鹿児島県民のソウルフード。

いわゆる

薩摩料理

は数あれど
県外ではほとんど食することのできないモノに

鶏刺し

がある。

torisashi
(写真は
[かごしまの郷土料理]
から)



鶏刺し(とりさし)とは、鶏肉の刺身の呼称である。

概要
生の鶏肉や砂嚢など
スライスしたものをニンニクやショウガ、
柚子胡椒などの薬味を入れた醤油や、
そのまま、または塩などを入れたごま油などで食する。
また、レバーを用いたものについては
「レバ刺し」とも呼ぶ。
鶏肉については表面を炙った「たたき」にしたり、
「湯洗い」にして食すこともある。
鹿児島や宮崎、大分の一部では
郷土料理
とされている事から地鶏が用いられることがある。
また、これら地域では、
専門店以外にもスーパーマーケットなどの小売店でも
「鶏刺し」
が販売されていることがある。

[Wikipedia 2017/04/02 採取]



そう。

鹿児島では住宅街や商店街の中に
フツーに

地鶏専門店

が軒を連ね
フツーに地鶏を売っている。


これは、地方の田舎道を走っていても
その途中に突然地鶏専門店があったりと
特に珍しい光景ではない。

それよりもナニよりも
そのへんのフツーのスーパーの
精肉コーナーの一角に
必ずと言っていいほど

地鶏の刺身
(ネイティヴ発音は【じどぃのさすん】)

が売られているのである。



マニアになると
どこの地鶏店の刺身がウマいの
どこのササミが美味しいの

と贔屓の店について語られることもある。


そんな中でも
ちょっと別格のモノとして
こちらの鶏刺しは語られることが多い。

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南さつま市加世田の

万世ストアー



マーちゃん鶏刺し

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ナニがどう他の鶏刺しと違うのかというと

いわゆるルイベ(冷凍)状態

で売られているのである。



冷凍した鶏刺しを
冷凍したままスライスし
冷凍したまま販売して
冷凍したまま味わう

というもの。


フシギと他店では見かけないスタイル。



小生もこれまで話には聞いていたが
今回初めて訪問し購入してみた。

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左から

赤テープ袋(104g) 200円
緑テープ袋(156g) 300円
金テープ袋(258g) 500円


となっている。
(税込み価格)


ちなみに賞味期限は2週間に設定されているようだ。

今回は、これに
いっしょに置かれていた

鶏刺しのたれ

を購入してみた。


この独自の醤油がとても重要であり
もともと辛い醤油文化の元で育ち
鹿児島の地元の甘い醤油を良しとしない
小生ではあるが
この鶏刺しだけはこの甘い醤油が必須である。

鹿児島独自の
タダでさえ甘い醤油がさらに甘く
ほとんど
焼き餅用のたまり醤油じゃないか
と思われるほどに甘いが
これにニンニクやショウガを
ぶち込んで食すと

激ウマ!
(人゚∀゚*)

なのである。


ということでさっそくいただいてみました!

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この皿に出したぐらいで50gほどか。

今回500gの袋を購入したので
まだまだたくさんある。

オヤツにも最適であろう。
(( ̄。 ̄;)・・・・そうか?)


ということでお昼に食してみたのであるが。


大失敗。


焼酎が欲しくなるではないかwwww


濃厚にして甘い醤油を付けて食すと
口に含んだ瞬間はひんやりシャリッ
冷たさと食感を楽しめる。

そして少し噛んでいると
口中にトリの旨味と皮身の脂の甘さ
じゅんわり・・・・(*´ω`*)


ウマし!!



こりゃ、とまらんわ。


ということで日持ちもするため
毎日のダイヤメに最適ではなかろうか。




そんな頼まれてもいないお勝手広告はさておき。
(実はここの社長は知らぬ仲ではない・・・・)






実は今回のマクラは副次効果。


もともと目指していったのはコチラであった。

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斜家





小生、世間のヒトからはあたかも

ラーメン好き

であるかのように捉えられているが
実は

そんなにラーメン好きじゃないんですよ・・・・Σ(´∀`;)


というのも、
特にラーメン屋を目指して遠征したり
わざわざ特定のラーメン屋に出かけたりといった

一般的なラーメンマニア

のような行動はほとんどしないからである。


行った先、現在自分がいる近くで
ナニかウマいものはないかと探すと

たまたまそれがラーメン屋だった

ということが多いだけのことである。
(苦しい言い訳ww)


今回は土曜日であったが
次男氏は友達と遊びに行くと出ていったが
受験が終わって入学までの春休みを
のほほんと過ごしている長男氏
を伴って
ドライブへと出かけた。

例年なら家族旅行を楽しんでいる時期であるが
今年はシゴトのプロジェクトの切れ目が悪く
4月初頭本稼働ということで動けず
かつヨメ氏もシフトの関係で休みが取れず
どこへも行けなかった。
(ノ∀`)

せめて一泊で霧島か指宿にでも、
という話もあったが
結局実現できそうにない。


残念なハナシである。



ということでやって来た斜屋。

小生にとってほぼ未開の地、
南薩地方。


現在はコチラ方面に
シゴトで来ることは皆無であるため
ここ10年15年ほどにできた店はほとんど知らない。


最近全線開通した

南薩縦貫道

を使って川辺市街地へ。


道すがら、

「ここにラーメン香月は移転していたのか」
「ラーメンくりやまってここだったのか」


など、風景は新鮮。
(全部ラーメン屋ww)


川辺の街を通り過ぎ
枕崎へ抜ける道の途中に
目指す店はあった。

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駐車場も広く
人気店であることがうかがえる。


古民家を改修したという店は
玄関の柱がビミョーにナナメっていたため
この店名になったというが
古びた板壁も味があるではないか。


ちわーっす!(*゚▽゚)ノ

入口で靴を脱いで上がる形式。

店内はそれほど古びた様子はなく
キレイにリフォームされている。

先客は4組ほどか。

奥の座敷には家族連れが小さい子を連れてきていた。

ほど中のテーブルに席を取る。

斜家 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA



まずはメニューを。

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長男氏は入店前から
外のカンバンを見てイチオシの

特製らぁめん

にキメていたようだが、小生、迷う。


本来ならば麺喰道のオシエに従い

初襲の店では筆頭メニュー

を実践すればよいのだが
そちらは長男氏に取られてしまった。


どうせなら別メニューがいいんじゃない?

ということで、この文字を見ると

脊髄反射的に頼んでしまう

五目

の文字に釣られて五目そばをチョイス。


ついでに足りんのではないかと思い
長男氏には五目炒飯(小)を付けた。


後から考えてみるとここのご主人
中華料理人出身であることからも
間違った選択ではなかったように思う。


まず運ばれてきたのはお茶と
突き出しの茹で野菜。

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もやしとキャベツのぽん酢がけであった。

これはシャッキリさっぱりとしてイイカンジ。


待つことしばし。


来ましたよ!

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殻付きのアサリがちょっとゼイタク感を醸す。

冷凍ではないであろうシーフードと
シャッキリと炒められた野菜類。

スープの粘度は低めであったが
アツアツのスープにシコシコ中華麺
が泳ぐ。

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ちょっと強めの味付けに感じたが
後ほどのどが渇くほどではなく
ヘンな調味料に頼らず
シッカリとしたスープが使われていた。

ウマい。


次男氏の特製らぁめんと五目炒飯。

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特製らぁめんのスープは
五目そばと共通の清湯スープであったが
味付けの方向性の違いにより
全く異なるスープとして感じられる。

特製らぁめんのほうは
あくまで純日本風のラーメン的な味付けであった。

こちらもなかなか。


五目炒飯は、パラリとしたものではなく
あえてのモッチリ系。

ホクホクとしたウマさあふれるもの。

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二口ほどもらってみたが
これだけでも十分にウマい。


大サイズの設定があることからも
その人気のほどがうかがえよう。


さらっといただきました。

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ごちそうさまでした。


なかなかの実力店。

近場にないのが残念である。


また機会を見つけて訪れてみたい。