実は前回の記事には続きがあった。
京都を訪れたもう一つの目的。
あ、北野天満宮も
『ついで』
とはいえ目的だったんですよ?
Σ(´∀`;)
ということで、北野天満宮から目的地を目指して
歩き出す。
この炎天下を。
途中、スーパーに寄って
『地のもの』
を観察し世俗を堪能してみたり。
京野菜をはじめ、
なかなか鹿児島では見かけない野菜や魚。
鹿児島ではまず見かけない
万願寺唐辛子
三度豆
九条ネギが青ねぎ
長ネギが白ネギ
として売られていたり
はくさい菜
というのも見かけないな
ずいきも鹿児島では見ないなぁ
魚はカレイの類が種類豊富だったり。
その他寄り道。
京都府庁というのはこんなところか。
京都御苑というところもどんなところかと。
街中の喧噪から隔絶された
すばらしい場所であった。
いやーすっかり歩きましたが。
そんな京都散策レポはさておき。
(すいません、今回もこれがマクラでしたΣ(´∀`;))
ダラダラと2時間ぐらいかけてようやく目的地に到着。
スマホのナビでは目的地はここだと告げられるが
それらしい店が見あたらない。
通り過ぎてしまって駐車場しかなくなり
これは間違っているなと引き返し
注意深く見てみると。
ありました。
直射日光の逆光により
恋!ハレイション THE WAR
な写りになって申し訳ない。
よく見ると店名が。
うん。これは気づかないネ。
そう、お気づきの方もおられよう。
鹿児島にもこれと似た
『隠れ家ラーメン』
を体現した店があることを。
1号店:Organic Noodle RIRAKU
2号店:リラクラーメン
実は
リラクラーメンのメンバーが修行したのが
この
和醸良麺すがり
であるというのだ。
この情報も伝聞であり真偽のほどを確かめたわけではないが
かなり確度の高い情報である。
ということで自ら確認に来た次第。
雰囲気を味わってみたかったのだ。
リラクラーメンの原点ともいうべき店を。
この『営業中』と書かれた横の
木戸をくぐる。
右手の障子の向こうに客席があるようだが、
どうやらそちらへ直接入るわけではなさそうだ。
この路地を奥に進む。
するとそこに券売機があるというわけだ。
実は店のことばかり考えていて
メニューについて何も考えていなかった。
ヾ(ゝω・`)
テヘペロ
どうやら
らーめん
つけめん
(ぼくイケメン)
カレーつけめん
の三本柱に
トッピングバリエーション
という構成らしい。Σ(´∀`;)
うぬ。
迷ったときは麺喰道のオシエ
初襲の店では筆頭メニュー
を実践するのじゃ!(=゚ω゚)ノ
ということで
もつそば
をチョイス。
もつそば・・・・(*´・ω・)
ずいぶんとまた突飛なメニューであることよ。
さて、券売機の横が引き戸になっており、
そこを開けるとなんとそこは坪庭。
ここが待合になっており、
客が並んでいた。
一見の客はいろいろと戸惑う仕掛けが
次から次へと現れるので
迷う方が多いと思うが、
動線がよく考えられているので
悩まず流れに従って奥へ進むとよい。
和醸良麺すがり - Spherical Image - RICOH THETA
順番が回ってきた客は坪庭の周囲にあるベンチを詰めていき
最終的にはガラス引き戸から店内へ入る。
小生が到着した土曜日14時過ぎの時点で
先客は7、8名ほど。
待ち時間は20分ほどであったろうか。
・・・・雨の日にはどうするんでしょ?
ようやく店内へ。
だが店内にもスツールがあり
そこでいったん待つ。
どうやら客席の足元の掃除は
ルンバくんが担当であるようだw
店内はコの字型のカウンターが
厨房を囲んでいるが
客が着席するのはそのうちL字部分のみ。
ようやく小生の番が回ってきて
入口から行くと奥の方、
出口側の角席に通される。
和醸良麺すがり - Spherical Image - RICOH THETA
お茶は
卓上の小さな薬缶から自分で注ぐ仕組み。
卓上にはこの薬缶ぐらいしか置かれていない。
食券を渡すと、
『麺は柚子と、てlibdnが選べますがどちらにされますか?』
え?オヂサンよく聞き取れなかったよ?
定番って言った?
Σ(´∀`;)
よくわからなかったがとりあえず柚子でお願いしてみた。
やはり定番と言っているらしい。
人間、その場で発せられると
想定していない単語が聞こえると
とっさに判別できない。
定番かぁ。
まぁ確かにそういういい方もするなぁ。
調理は急ぐことなく
丁寧にゆっくりと進められる。
調理場が一段下がっていて
客席から見下ろす形
にしつらえられているのも
RIRAKU1号店と同じような造り。
このシンプルな店内の雰囲気も
和に重きを置いているか
モダンに振るかといった違いで
目指す方向性は同じに感じた。
さて、お待たせいたしました。と運ばれてきた
もつそばはこちら。
写真ではすでに箸を取り出しているが、
実は箸はそれぞれが座っている
カウンターの下の引き出し
に格納されていた。
おお、オシャレだ。
おもわず指と出た腹が写り込んでしまったではないかwwww
今回は使用しなかったが、
この引き出しの中に薬味もセットされていた。
ガラムマサラ
山椒
一味
胡椒
なるほど。
カレーつけめんもあるので
ガラムマサラがあるのだな。
せめてこの調味料入れが
どんなものか出して確認すればよかった。
・・・・と思って調べてみたらこれかぁ。
EBM ワンハンド ペパー&ソルトミルセット SP135W
けっこうイイお値段。
こんなことをして遊んでいる場合ではない。
ではさっそくいただいてみましょう。
スープを。
おお!!ガツンととんこつ&魚粉。
なるほど、こっち系か。
よくあるとんこつ魚介系とも異なった
何とも言えない繊細な味わいながら
しっかりとエキス感と魚粉&骨粉を感じる。
麺の柚子風味はあまり感じないが
スープなどと渾然一体となって
風味を広げているようだ。
うーむ。
なんだろうなぁ、
フツーのとんこつ魚介との違いは。
力技で出したのではなく
ゆっくりと丁寧に抽出したスープ。
これか。
もつも、脂っこさを感じさせず
実にイイカンジ。
麺のツルシコ感も独特。
表面の感じからいってデュラムセモリナも
入っているのかも知れない。
(憶測)
さまざまに想像をふくらませながら
あーでもないこーでもないと
想像をたくましくしていただく麺もまたウマし。
今回は特に、
店の名前ぐらいしか下調べしてこなかったからな。
(* ̄ー ̄)
↑
ケガの功名
隠れ家スタイルしかり。
シンプルイズベストしかり。
オーガニックなスタイルしかり。
もてなしの心しかり。
やはりこの店の延長上に
リラクラーメンはあるのだ。
確信いたしました。
(勝手に)
もしこの店を訪れる際には
あまり予備知識なく訪問し
(さんざんネタばらししてるっちゅうの)
そのカラクリを楽しんでいただきたい。
表のバス通りから一本入っただけで
この隠れ家感。
お試しあれ。
・・・・そうそう、帰りも乗り物に乗るのがメンドくさくなって
京都駅まで歩いたんでした・・・・Σ(´∀`;)
[本日の歩数:約20,000歩ナリ]