乾電池の液漏れなど

過去のことかと思っていた。


ekimore



かつて小生がオコサマだった頃
乾電池というものは
放電しきった状態のまま
おもちゃに入れっぱなしにしていると
必ずといっていいほど

無色透明なヌルヌルした液をはみ出させ
電極を腐食させ
電化製品をダメにする


諸悪の根源であった。


それが、技術の発達により液漏れしにくくなり
ほぼ液漏れという現象を目にすることも少なくなっていた。


だがしかし。


100円ショップ
が隆盛を誇るようになると
いつしか電池は

100円ショップで買うもの

という認識に変わり

日本のメーカ製の高い電池

をわざわざ購入することもほぼなくなっていた。


ここがターニングポイント。


100円ショップの乾電池は

ほぼ Made in Ch××a


例によって彼の国の

安かろう悪かろう

という製造ポリシーに基づいているため
当然のことながら

液漏れする世界に逆戻り。

残念なことである。
(つд`)


彼の国が世界標準の製造ポリシーを獲得する頃には


きっと価格が日本製と変わらなくなっているんだろうなぁ。
(´・_・`)



・・・・と思って検索をかけてみると、
日本のメーカー製の電池でもやはり

過放電

があれば液漏れするようである。


過信は禁物である。



せめて

Made in Ch××a

以外を選ばねば・・・・Σ(´∀`;)
(TaiwanとかMaraysiaとかThaiとかIndonesiaとか)



そんなパラドックスな話題はさておき。





最近身の回りで

限定モノ

が頻発してフォローするのが大変なんですけど!
:(;゙゚'ω゚'): 



・・・・例によってラーメンの話ですが。


東に週替わりのウワサがあれば駆けつけ

西に月替わりの話題があれば訪れる



そんな日々。

なんかまわりじゅうにワナを仕掛けられているような・・・・

自意識過剰w



まぁ、記事のネタには困らないがな。
(そんなことばっかしてるから面が割れるんだww)


というわけで今回はこちら。

DSC_2778

薩摩思無邪鹿児島中央駅西口店
(通称West店)




今回の情報は、薩摩思無邪の
Facebookページからもたらされた。


アメリカ、マイアミビーチでベジタリアン向けに
提供している白醤油ラーメン
宮内庁御用達の創業200年の歴史ある
ヤマシン白醤油
を使用した返しに、
黒薩摩鶏のガラスープで鹿児島仕様にアレンジして
鹿児島中央駅西口店で1日20杯の限定で提供させて頂きます。

6月10日金曜日から期間は6月末まで…。




そういえば薩摩思無邪は

米国はフロリダ州のマイアミに出店する

と聞いていたが・・・・?


とお思いの方もいらっしゃるかもしれない。


しかし華々しく店がオープンしたとの報も聞かない

とも思っていらっしゃるかも。


実は、ご店主前村敬一さんは3月から渡米され
鋭意出店準備を進めているところであるが
アメリカというところ

役所の手続きその他が非常に煩雑でフクザツ

で遅々として工事が進まず
出店の準備が滞っていたのだという。

しかし、このままでは一向にラチがあかないということで、
昼間営業していない店舗
に営業攻勢をかけ
その中の

able&baker

という

izakaya bar

と契約し、第1号店舗より先に
仮店舗での営業を始めた
というのである。


(たぶんココ)


スバラシイ!
\(^o^)/


ちなみに、店舗を借りた

able&baker

の店名の由来は、

史上初めて宇宙旅行をした2匹のサルの名前

であるという。



サルのエーブル(Able)とベーカー(Baker)
1959年に宇宙飛行(弾道飛行)から生きて帰還した
初のサルとなった。
1959年5月28日、アメリカ生まれのアカゲザル、エーブル
ペルーからのリスザル、ベーカー
ジュピターIRBM AM-18のノーズコーンに乗せられ、
ミサイルは高度579kmに達し、
ケープ・カナベラルから2,735km離れた
大西洋のミサイル射爆エリア(英語版)に降下した。
2匹は38Gに耐え、約9分間無重力状態だった。
最高速度は16,000km/hで、16分間の飛行だった。
2匹は飛行から無事に生還し、状態も良好だった。
しかしエーブルは飛行の4日後に麻酔が原因で死亡する。
ベーカーはハンツビルのUSスペース・アンド・ロケット・センター(英語版)で
1984年11月29日まで生きた。

[Wikipedia 2016/05/14 採取]




なんともフロンティアスピリッツあふれる
薩摩思無邪とのアライアンスにふさわしい
店の名前ではないか。


ということで今回の限定

白醤油ラーメン

は、そのマイアミビーチで提供中のもの
日本人向けにアレンジしての提供となったのである。


さて入店。


タイミング悪く、カウンターが満席。

二人掛けの隅っこのテーブル席へ通される。
薩摩思無邪West店 - Spherical Image - RICOH THETA



メニューを繰るが、今回の限定メニューは載っていない。

女性スタッフに

「白醤油ありますか?|д゚)コッソリ」

と尋ねると、あります!と元気な答え。
(STAP細胞は、あります!)


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待つ間のお楽しみ。

辛子高菜をツマミに冷茶を飲む。


この辛子高菜がウマい。

他店では塩辛いままの提供もあるが、
この店では余分な塩分は落とし、
パラリとした乾燥具合に仕立てて
程よくキリッと唐辛子を効かせてある。

そのままいただいても十分ウマいし、
ラーメンに入れてもいたずらに塩分濃度を上げずに
健康にも配慮している。
(タブン)

一緒に置かれている紅ショウガも、
毒々しい色使いではなく
うっすらとしたピンク色。

こちらもウマいのだが、
ラーメンをいただく前に食してしまうと
繊細なスープの味がわからなくなってしまうので
遠慮しておいた。


さて、そんなことをしているうちに

白醤油ラーメン登場。


DSC_2775


澄みきった黄金色のスープ

五弁の白薩摩のドンブリに映える。



DSC_2776


 『白薩摩』 

とは、薩摩焼のひとつで
薩摩焼には
藩主向けの御用窯で焼かれた『白薩摩』と
一般大衆向けに焼かれた『黒薩摩』の
二系統がある。

『白薩摩』は木目細かい白地の生地
細かい陥入の入った焼き物、
それに対し
『黒薩摩』は鉄分の多い黒い土を使い
質実剛健を体で表したような焼き物である。


『白薩摩』は
表面に色鮮やかな絵付けをすることを前提に作られているが、
この器のように無地でも十分に美しい。


表面に陥入が入っているということは、
細かいヒビが表面を覆っているということであり、
この器の一部のように欠けやすいのが欠点である。

このため『白薩摩』を
営業用の器として使用している
店は実は少ない。



この器の鑑賞だけでも
薩摩思無邪への訪問の価値はある。

残念なのは、この『白薩摩』が使用されるのは
標準メニューでは『博多』系統であること。

小生の好きな
『薩摩』系統は『黒薩摩』が用いられているのだ。

だが、この白醤油ラーメンのように
スープの色合いを楽しむラインナップには
『白薩摩』が用いられているのである。


さて、閑話休題。

まずはスープを一口。


すぅ~っと軽やかにのどを滑る味わい。

だがしかし、舌の根に

ガッシリとしたウマ味

を感じる。


表面だけではない鶏ガラのスープの味わい。

いや、鶏ガラといいながら
その身に残っている



のエキスを存分に楽しめる味わい。


骨髄のウマ味だけではなく、
肉のアミノ酸を感じる。


ウマい。


つくづくウマい。


スープの表面を覆う香油が少々多め
多少油っぽさを感じるものの
スープ自体が非常にあっさりであるため
マイナス要因となるほどではない。


実はこのメニュー、
マイアミにいる前村店主
West店の店長に
国際電話をかけ口伝えに伝授したレシピ
を元に作成しているという。


どんだけ以心伝心なんだww


鶏ガラだけでなく
多層に重畳したさまざまな味わいが織りなす
ハーモニー。



いつまでも味わっていたい衝動に駆られる。


麺は、この店の『薩摩』で通常使われる
短めの縮れ麺。

女性でもすすりやすいようにとの配慮であろうか。


小生など


ズズズズズズズズズズズズ・・・ズズズズズッ!

と一気にすすりきってしまうので
長い麺でもぜんぜんオッケイ
であるが
このあたりの細やかな配慮もこの店の特徴であろう。


上に載ったチャーシューも、
フライパンでカリカリに炙られたモノ
ジューシーさを保った大判のモノ
2枚載せられており
それぞれに違った味わいを楽しませてくれる。

味玉がまた
芯までしっかりと味が染みており
普通とは逆に味のアクセントになっている。

一般的にはスープがガッシリ
味玉がその箸休め的役割を担っているが
ここではその役割が逆転している。


オーダした直後には
ああ、この店の特徴『揚げゴボウ』を頼めばヨカッタ
などといろいろ考えていたが
いざ食してみると夢中ですすって一気に完食。


ごちそうさまでした。

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量はさほどでもないのであるが
満足度は高し。



ガッツリコッテリを求める向きには訴求しないが

ウマ味

を求める向きにはオススメいたします。



ということで
マイアミでの成功を祈念しつつ
店を後にしたのであった。


 (* ̄ー ̄)