小生の Facebook のタイムラインが

ほぼ毎日祭り状態

であることはこれまでにも
何度か話題にした。

昨日も
クルマの車外気温が2℃
鹿児島にしては低かったことを受けて
クルマのスピードメーターの
車外気温表示写真とともに

『にど!!』

と、ひらがな二文字だけを投稿したところ

すぐさまボケツッコミがはじまり
あっという間に

オンライン大喜利状態

である。


nido



そんな中
正統な(?)流れに棹さすように

天然のボケをかましてくる

方々がいらっしゃるのである。


見事なボケで

計算し尽くされてやってるんじゃないか

と疑いたくなるような
ナナメ38度ぐらいの急角度から
グッサリと差し込んでくるのである。


それはもう、

ヒヨコから生まれたてのタマゴ
(逆だろ)

のような

天真爛漫
天衣無縫
破壊力抜群


なボケなのである。


よくこんな純真無垢なピュアさ
この世知辛い世の中を渡って来れたものだと
感心する次第であるが
ご本人たちは至ってマジメ
なのである。


そんなピュア波光線
タイムラインにあふれると
ダレとはなしに


boke


 木瓜の花 
(ぼけのはな)


を咲かせるのであった。


先日のタイムラインでも
木瓜の花真っ盛り
であったが。


bokeneko



ここから少々マジメな話をすると
このように小生のタイムラインが賑やかなのは
実は狙ってのことなのである。


小生の出身高校では
卒業後一定の年数が経ったときに
年に一回開かれる

全体の同窓会総会・懇親会を取り仕切る

という非常に重要なミッションがあるのである。

懇親会はハッキリ言って

単なる大規模な飲ん方
(千人オーバー規模ww)

なのであるが
そこでの企画や運営などを含め
関連するさまざまなイベントの対応
記念品となるような物販を企画したりと
なかなか大変なところではあるが
終わってみると
実に楽しいものであった。

当日の対応では
学年の同窓生
150人ほどは集めて
懇親会の運営進行
ホテルスタッフと協力しての
配膳補助など
とにかく人出がいるのである。


しかし、
卒業後相当の年数が経っていると
500人近くいた卒業生も
散り散りバラバラになっていて
連絡の付かない行方不明者も相当いる。

それを当日結集させるため
10年以上前から
草の根的に有志が集まって随時
同窓会のような飲ん方のような
ことをしながら徐々に仲間を
広げていったのである。

だがしかし、
同窓生に一斉に連絡したり
何らかの企画についての
意見交換を行ったりするときに
いちいち集まるわけにも行かず
そんな時に役立ったのが
メーリングリストであり
SNSだったのである。


メーリングリストは当初
Yahoo!のメーリングリストを
使用していたのだが
無料サービスが終了したため
Googleグループに引っ越した。

SNSは、
日本でサービスが始まった当初は
mixiGREEといった
匿名登録制のサービスであったため
無料で独自SNSを立ち上げられる
FC2のサービス
を利用していた。

そうこうしているうちに日本でも
 Facebook 
のサービスが立ち上がり
隆盛を極めるようになったため
主軸をそちらへ移していったのである。

独自SNSは
「こういうサービスをやっているので加入してね」
とお願いしないと人は集まらないが
 Facebook 
はすでに加入している人を
グループに誘えばよいので
ずいぶんと裾野を広げることが可能になった。

しかも、実名登録が基本なので
本人確認もしやすく
そこから辿って別の同窓生に連絡できたりと
なかなかに便利に活用させてもらったのである。

そんな中、小生は
SNSなどを使った広報活動(?)の
メインを担当していたため
どうやってみなさんに
頻繁にアクセスしていただけるか
考えたのである。

シゴトで
日がな一日パソコンの前で過ごす
小生などの業種と違って
一般の方々は

わざわざアクセスしないと
情報にたどり着けない


ワケであり、
そうなるとたまに開くSNSで
ナンの情報も得られなければ
アクセスすること自体を
やめてしまいかねない。

今回の役割上、
小生は Facebook 
可能な限り同級生とは友達申請を行い
リンクしてもらっており
ログインすれば少なくとも
小生のタイムラインに
流れる情報は参照できる

はずである。

となれば、
小生のタイムラインが賑やかに動いていれば
少なくとも同級生がそこに絡んで
なんかバカなことをやっているなと
横目で見ながらほくそ笑み
まったく情報が得られないと言うことはないなと
考えたのである。


そこで、なるべく毎日
ほんのつまらないことでも投稿
していたら
いつの間にか周りがワルノリ
ほんの少しのネタでも
それを 燃料 にして
あっという間に炎上する
今のスタイルができあがったのである。


そんな深謀遠慮に基づいた
単なるバカ騒ぎに隠された真実はさておき。




イマドキの情報は
インターネットで 検索 すれば
たちどころに得られるところではあるが
逆に言うと

インターネット上にない情報は
存在しないのと同じ


とも言えるかも知れない。


ラーメン好きな諸氏
であれば
検索エンジンを駆使して

どこにどんなラーメン屋があるのか
そこではどんなラーメンが食せるのか
ウマいのか否か


などの情報を得ることであろう。


大手チェーン店や
自分の行動範囲にあるラーメン屋ならば
目に付くこともあろうが
そうでない場合は
ネットの情報のみ
が頼りである。

タウン誌や専門情報誌を購入する
熱心なフリーク
もおられようが
取材拒否の店であったり
そもそもそんなところにも
取り上げられないような
小さな店であったりすれば
草の根の情報を嗅ぎつける
しかないのである。


そんなレアキャラを探し求める
ポケGOフリーク


getdaze
(ゲッ●だぜ!!)


のような諸氏のアンテナにも
時々引っかかってくるであろう
鹿児島のイニシエ系ラーメン専門店。


ほりえラーメン


DSC_4573


写真は閉店間近であったため
のれんは片側に寄せられてしまっている。


風景の中に溶け込んでしまい
そこにラーメン屋があるということは
知る人ぞ知る存在である。


DSC_4574


なにしろ、7年前に
創業50周年を記念して
贈られるまでその
のれんすらなかった店
なのであるから。


のれん始めました。50周年の「ほりえラーメン」(2010/09/10)


つまり今年で

創業57年

なのである。


代替わりしていない
単一世代オーナーによる店としては
鹿児島最古であると言えよう。


場所はあえて秘す。


DSC_4575


すでにネット上には
情報があふれていて
簡単に検索可能
ではあろうが
あまり

『心得ない客』



『心ない客』

に踏みにじって欲しくないからである。



さて、今回は13時過ぎと
客足も落ち着いた時間帯。


カウンターへ。

ほりえラーメン #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA



見ての通り店内は

 ザ・ばぁちゃんち 


そのものである。


入口近くの土間が店舗スペース
奥の小上がりの座敷も
客席として解放されている。


年季が入って傾き
何度も補修の手の入ったであろう
木製のカウンター。

その向こうでは
御年80歳を優に超える

おばぁちゃん

がニコニコしながら調理してくれる。


カウンターに着くと

「ラーメンはどっちにするね?
大と普通とあるのよ」


と聞いてくる。


本日は実はこの前に
一麺済ませてきているので

「あ、フツーでお願いします」


卓上のボウルの中の
切り干し大根の漬け物
が少ないと見るや

「ちょっと待っててね」

といって奥の座敷の方のボウルから
残った漬け物を足してくれた。


DSC_4568


「いっぱい食べてね~」



おばぁちゃんは誰とはなしに

「今日はねぇ、けっこうお客さんが多くて
忙しかったのよ~」


と語りかける。


ポリポリと漬け物を食しながら
おばぁちゃんの調理を見守る。


DSC_4569


麺を湯のたぎる中華鍋に入れ
茹で始めると
ドンブリに魔法の粉食塩を入れ
茹で上がった麺を投入して
上に茹でモヤシチャーシューを盛り
パラリと揚げネギ浅葱をのせて
柄杓でスープを注ぐ。


「おばさんが置くね~」

とカウンター越しに置かれたドンブリはこちら。


DSC_4570


閉店間近ゆえか
スープはだいぶ煮詰まったようで
普段よりも 濃いめのあめ色 に。


「よく混ぜてから食べてね~」

というのは
イニシエ系の鹿児島ラーメン
ではお約束。


底に調味料がたまっており
スープと攪拌されていないからである。


ではいただきましょう。


レンゲはないのでドンブリに口をつけ
スープをひとくち。


うむ。

たしかに普段より濃いめのスープ。


こうして味わってみると
意外と干しシイタケのダシ
効いているのがわかる。

この遅い時間に訪問するのも
よいかも知れない。


もっとも、客足次第では
スープ切れ早じまい
もあり得るので
13時過ぎが狙い目か。


DSC_4571


麺はやや堅めに茹であげられており
歯ごたえもすすり心地もよい。


ウマいなぁ・・・・(*´ω`*)



いわゆる最近の創作系ラーメンとは異なり
真っ当至極な正統派塩ラーメン。


スープの色は素材の色か
少々醤油も入っているのか。


分量も至って少なめであるため
するっとさらっとごちそうさまでした。


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会計は、奥の座敷の手前にある
小銭のじゃらじゃら入った木箱にて
自己精算方式。

「お釣りは自分で取っていってね~」


ヒトを信用するという
日本人の美徳の信頼関係
の上に成り立った
精算方式。


間違ってもここに

万札

など持ち込んではならない。


実は小生もここに来ることを見越して
コンビニでコーヒーを飲んで
両替してから来店した。



本当のラーメン好きにのみ
こっそり訪問して欲しいお店。


ただし、平日昼間のみの営業。


いつまでも続くわけではないので
あと何度食することができるであろうか。


一麺一会
一杯ずつ大事に味わっていきたい
と思った次第であった。