かつて独身時代
(いつの話だ)

ビール造りを趣味
としていた時期があった。


(; ̄ェ ̄)
は?ビールですか?



こどもびいるじゃありませんよ?

codomo-beer
(佐賀県名産こどもびいる)


東急ハンズといったDIYの店で、
ビール醸造キットは売っている。


日本には、

酒税法

という法律がありこれによって

無免許による
1%以上のアルコール度数を持つ
酒類の製造が禁止


されている。


現実にはアルコール醗酵というのは

水と糖分と酵母

さえあれば、簡単に行うことができ、
つまりその結果の酒を造ることも容易である。


しかし、日本では違法なのだ。
(明治の世の悪法の名残)


そのため、販売されているビール醸造キットにも、

1%未満のアルコール度数にするためのレシピ

がまことしやかに記載されているのだが、
それによると

300リットルの水で仕込む

とか、

「風呂桶で仕込むのかよ!」

と突っ込みたくなるようなことが平気で記載されている。


それを、キット購入者が

独自の解釈で希釈度合いを調整し

適度なアルコール度数になるよう

醸す

のである。


実際の作り方は簡単。

ビールの素は、
でっかい缶詰に入った水飴状の物体
であり、これを鍋でお湯に溶きながら加熱、
大量の砂糖をぶち込む。

砂糖を溶かしきったら火を止め、
規定の温度になるまで冷却し、
酵母を投入する。

あとはアルコール発酵は
酵母の嫌気性呼吸によって行われるため、
容器(デカいバケツ)を密封し、一週間待つ。

その間、酵母は
爆発的に増殖して大量の泡を吹き出すが、
とにかく雑菌が入らないように保つ。
(外にあふれても中に空気が入らないようにする)

一週間後、発酵が収まったところで
これをビール瓶に一本ずつ入れていく。
ビール瓶は事前によく洗い、
雑菌が混入しないようアルコールで消毒しておく。
(これが結構大変)


このビール瓶に発酵液を移し、
王冠を打ってフタをするのであるが、
その時に
『ブラウミングシュガー』
といって、ひとつまみの砂糖を入れておく。

この砂糖を元に
発酵液内の酵母がさらに発酵するのであるが、
密閉された瓶内で発酵して
二酸化炭素を生じるので、
これがいわゆるビールの

しゅわしゅわ

つまり『炭酸』になるのである。


ただしこのブラウミングシュガーの分量を誤ると、
瓶内で異常発酵が起こり
大量に生成された二酸化炭素の圧力で

瓶が大爆発する

ので注意が必要である。


実際、最後に作ったときには
ブラウミングシュガーの分量が多かったのか
瓶の消毒が甘くて異常発酵が起こったのかは定かではないが、

夜中に瓶が次々に爆発して破片が飛び散り

大変なことになった。
((((;゜Д゜)))


以来、自家製ビール造りは封印しているのであるが、
コドモらが大きくなったので、
またいつか復活させたい次第である。

鹿児島に東急ハンズもできたことであるしな。
(鹿児島店にビール造りキットが売っているかどうかは不明)


そんな自家製ビールでコドモと乾杯する
夢を持つオトーサンの
勝手な妄想はさておき。

(まだまだ先の話でございます)




このところ、
鹿児島市内でいくつかのラーメン屋の動きがある。

新店としてオープンしたところ
移転し新装オープンしたところ
新たな支店をオープンさせたところ。


今回の話題は、

まったくの新店である。


店の名は

かどの家

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『もぅいいよ』
が開店の目印。


場所は、

夢一屋

をご存じの方であればその斜め前、
といえばすぐにわかるかもしれない。

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見ての通り、この店の並びには
いわゆるスナックなどが建ち並び、
この店自体も夜は居酒屋として営業しているようだ。

居酒屋として
〆のラーメン需要
そしてランチタイムは
昼食難民救済としての需要
をまかなっているというわけである。

店内は奥に広いタイプ。

最奥に厨房がありその前に3人掛けのカウンター
手前左手に小上がりの座敷で
12人掛けの掘りごたつ
右手に6人掛けカウンター2卓と、
なかなか広い。
かどの家 - Spherical Image - RICOH THETA



メニューは豊富。

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基本のスープはとんこつ鶏ガラの2種。

聞いてみると、これを
それぞれ味わってもらうことを望んでいるため
今のところブレンドしたメニューはないとのこと。

このスープをベースに、

醤油しおみそ

を組み合わせてオーダする仕組み。



初回に訪れた際には、
麺喰道のオシエ

初襲の店では筆頭メニュー

を実践。

醤油らーめん。


まずはこれをとんこつでお願いしてみた。

セットメニューとして、
270円で焼き飯セットが付けられるようなので、
それもお願いしてみた。


基本の醤油らーめんが
580円とリーズナブルであるからな。


カウンターから厨房がそれとなくうかがえる。

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らーめんのドンブリは逆さ富士タイプ。


さて、きましたよ!

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いただきまーす。

スープを一口。


あえて過度に油抜きをしていないのか、
わりとラード分多め
こってりさを強調したスープである。

鹿児島ではラード分はほとんど落としきって
あっさり傾向に振る場合が多いので、
個性的といえば個性的。

おそらくあっさりであろう
鶏ガラスープとの違い
を強調しているのかも知れない。

麺は濱田製麺謹製のもの。

焼き飯もパラリとしており
餃子もうまい。


しかし、やはりあっさりのスープも試してみたくなり、
再び訪問。

とはいえ、メニューを見ていると
どうしても

旨辛みそらーめん

の方が気になってしまい、
そちらをオーダすることに。

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『辛』をうたってはいるが、
少々ピリリとするぐらいで
ほとんど辛くない。
(※個人の感想です)

しかし、スープは、
こってりとしたここのとんこつと相まって
鹿児島ではあまり類を見ない味わい
に仕上がっていた。

どちらかというと、
保温のためにラードをたっぷりと利かせた

札幌ラーメン的なテイスト

といっていいかもしれない。


麺はやや縮れてはいるが、
さらなる縮れ麺を製麺所にはお願いしているとのこと。

よりいっそう

札幌ラーメンチック

な味わいが楽しめそうである。


リーズナブル、
かつ味のバリエーションが豊富なので、

普段使いの店

として利用価値大である。



もう少し会社に近ければ
足繁く通えるのだが・・・・
Σ(´ι _`;)



オススメです。