拙宅では、
だいたい毎日帰りが遅い小生。
(22時とか23時とか)

そのため、コドモらと平日、
食卓をともにする
ことはほとんどなく、
それがゆえ小生の夕餉のメニューは
まったく別物であることがほとんどである。

そんな中、時折、
小生のみ
とっても豪華

パパスペシャルメニュー

が供されるときがある。


貰い物豪華なハム・ソーセージとか
頂き物冷凍食品とか。
(それで豪華かよ)


そう。

それらは一般的には

賞味期限切れ食品

と呼ばれているものである。



もらったまま冷蔵庫の隅で眠っていたモノ。

冷凍庫に突っ込んだまま忘れ去られていたモノ。



それらがある日、
堰を切ったように小生の食卓を飾る
のである。


あくまで賞味期限だろう、
などと甘く見ない方がいい。
中には平然と

消費期限切れ食品

も並んでいるのだから。


だってもったいないじゃーん。
(´・ω・`)



イマドキの加工食品、
よほどのことがない限り事故が起きぬよう、
必要以上に安全マージンを取った期限設定
がなされているのだ。


問題はない。
 (* ̄ー ̄)

(※よいこはあんまりマネしない方がいいぞ!)


ちなみに
拙宅の冷蔵庫の一角
には

パパコーナー

と呼ばれる
消費・賞味期限切れ食品の集積所

がありますがナニか?





そんなオトーサンの悲哀はさておき。

(食べるとヤバいモノは食べてみたとき本能でわかります)





前回同様、
昼食時間内にカイシャに帰れる見込みが
五分五分という

ランチタイム境界線上エリア

にあるお店。


夢一屋

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鹿児島市街地方面から
産業道路を南下、
南警察署を過ぎ
永田川を渡りきってすぐ右折、
印刷団地内のタイヨー小松原店の隣にある。

何度も訪れてはいるのだが、
最新の記事はなんと5年前。
(; ̄ェ ̄)


久々!夢一屋シンカらーめん(2009/09/08)


・・・・どんだけマジメに書いてないんだよ。



このメニューの中で、
気になっていたモノが。


その5年の間にできたメニューと思われる

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黒ぶしらーめん


鹿児島の黒豚
は今や全国区として
有名であるが
その原型は

奄美島豚

であるという。

これを原種として保存、
育種した

【黒毛奄美島豚】



この店ではこの

【黒毛奄美島豚】

をメインに取り扱っているのだ。


そして、『黒ぶし』とは、
その【黒毛奄美島豚】の肉をいわゆる



に加工、これを元にダシを取っているのである。



これは食して見ねばなるまい。
たとえすっかり後れをとってもだ。
( ・`ー・´) + キリッ


ということでやっては参りましたが、
相変わらずの人気店。

行列ができる、というほどではないのだが
小生到着時にちょうど小生の前で満席、
5分ほど待たされることに。

待つ間、
入口近くの掲示類をパシャリ。

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『肉』だけでなく、
『塩』『かんすい』
自家製『麺』など、
ありとあらゆる面にコダワリが見て取れる。

さて、カウンターへ。

夢一屋 - Spherical Image - RICOH THETA



運ばれてきた水と漬け物を受け取りながら、
間髪入れずに

黒ぶしらーめん

をオーダ。

時間を無駄にしてはならない。
(ここはランチタイム境界線上エリア


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トッピングや白めしなどもあるが、
ここではそんなモノにウツツを抜かしているヒマはない。

なぜならば、この店、

替え玉1玉もしくは半玉が無料

なのだから。


もちろん、漬け物も
ほぼ食し放題。
(供された壺の範囲内で)


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ほどよい塩加減で、
ダイコンとキュウリのみずみずしさが際立つ。

この店でも、
調理はご店主一人が切り盛りし、
女性二人が配膳や調理サポートに回る。

コダワリの強い店ほど、
このようにすべてをご店主が
一人で請け負うため、
提供のスピードには限界がある。

それゆえ、店舗を拡大しようと思えば
十分にやっていける店だとは思うが
これ以上の規模を追うことはないのである。

ここでは、お店のペースに合わせて、
ゆっくりと待つことにしよう。

ランチタイム境界線上エリア
で少々時間は逼迫しているけれども。
Σ(´∀`;)


ようやく登場、黒ぶしらーめん!(*゚▽゚)ノ

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小振りの屏風海苔が2枚、
ドンブリ奥手に扇状に差し込まれているが、
おそらくこれは黒いドンブリと相まって

黒ブタの耳

を表しているのではないか
と思った。

そうやって意識して見てみると、ほおら。

黒ブタさんの顔に見えてきた。

(゚´(00)`゚)ブヒ


「替え玉が必要な際にはおっしゃってくださいね~」

とのことだったので、間髪入れずにお願いする。

『替え玉3分』

と書かれていた。
小生にとってこの程度のラーメンを食すのに

1分もかからない

ため、この時点でオーダーしても間に合わないと思われるが、
善は急げ。


小生のように、

蓮 華 の 舞
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を駆使するワザの使い手にとっては、
この店の手びねりによるレンゲ
受け皿部分が小さく
かつ軸が太くて重いため

扱いにくい

のであるが

× 弘法も筆の誤り ×

○ 弘法は筆を選ばず ○


このあたりにもご店主のコダワリ
(趣味?)
が反映されている。


麺は、これまた掲示に書かれていたが
加水率の高い自家製麺であるゆえ、

つるつるもちもち

とした食感。



スープは、確かにとんこつの
骨系
とは一線を画した
肉系
の味わい。

豚肉の旨みと、豚の脂の甘味が凝縮している。



【黒毛奄美島豚】

の肉を燻乾し、節として仕上げたものを使ったダシ、
というのが非常に納得できる味である。

シャキシャキの水菜
ハリハリの白髪ねぎ
とろりとした半味玉など、
具材も豊か。



ずるずるとあっという間に麺、完食。



(。-`ω-)
やっぱりね。


替え玉は間に合わなかった。


小生にしてはずいぶんとゆっくり、
たしなみながら麺をすすったのであるが、
それでも替え玉の到着まで
少々待ち時間が。

そんな時は漬け物ボリボリ



やっときた、替え玉。

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「味が薄まっていたらこれを入れてください」

と、追加ダレ豆板醤(?)が提供される。

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少し食してみると、やはり少々味が薄まっていたので、
追加ダレをタラーリと、
豆板醤も少々。

(※『少々』は個人の主観です)


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おお。これでだいぶウマくなったぞ。


スープがヌルいのをのぞいては。


こちらも一気呵成にすすり込み完食。



ごちそうさまでした。



有名な行列店、という路線とは一線を画し、

玄人好みの隠れ人気店

といったオモムキのこの店。



未訪の方はぜひチャレンジを。

( ̄▽ ̄)