『天然』

というコトバと

『自然』

というコトバは

似て非なるモノ。


特に使い方を誤る
重大な事故を引き起こす。



「あのヒトって天然ね」


「あのヒトって自然ね」








tennen









・・・・いろいろと語弊があるので
多くは語らんが・・・・:(;゙゚'ω゚'): 



そんな一部の方々を敵に回したかもしれない
不穏なマクラはさておき。






新店ができるという情報は
以前からキャッチしていた。


薩摩思無邪が鹿児島市内に
もう一店舗出店計画を進めていると。


昨年末にいづろのほど近く
マイアミ通り店を閉店
させたあと
そのマイアミ通り店跡地は
しばらくスープを作る工場として
機能されていたが
最近閉鎖したと聞いていた。

マイアミ店が入っていた
ビルの老朽化
に伴う撤退であった。
(もともと3年という契約でもあった)

・・・・一緒に入っていた

 柳川室 

も移転するのかな?


そんなわけでマイアミ店の次なる店
探していると聞いていたが
これまでの店での反省を踏まえ

駐車場は必須

であると考えていたようである。


鹿児島では、駐車場、大事!!
(・`ω´・。)


駐車場評論家ww


そんなわけで、
大規模なロードサイド店
考えているのだとばかり思っていたが
漏れ伝わってきた情報によると


武 岡 団 地 に 出 店 す る


というではないか!!



(´⊙ω⊙`)!

武岡団地!?



鹿児島市内の団地は
現在ではかなり世代交代が進んでおり
古い団地ほど建て替わりなどの
新陳代謝が進んでいる。

特に鹿児島市街中心部へのアクセスがよく
かつ初期に開発され
新陳代謝のスピードも速い

紫原団地

武岡団地
など。


近年アクセス向上に向けて

紫原団地には
クネクネした
純心坂
をバイパスした高架橋

武岡団地には
狭隘な
水上坂
(みっかんざか)
をバイパスした常磐トンネル

整備され発展著しい。


そんなわけで、
これらの団地内に
今までの出店形態とは異なる
ファミリー層向けの出店
を図るというのは
ひとつの正しい選択といえよう。


漏れ伝え聞いた情報から
新店は
武岡団地のタイヨー斜め前
あたりで
以前ラーメン屋が入っていた場所
であるという。


ありました。


DSC_3785



これはだいぶ店のカタチが
最終形に近づいてから。

これ以前にこの場所を訪れた際には
まだ内装を剥がしにかかっているところで
ぜんぜん形になっていなかったが
ほんの1週間ほどで
あっという間に『お店』になっていた。


そして9月11日(月)


shimuja


6周年の告知とともに
武岡店の開店が発表され
いよいよオープン。


早めに訪れたいとは思っていたモノの
2週間ほど経っての
ようやくの訪問であった。


拙宅のヨメ氏の実家
武岡団地
であるため、馴染みのある土地。


この日は、次男氏
友人がいるという
さる中学校の文化祭へと送り届けた
帰り道。


私立中学はこの時期に文化祭なのだな。


DSC_3892






店の外観は
現在の他の2店舗と共通する
 『黒』 
シブくまとめた雰囲気。

ただちょっと違うのは
隣はフツーの理髪店で
いわゆる
店舗長屋
の一角にあるということ。


あまり華美な演出はせず
周りとの調和を図っているといえよう。



さて、入店は11時過ぎと
まだまだ早い時間。


店の前に3台分ある駐車場へクルマを停め
店内へ。


先客は家族連れが一組。


入って右側は小上がりの座敷
6人は座れそうな
テーブルが2卓。


カウンターはL字になっていて
なんとなく
以前のマイアミ店を
ミニサイズにしたような

そんな雰囲気。


カウンターは一人だったため
窓側の席へ。

薩摩思無邪武岡店 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA




まずはメニューを。


DSC_3885


まだ出店から日が浅いので
奇をてらわず
この店のベーシックメニュー

薩摩



博多

の二本立てに
それぞれの『特盛りメニュー』に相当する

坂之上スペシャル

が。


『坂之上』
というネーミングは
この店の創業の地であり
社長の前村氏の地元である

『坂之上』

をリスペクトしてのネーミング。


前村氏としては
 薩摩思無邪 
国際的な大きな企業に育て上げ
最終的な隠居の地として
坂之上に凱旋し
小さな店を構える
という壮大な構想を立てているようである。


氏の出身である
一風堂を展開する

力の源ホールディングス

と考えを一にする。


鹿児島からこのような
全世界に羽ばたく店舗展開を考える
というのもスバラシイではないか!



・・・・とかは置いておいて。


んじゃ、薩摩の坂之上スペシャルで。(=゚ω゚)ノ


DSC_3886


薩摩思無邪では
店ごとに特徴をだし
いろいろと趣向を変える試みがなされているが
この店で卓上に置かれているのは

紅ショウガともやしナムル


あぁ、もやしナムル


一風堂でもこれ食べホーダイ。
\(^o^)/




遠慮なくいただきます。


最近鹿児島でも
割り箸に

煤竹の割り箸

を使っている店が増えたな。


確かに竹林というモノ
キチンと手入れをして伐採し
ヒトが管理しなければ
あっという間に手が付けられない状態になる。

孟宗竹の林では
春はタケノコ
夏以降は育った竹を伐採して
竹材が余るのである。

これを間伐材として利用するのは
竹の産地である鹿児島としては
好ましい傾向である。

保存剤に何を使っているのかわからない
何十年経っても白木のままの
中国産割り箸
など恐ろしくて使えたものではない。


そういえば先ほど
薩摩思無邪では店ごとに特徴を出すと書いたが
メニューの片隅に気になる表示が・・・・


DSC_3887


<武岡限定>思無邪の辛味噌
COMING SOON



ほほぅ・・・・


鹿児島中央駅西口店
通称
West店

にて一時期提供されていた
辛味噌
おそらくこの店オリジナルにアレンジして
提供するのであろう。


これは楽しみである。
(*´﹃`*)



そういえばこれらの撮影を
店員さんの目をかいくぐって行っているうちに
ふと気がついたことが・・・・


このカウンターの天板
まったくの新店にしては
少々キズがあり
年季が入っているような・・・・


ひょっとして、
マイアミ店で使用していた
カウンターの天板を
流用しているのではあるまいか?


West店
坂之上店の生まれ変わりとして
同じ 朱色のカウンター 
再現していた。

同じように武岡店
マイアミ店の生まれ変わりとして
レイアウトも似た感じで
規模縮小版として
再現しているのではあるまいか・・・・

と感じた次第。


真偽のほどは定かではないが。
(´-ω-`;)ゞ




さて、そんなことをしているうちに。


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どーん!!


来ました、
薩摩の坂之上スペシャル!!



炙ったチャーシュー
煮タマゴ
ナルト
屏風海苔に

これはゼッタイに欠かせない

揚げごぼう。


そして乳化度合の高い
とんこつスープ
『鹿児島』を体現する
ちょっと甘めの醤油ダレ


では、スープをひとくち。


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あいかわらずのウマさ。

濃密に『とんこつ』は感じるが
まったくクドさやしつこさはなく
するっとさらっと。


麺は中太の短めカットのちぢれ麺

こちらもまた他の2店舗と共通。



もし鹿児島ラーメンというモノの定義があれば
これは若干その定義から外れ
純粋な鹿児島ラーメン
とは言えないかも知れない。


だがしかし。


全国各地のラーメンの

いいとこどり

をしつつ
鹿児島ラーメンの延長線として
さらに深化を深めるラーメンであると
位置づければよいのではなかろうか。



とってもンマイし~。
(*´ω`*)



ということで
いやー、あっという間ですわ。


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ごちそうさまでした。



これまでの
観光客や県外客
鹿児島市内中心部の
サラリーマンなどの層

とは
狙う顧客層が違っている
出店形態。


『原点回帰』

とは
あくまで

地元に根ざしたラーメン屋

を目指した薩摩思無邪の新境地である。



ご近所のみなさま
家族連れで座敷を所望するみなさま
そして駐車場を気にするみなさま


ぜひお運び下さい。