最近では
ラーメン屋のみならず
フツーの飲食店でも
うら若きオトメからむくつけきオッサンまで
出された品を

バシャバシャ写真に撮る

ことが一般的に行われている。

おそらく特にblog等をやっているわけではなかろうが
ツイッターやフェイスブックに

「おいしかったですぅ

などと投稿していると思われる。

フェイスブックなどの
コミュニティには、
それらの方々の上げた写真が
所狭しと掲載されているが、

ちょっと待って頂きたい。


食べかけのラーメンの絵ヅラなど、
報告しなくてもよいのではなかろうか。



きれいに盛りつけられて
提供された直後の写真
ならよいが、
箸を付け、
何口か食したあとに
その箸をドンブリに突っ込んだままで
グチャグチャに
盛り付けを崩した写真
を載せられても
マイナスイメージにしかならないのではなかろうか。

その他、
ここからは個人の

"お行儀"

の世界になってくるが、

残したスープの中に
箸を突っ込んだまま席を立つ
のは
イカガなものであろうか。

さらにそのスープの中に
鼻をかんだチリ紙を入れたり

図らずも目に入ってしまった他の客が
不愉快に思い
食欲が失せてしまうような行為を
平気で行う


無神経なヤカラの気が知れない。
(シネバイイノニ)


気づいていない諸氏
も多いと思われるが、
ここは

麺喰道

である。


実は麺を食す姿勢には厳しいのだ。
(。-`ω-)




そんなガラにもない説教はさておき。
(最近目に余る光景をよく見かけるもので・・・・)







ふだんさんざんお世話になっておきながら、
ここに記事として書かないがゆえに

もうあの店には通ってないんじゃないか

的な誤解を受けそうな店が
多々ある。


日中カイシャにいる限り、
ランチで訪問する頻度が高い店
が何店かあるが、
ここもその中の一店。

麺食堂TaRa




ああっ!!

あまりに頻繁に訪れているため
わざわざ店の外観写真とか撮るの

すっかり忘れてたぜぃ
Σ(´∀`;)



訪れた日は先客も多く、
いっぱいだったために
食券購入後カウンターの片付けが終わるまで待たされる。

ご店主と奥様の二人で切り盛りしている
ゆえ、
混んでくるとけっこうてんやわんやなのだ。

カウンターの一番奥に通される。

麺食堂TaRa - Spherical Image - RICOH THETA


この席の横には製麺室があり、
中を観察することができる。


DSC_2458


現在この店の麺でメインに使っているのは、
日清製粉の

TOKYO六厘舎専用粉
傾奇者
(かぶきもの)

である模様。


調べてみるとこの小麦粉の特長は以下の通り。

硬さの中にも弾力感のある食感
 麺重量の多いつけ麺でも最後まで美味しく食べて頂けます。
小麦の甘みを感じる麺
 小麦の風味、甘みを感じて頂けます。
自然な黄色味、見た目も勝負
 つけ麺は麺の見た目も大事
 麺の見た目が食欲をそそります。
小麦粉と水、かんすいだけの自然な食感風味
 添加物を使用せず弾力のある食感
 麺そのものの味、スープの味がお楽しみ頂けます。
極太つけ麺だけでなく、細麺にも
 細麺、ラーメンでも茹でのびの遅さ、しっかりした食感が際立ちます。


なるほどなるほど。

今回購入した食券は
毎度お馴染みの

こってりらーめん。

この店では他に、ランチタイムだと
あっさりらーめん、
つけめん、
たんたんめん

などが選べる。

実は裏メニュー

鹿児島ラーメン

もオーダできるので、
こってりの食券を購入して
オーダー時に

「鹿児島ラーメンできますか?」

と聞いてみて頂きたい。


着座すると各自に漬け物の入った小瓶
運ばれてくる。

ホドよい塩梅の大根の塩漬けである。

この他に、入口券売機裏に
自由に取れるビュッフェスタイル(?)で
キクラゲの辣油炒め

紅ショウガ
そして
フライドガーリックチップ
が置かれているので、
適宜自分で取り分けられたい。

小生は紅ショウガはとんこつの風味を消してしまう
思っているので
キクラゲとガーリックチップのみ取ってきた。

DSC_2457


このキクラゲをアテに水を飲むのもよいが、
これをラーメンにトッピングするのがツウである。
(そんな大層なモノか)


さて、そんなこんなしているうちに
ラーメン着丼。

DSC_2459

DSC_2460


見ての通り、
かなりの細麺。

この店、オープン当初は中太麺であったが、
マスコミに取り上げられたりして人気店になるにつれ、
回転のスピードを上げんが為か
だんだんと細麺になってきたのだ。

今ではすっかり細麺化してしまった。


しかし、先ほどの原料小麦粉、傾奇者のおかげで、
この麺の食感がまたよろしいのだ。

こりっとした歯ごたえを残しつつ、
しなやかにして麺の間にスープを抱え込み
抜群のすすりゴタエ。

ウマし。


スープがナミナミと注がれるのが
この店のご店主の愛情表現。

若干醤油が立ち気味の味付けであるが、
全体としてはマイルドな味わい。

チャーシューのバラ肉感もよい。


熱々であるが
最後まで麺がダレることなく完食。


ゴチソウサマでした。


満足度の高い逸品である。


ここもまた未食の方がおられたら、
ぜひオススメしたい店である。