン的味わいもありながら
マー油によってコクも感じるという
各方面のラーメンのいいとこ取り


多段階味覚刺激スープ


麺を。

麺は鹿児島ラーメンとしては細めで、
しかしながら芯にコリっとした歯ごたえを感じるもの。

なかなかにウマし。


しかし、太モヤシと一緒に箸で持ち上げようとすると、
その太さの違いから
麺が箸の間から逃げてしまい
食しにくい。

一般的にラーメンで使用するモヤシは、
大体において麺と同じぐらいの太さのものを使用するが、
これはこの箸での掴みやすさも狙ってのこと。

また、太モヤシゆえみずみずしく、
それがゆえスープが薄く感じてしまう。

この価格でこのボリュームを提供するために、
コストの安いモヤシを使っているのかも知れないが、
ちょっとこのラーメンには合っていないように感じた。

炒めりゃいいんですけどね、
このモヤシ。

(´-ω-`;)ゞ




チャーシューもホロリと融ける逸品。



煮玉子半玉まで載ってこの価格はなかなかない。



こうしてみてみると、
鹿児島のラーメンというものは

一杯で食事として完結することを目指した麺

であると言えよう。


宮崎のラーメンはまだ少し鹿児島のものに近いが、

佐賀のラーメンなどは
価格的にも分量的にも内容的にも

小腹を満たす一杯

であるようだ。

替え玉が前提であったり、
具もシンプル、
回転を速めるため極細の麺であったりと、
ジックリ腰を据えていただく一杯ではない。


そんな地方ごとに成り立ちが異なり
独自の発展を遂げていながらも
それを全体として大きく許容する

日本のラーメン

というものの奥深さをあらためて感じた次第である。



ということで一朋の麺から話は脱線したが、
この客の入りから見てもわかるとおり
けっこうな人気を誇っているようである。

このコストパフォーマンス感を大事にしつつ、
ただし全体的な印象や味の薄さを解消し、
いろいろな部分をテコ入れしていけば
人の口に上る人気店として
発展していくのではなかろうか。


新店には頑張って欲しいものである。