小生、
鹿児島生まれの鹿児島育ち

生粋のかごっま人

を気取っているが、
実はちょっと違う。

今まで隠していたが
(誰も聞いてねーよ)

実はハーフ

なのである。








鳥取鹿児島の。







( ゜Д゜)ハァ?



ざっくり言うと
(最近のハヤリ?)

オヤジが鳥取出身
オフクロが鹿児島出身

なのである。





(´・∀・`)ヘー




・・・・まぁ、かようなわけで、
かごっま人でありながら

甘い醤油は苦手

という

文化的異邦人

なのである。


今でこそヨメ氏が甘い醤油愛好家なため
かなり感化されて慣れてきたが、


じどいのさすん
(地鶏の刺身)

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以外の醤油は基本的に

辛口

(鹿児島では辛口醤油を総称して

キッコーマン

ということが多い)

が好みである。


そういったわけで、
家庭内においては、

小生用の辛口醤油



ヨメ氏長男氏次男氏用の甘口醤油

が併存する

家庭内文化対立

の様相を呈している。
(そんな大げさなことか)




かつてはそれこそ小生も

キッコーマン濃い口醤油

を愛用していたのであるが、
とある方に教えていただいた醤油を知ってから、
今のところかけ醤油は全面的にそれを使用している。


しも  うさ  しょう  ゆ
下総醤油

shimousa-syoyu


290ml入り


小生が一人で使うには、これ一本で
半年ほどは十分まかなえる。


東京のちょっとしたスーパーなどでは
フツーに店頭に並んでおり、
上記のモノで

500円程度

とさほど高いモノではない。


普段使いの醤油としては高いが、
これで半年と思えば安いものである。


小生の場合、半年に一回ぐらいは

東京出張

ムリして行くので
その時に購入してくるといった感じで
ここ数年はなんとか回っている。

どうしても切らしてしまったときなどは、
致し方なく

キッコーマンの特選丸大豆しょうゆ

kikkoman


などを買ってしのいでいるが、
まぁハッキリ言って

勝負にならない。

 ‎(ヾノ・∀・`)ナイナイ


醤油の濃さと言いましょうか、
コクと言いましょうか。

とにかく

下総醤油の方が3倍濃い

といった感じである。



かごんまの甘い醤油に飽き足らない方

ぜひお試しを。



そんな醤油談義はさておき。




このところ、
鹿児島市内でいくつかのラーメン屋の動きがある。

新店としてオープンしたところ
移転し新装オープンしたところ
新たな支店をオープンさせたところ。


今回の話題は、

新たに支店をオープンしたお店。


薩摩思無邪。


3年前、忽然と坂之上に出現し、
当初は

『知る人ぞ知る』

といった店であった。

まったく広告や宣伝の類を行わなかったにもかかわらず
ジワジワとクチコミで人気を高め、
知らず知らずの間に行列店に。

その後一気に攻めに転じ
それまでの片田舎から一転、
天文館のいづろ通交差点と
錦江湾を結ぶライン上に

マイアミ通り店

をオープンさせた。


その思無邪が、新たにもう一店舗出すらしい。


鹿児島中央駅付近に。



7月頃には、
ラーメン通の間ではそのようなウワサが
囁かれていた。

聞くところによると、
その場所、
前の店舗もラーメン屋であったという。


潰れたラーメン屋の跡に出店というのは、
かなりリスキーである。

しかも、鹿児島中央駅の西口というではないか。

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鹿児島中央駅の西口とは、
桜島と反対側にあり、
駅の裏口である。

繁華街の天文館などは
東口側に位置し、市電も東口を走っている。

周りには今でこそビジネスホテルが建ち並んでいるが、
かつては閑散とした一帯であった。

現在でも、決して人通りが多いとはいえない。


しかし、思無邪という店、
いまだ大規模な広告宣伝には頼らず、
マスコミの取材もほとんど応じていない。
ましてや、テレビの番組での
ウマい店ランキングなどにも
一切参加していない。

マイアミ店出店の際に、
一部のマスコミのインタビューを受けた程度である。

それでも客は知っているのだ。


ウマい店を。



ウマいものを求める客がいれば、
自ずと客足はつくであろう。

しかし、ここは交通の要衝



鹿児島を訪れる一見さん

をも取り入れていかなければ、
その先の展開は見込めない場所である。

今後の動きに期待したい。



さてこの店、

9月29日(月)にオープン

であった。


前日のプレオープンにも、
ご店主前村さんからお招きいただいたのであるが、
どうしても間に合わず
簡単に挨拶にだけ伺わせていただいた。

そのオープンから、
もうすぐ1ヶ月になろうかという
今の時期、
ようやく訪問。


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例によって店外の装飾は質素

ここがラーメン屋であると知った客でないと、
気づかないかもしれない。



店内へ。



店内は、広く、明るい。

薩摩思無邪鹿児島中央駅西口店 - Spherical Image - RICOH THETA



マイアミ通り店にも通じる
オシャレで開放的な店内の雰囲気。

大きく違うのは、
カウンターの色が
マイアミ通り店は無垢材の木目であるが
ここ鹿児島中央駅西口(West)店では
坂之上の本店と同じ、

緋色に塗られていること。

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ケータイのカメラでは
今ひとつ色の再現性に欠けるが、
実物はもっと深い緋色である。


実はこのWest店をオープンさせるべく
準備を進めていたときに、
坂之上本店が入っている建物のオーナーが
突然の病気にかかり、
建物に入っているアパートから
居酒屋からなにから
全て閉めてしまうことになり、
思無邪本店も営業できなくなったというのだ。

退去に伴う通告も1ヶ月前、
補償もナニもなく放り出されることになった。

ご店主前村さんにしても、
思い入れのある創業の地
そのような形で去らなければならなくなり
非常に忸怩たる思いを抱いていたようである。

というわけで、
坂之上本店を
満3年を迎えた9月7日(日)
その日に
閉店させるという
不測の事態を乗り越え、
ここ、中央駅西口に進出してきたのだ。


さてメニュー。

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マイアミ店では、
紙の表紙のブック形式のメニューであったが、

汚れる、千切れる、破損する

という憂き目に早々にあっていたため、
今回は木の表紙
クリアフォルダーのように
メニューの紙を差し込む方式に改められている。


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看板メニューの『薩摩』『博多』


今回は、オープン当初から

ごぼう

のトッピングを加えているようだ。


マイアミ通り店オープン当初は、
坂之上本店との差異化のためか、
この店の特徴と言ってもよい

ごぼうチップス

が提供されていなかった。


ということで、

薩摩ごぼうトッピング

をお願いすることに。



もう一つ、
West店では

辛子高菜が復活している。

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これがウマいのである。

さっと軽く油通ししたであろう
タカナの古漬けを、
たっぷりの七味辛子パウダーで包んでいる。


これだけで

ごはん3杯は行けますわ。
Σ(´∀`;)



ここ、West店のメニューには、
薩摩思無邪の変遷の歴史
そして目指すべき将来のビジョンが描かれている。

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坂之上の地に産声を上げ、
コツコツと地歩を固めた上で、

一気にマイアミ通り店とWest店を立ち上げる

という離れ業。

そして将来的には、
ホントのマイアミに薩摩思無邪を出店させ、
鹿児島の『食』文化を伝えていきたい。

そう語っているのだ。



実はご店主前村氏
かつては博多一風堂

敏腕出店マネージャ

として
国内外の出店に携わり、
成功に導いてきたのだという。


そりゃ、こんだけ短期間に店を立ち上げ、
人を育て、
そして次へつなげてく
ということについても、
シロウトではできるワザではない。

かといって、大資本の後ろ盾があるわけではなく、
地道な営業を続けながらのこと、
並大抵の苦労ではなかったであろう。


さて、そのようなことに思い巡らせているうちに、

薩摩ごぼうのせが到着。

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味はしっかりと

鹿児島ラーメン

の王道を行く

とんこつ鶏ガラスープ

なのであるが、

中太の縮れ麺を使っていること、
さらにスープに背脂が浮かんでいること

がこの店の特徴である。


博多系の技法鹿児島ラーメン融合

によるマイルドな味わい。

いつもながらに安定のウマさである。


夢中にすすっているうちに、
あっという間に完食。


ゴチソウサマでした。




実は、ご存じの向きも多いと思うが、
薩摩思無邪、

中央駅近くにもう一店出店するのである。


11月1日(土)、鹿児島中央駅ベル通り
とんかつの川久となり。

『薩摩 隼人』

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Comming Soon!!


薩摩黒鶏をスープにした、
上湯系であるとの由。


これまた期待大である。