鹿児島市は南北に長い。
しかも、鹿児島市街地から見ると
真東に
桜島
が鎮座しているので、どこにいても
東西南北は判じやすい。
コドモの頃は
「桜島から日が昇るからあっちが東」
と覚えたものである。
もちろん
天才バカボンの
『西から昇ったお日様が東~へ沈む』
とセットであることは言うまでもない。
(。-`ω-)
また、南北に長い
(というよりは東西方向が極端に狭い)
鹿児島市では、
道路や線路なども
南北方向に向かって延びているのが基本
である。
鹿児島中央駅
(かつての西鹿児島駅)
も線路は南北に延びている。
現在の九州新幹線は東西方向だが
これも南北方向に建てられた駅舎に
直交する形で接続されている。
また、南のどん詰まりであるため
当然ながら日本の中央方向に向かうには
クルマも北行する以外になく
よって国道・高速道の流れもほぼ南北方向である。
そういったわけで、
小生の中では交通や物流の動線は
南北方向
に流れるのが自然ととらえているため、
たとえ見知らぬ土地に行っても
どうしても
南北基準
に捉えてしまうことが多い。
これが、東西方向が基準になっている土地だと
どうしても脳内補正をしなければならず
方向感覚を狂わせる原因となるのである。
かつて、神戸付近で数年間
通いの仕事をしていた時期があったが、
まさしく神戸は
東西基準。
明石のあたりでシゴトをしていると
JRが「左右」に伸び
繁華街の三ノ宮が
「地図の右側」
にあることになかなか馴染めなかった。
これが、東京、
しかも沿岸部の南部などであれば
まさしく鹿児島と同じように
東側に海があって交通の流れも
南北基準。
小生が2年ほど単身赴任で過ごした
蒲田
にしっくり馴染めたのも
こういった下地があったからかも知れない。
みなさんはそんなことないですか?
そんな珍しくギモン形なマクラネタはさておき。
毎年食しているハズなのに
レポートがないということは
記事を書いていないということか。
(ノ∀`)
(そりゃそうだ)
今年も5月1日から
期間限定で
カレーラーメンが
発売されると聞いてやって参りました
薩摩思無邪マイアミ通り店
近隣の駐車場を利用して
訪れる以外は
徒歩にて天文館方面からのアプローチとなろう。
場所がら近隣の駐車場は意外と高いので、
オススメの場所は。
桜島を借景に
絶好のロケーションと広大な駐車場を擁しながら
広報の下手さゆえか来客の少ない
ドルフィンポート。
こちらの駐車場を利用するのがよい。
最初の30分は無料
以後30分ごとに100円と
周辺のものより格安である。
小生のように
デブの早食い
であれば、30分以内に帰着し
出庫することなど朝飯前であろう。
(今回はお昼ご飯です)
オープン当初はこの駐車場、
停めただけで有料であったと記憶しているが、
「駐車場で儲けようとか
しみったれたこと考えてんじゃねーよ!」
という声があったかどうかは定かではないが
30分無料となった。
鹿児島の物産店なども入っているので
ふらりと立ち寄り物色して
いいものがあれば購入する
というスタイルの場合
駐車場代を払ってまで店を覗こうというモノ好きは少なかろう。
賢明な措置である。
本日はゴールデンウィークの中日で通常の営業日。
小生は選択休日で本日は休みのハズであるが
先週の日曜以降一日たりとも休んでおらず
今後14日の土曜日まで
一日たりとも休む予定がない
というよりは
休んでるヒマがない
状態であるため
(ブログを書くヒマはあるのに)
シゴトであった。
もっとも、さすがに疲労が蓄積していたのか
一旦朝起きたものの
出社準備の途中でベッドに倒れ込み
そのまま10時半まで眠りこけていた。
まぁ、そもそも休みなので
そのぶん夜まで頑張れば問題なかろう。
(´-ω-`;)ゞ
ということで、出社前に早めの来訪。
連休の中日とは言え、
ドル貧ポートのこの寂れっぷり
はどうしたことか。
(いや、普段通りのことなんですが・・・・)
行政主導の施設ゆえ
鹿児島のガイドブックには
すべて筆頭ページに紹介させ
あらゆる観光バスは
ここへの立ち寄りを義務づける
に類するような強力なリーダーシップにて
誘客を図っても良さそうなものであるが。
だがしかし、中途半端な民活 で
運営は第三セクター任せ、
しかも肝心の自治体の首長は
なんの根回しもせず単なる思いつきで
この土地を早期に召し上げ
ワケのわからないコンベンションホールを建てる
などとぶち上げ
それまでの地道な民間や行政の努力を
すべて無に帰し
鹿児島市電の延伸まで考えられていた
ウォーターフロント再開発計画を
ドブに捨てた
ことは記憶に新しい。
その首長選挙が今年行われるが
この総務省上がりの
ザ!典型的高級官僚天下り
首長が再選目指して
禁断の4選出馬
を決めたという。
嘆かわしいばかりである。
ドル貧ポートから話がそれた。
閑話休題。
その駐車場でクルマを停めると、
思無邪マイアミ店までの道のりで一つのTipsを。
交差点は青になったら全力ダッシュ。
なぜなら、店へと至るには
短い区間をはさんで
二つの大通りが横たわっているからだ。
ここで一つ一つの信号に捕まっていては
往復で5~6分ロスすることは間違いない。
30分以内に帰着
しようとするならば
一度に二つの信号を渡れるよう
全力ダッシュを試みられたい。
運動のあとのラーメンはウマいぞ!
(単なるしみったれ)
さて、店の横の交差点には
市内では有名な
柳川氷室
がある。
5月初旬のこの時期にしてすでに
かき氷に行列ができている
というのも南国ならではの光景か。
夏場になると涼を求める客が列をなし
その待ってる間が暑いんじゃないか
とこちらが心配になるほどの盛況ぶり。
長い長い前フリを経て
ようやく店へ。
(長いのは毎度のこと)
冷たいものに興味のない小生には縁遠いが、
そんな氷屋の光景を横目に店の前へ。
限定のCurryメニューは店の中に入らなければ掲示はない。
そういえばショーウィンドウには同じく限定の
伝説のまぜそば JUNK
肉そば
の掲示はあったな・・・・(*´・ω・)
まぁ、そのうち掲示されるであろう。
さて、入店。
カウンターに通される。
早めの入店であったため客は少なめ。
薩摩思無邪マイアミ通り店 - Spherical Image - RICOH THETA
表通りに面して大きく採光を取った開放的な店内。
メニューを。
決めてきているので
見るもでもないがいちおう確認の上
Miami Curry Tonkotsu Ramen with Risotto 2016
をオーダ。
発音は
「カレーください」
いちおうその他メニューも確認。
【二代目】思無邪の肉そば
そしてレギュラーメニューも。
しかし、この店のベーシックメニュー
薩摩 650円
博多 650円
は、このクオリティにしてかなりコスパが高い。
もちろんトッピングや替え玉を前提としているのであろうが、
それにしてもこの価格。
卓上に置かれているのは
薄紅色の紅ショウガと大根のピリ辛漬け物。
卓上のピッチャーのお冷やは
冷茶であるが
薄まることを嫌って氷は入っていない。
コップの中の氷で冷やす。
氷が足りなくなれば申し出ればよい。
厨房では、新人さんか、
先輩店員が丁寧にレクチャーしながら
調理を行っている。
いわゆるOJT(On the Job Training)である。
厨房右手から左手へ流れるように調理は進み、
来ましたよ。
〆のリゾット用ご飯と粉チーズ付き。
彩りが目にも鮮やかではないか。
中央に盛られているのが
特製のカレー味噌。
まずはこれを溶かずにスープを一口。
かすかにカレーの風味が入ってきているが、
香り高いトンコツスープ。
喉を下り降りる感触もまろやか。
ただし、全くくどさやしつこさ、脂っこさは感じない。
徐々にカレー味噌を溶きながら
味の変化を楽しむ。
最近は『カレー』ものをメニューに加える店も増えてきた。
店ごとに『カレー』に対する
取り組み
考え方
アレンジ方法
が異なりそれぞれに楽しみである。
ただし、あくまでもベースとなる
しっかりとしたスープがあってこそ。
コシの弱いスープにカレーを掛け合わせれば
スープがたちまち負けてしまい
凡庸な味になってしまう。
スープこそ命である。
よくあるラーメン屋の感想で
「スープが柚子の香りでさっぱりしていて美味しかったです♡」
などとあるが、あれは
弱いスープを柚子でごまかしているだけ
と解釈してよろしい。
麺は、この店の『薩摩』に使用されている
中太の縮れ麺。
若干短めであるのは
女性のすすりやすさを狙ってのことか。
小生のようなプロのすすり人
(なんだ、そりゃ?)
にとっては長かろうがカンケーないが
やはり女性はおしとやかにいただこうと思えば
短めのほうが食しやすかろう。
ということで夢中ですすっていると
あっという間に麺はなくなる。
(*´・ω・)
ご飯さんと粉チーズさんの出番ですよ。
投入!
どぼーん。
ごちそうさまでした!
ε-(´・`)ふぅ。
喰った喰った。
食後に必要なのは
オッサンの必需品
爪楊枝。
オッサンになると歯ぐきの肉が落ちて
モノが詰まりやすくなるからな。
(;´Д`)
ここの爪楊枝は
先端にミントが仕込まれている。
小生のような
食後の余韻を楽しみたい派
はせっかくのトンコツスープの余韻が消えてしまうので
チと残念であるが
一般の方々には
一服の清涼感(?)
の演出に役立つであろう。
最後にちょっとだけダイコンの漬け物を追加で食し
店を後にした。
天文館からドルフィンポートへの
アプローチ動線上にあり
ドルフィンポートとともにこの店の発展を
願ってやまないところである。
さあ、お試しあれ!