20世紀の終わり頃
(こう書くと
はるか昔
に思えるが
たかだか
20数年前)
東京に出張などで行くと
渋谷の街には
東急ハンズ
や
LOFT
といった
高感度ハイソでオシャレな店
が立ち並び
それを見るたびに
鹿児島には一生かかっても
ロフトやハンズは来るまい
と思っていたものである。
だがしかし、今はどうだろう。
鹿児島中央駅ビル
アミュプラザプレミアム館に
東急ハンズ鹿児島店
が入店していて
天文館のマルヤガーデンズには
シレッと
鹿児島ロフト
が鎮座まします。
それもコレも
新幹線効果
だとは思うのであるが
隔世の感があるなぁ・・・・
Σ(´∀`;)
そんな鹿児島今昔はさておき。
さてその新幹線に乗って
朝から出水へ。
かつては出水への出張など
社用車で片道二時間半ぐらいかけ
紫尾峠を越えて通ったものであるが
現在は新幹線で二駅
わずか30分程度の旅程である。
ウカツにウトウトともできない時間ではないか。
(;´Д`)
朝9時の新幹線で出水へ行き
12時半には打ち合わせを終えて
鹿児島中央駅へとんぼ返り。
さて昼食はナニにしようか。
天気が悪かったため
たまたまクルマで来ていたので
その後の行動の自由度が上がる。
こんなときこそ
なかなか普段行けない店へ
行こうではないか。
ということで原良方面へ。
小生の会社を起点として
昼休み時間内に帰還可能な範囲として考えると
この原良方面はエリア外なのである。
今回オジャマしたのはコチラ。
そ ば き り じ こ ん
蕎麦切り爾今
「人斬り半次郎」
のようなネーミング。
そういえばそもそも
爾今
とは?
( ・∇・)
じ‐こん【自今/×爾今】の意味
今からのち。今後。以後。
「―は出入りを差し止める」「―十分に慎みたまえ」
[goo国語辞典]
そうか~ちょっと否定的な用語だが
【金輪際】
的な意味なのだな。
↑
だいぶ違う
こんりん‐ざい【金輪際】の意味
(あとに打消しの語を伴って用いる)
強い決意をもって否定する意を表す語。
絶対に。断じて。
「金輪際承知しない」「もう金輪際ごめんだ」
[goo国語辞典]
まぁよい。
(。-`ω-)
(いいのか?)
入店。
この時点で13時頃ゆえ
店内は客足が落ち着いたところ。
だが小生のあとからも
二人ほどの入店があり
人気のほどがうかがえようというもの。
店内のテーブルの配置は
それぞれが余裕を持った間隔をとっており
隣の席はあまり気にならない。
蕎麦切り爾今 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
さてメニューをば。
ふむふむ。
蕎麦で日本酒
と洒落込みたいところだが
あいにくとクルマだし
これからカイシャに戻って仕事だし。
(つд`)
現在はお昼の営業のみである模様。
さて、なかなか来れない店ゆえ
奮発して
ツケかもセイロ
・・・・なんか蒸籠をツケで買ったみたいな。
つけ鴨せいろ
をお願いすることに。
なんと平日のランチタイムは
大盛り無料!
#大盛りで服が縮む
事案であるが遠慮なく・・・・
(´-ω-`;)ゞ
しかし、考えてみれば
素うどん
に相当する
かけそば
が800円とは結構な値段。
そういえばそもそも蕎麦って高いよなぁ。
蕎麦粉の原価が高いのかな?
調べてみると蕎麦粉は
当然産地やブランドによって価格差はあろうが
国内産で
1000円/kg
程度が平均相場である模様。
それに対しうどんの小麦粉の原価は?
こちらもピンキリであるが
500円/kg
程度である。
そうか~うどんより倍は高いのか~
(゜.゜)
高いのは当然ダネ。
となると
某ウエストで
そば3玉まで同じ価格
というキャンペーンは
実質中身
どんだけ小麦粉なんだよww
そんなことを考えているうちに
来ましたつけ鴨せいろ!!
ばーんと中央に片口に入ったつけダレ。
いや、蕎麦だからそばつゆか。
厚手の片口ゆえ
アツアツのそばつゆが
最後まで冷めにくい。
まずは
水そば
として何も付けずに蕎麦を一口。
((・ω・))モグモグ
うんうん。
甘い蕎麦の香りと味わい。
片口を左手に持ち
蕎麦を適量箸で取り
ザンブとそばつゆにくぐらせる。
蕎麦は短めに切られており
極細の麺スジ。
残念ながらスマホの不調で
麺のアップ写真が撮れていなかったのが残念。
(カチャって撮影音したじゃん!!(゚ーÅ) )
色白だが更級ではなく
ほんの少し挽きぐるみを含んだと思われる
ほんのり灰色の蕎麦。
冷たい蕎麦だが
熱いそばつゆをくぐらせることにより
温かい蕎麦のようでもあり
それでいて蕎麦がのびる心配もない。
なるほど~
こういう仕立てなのか~
今さらながら感心。
これまでは
温かい蕎麦は温かい汁に
冷たい蕎麦は冷たいそばつゆに
というのが小生の中での認識だったが
冷たい蕎麦に温かいそばつゆ
という組み合わせは
ナルホドと膝を打つ組み合わせ。
そばつゆの表面には
細かい鴨の脂の粒が浮かび
意外と濃厚。
それを緩和するネギと
ふんわり香る柚子の香。
そばつゆの中には
鴨の切り身が三枚四枚入っており
それなりのボリューム感と
じゅわっと染み出す旨み
そして固すぎることなくジューシーな歯ごたえ。
ウマウマ。
(*´ω`*)
夢中で食すと
さすがの大盛りも
(とはいえ小生にとっては控えめな量)
あっちゅう間に完食ですわ!!
この時点で少々足りないかもナ~
ぐらいに感じていたのであるが
途中運ばれてきた
「そばつゆが濃いので薄めてお使いください」
というそば湯にて補完。
ここではじめて
そばつゆが片口に入っている理由に思い当たる。
そばつゆをそば湯で割って飲むための
湯飲みサイズの猪口に
そばつゆを注ぎやすいための形状。
なるほどねぇ。
ということで
そばつゆ : そば湯
1 : 2
ぐらいが適量であるところ
3杯ぐらいいただくそば湯が
だんだんそばつゆ濃度が濃くなっていくのは
ご愛敬。
そば湯の残量が見えないため
少々目測を誤ったわい。
まぁ、最終的に腹の中では均等になるのだが。
(* ̄ー ̄)
↑
開き直り
ごちそうさまでした。
ウマかった~。
最近蕎麦比率が低くなっているので
また比率を上げていかねば!
・・・・少々エンゲル係数が高くなってもww
お試しあれ。