史上マレに見る
変則的ルートを辿ってやって来た

 台風12号 
(ジョンダリ)


typhoon12


小笠原方面から
大外まわりに中部地方をかすめ
三重県から本州に上陸
先日大災害を引き起こした瀬戸内地方
東から西に横断し
九州地方を南下して
鹿児島くんだりまでやって来た。

さらに現在は鹿児島の西南の沖で
ぐるぐると停滞しながら勢力を蓄え
今後は西進するとみられている。


昔から

台風銀座

と呼ばれていた鹿児島ではあるが
昨今は本格的な台風の上陸も
記憶に有る限りほとんどなく

台風来る来るサギ

と呼ばれる始末である。


特に鹿児島市内では
台風のもたらす大雨が降ると

桜島の火山灰が流れてクルマがキレイになる

ことを期待するという
他県ではまず考えられない

台風待望論

が巻き起こるのであった。


ところが風向きが悪いと

雨は降ったが灰雨だった

という悲劇も起こりうる
諸刃の剣なのであった。
(ノ∀`)



そんな不謹慎な話題はさておき。




7月の最終土曜日
かれこれ6年ほど前から
高校の同窓会総会・懇親会
が開催される。
(それ以前は8月第1土曜日)

それに合わせて同級生が多数帰省し
高校全体の同窓会もさることながら
学年の同窓会(いわゆる二次会)
も盛況なのであった。

そんなわけで7月28日(土)。

夜12時頃まで痛飲したが
翌朝の予定のために早めに辞去。
(早め?!( ゜Д゜))


さて翌日。


一部の「メンバー」wwは
さすがに遅めに11時に集合し
クルマで

串木野金山蔵

まで向かったのであった。

詳細は割愛するが
串木野の金鉱山あとのトンネルを
焼酎や酒の貯蔵庫に転用しており
一部が見学ルートになっている。

年中坑内の温度は19度ということで
トロッコ列車で暗闇に潜ると
肌寒いほどの冷気。

そしてちょっとした探検気分が味わえ
なかなかに楽しい

オトナの社会科見学

であった。


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(見学コース最後にある黄金の菩薩像)


今回はそこへ行く途中に昼食で立ち寄った

中華料理 味工房みその

でのお話し。

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もう、何年ぶりであろうか。

まぐろラーメン
さらにはこの
味工房みその

まぐろラーメンを食す
という機会は。


ちなみに記事として残っている
味工房みそのでのまぐろラーメンは
こちら。


年末進行です(2005/12/28)

・・・・13年前。(; ̄ェ ̄)



まぐろラーメンそのものは
もう少しあとの記事が。


ゆのまえ食堂「まぐろラーメン」(2006/07/28)

・・・・12年前



いかに食していないかがわかろうというもの。
Σ(´∀`;)


ということで実に久しぶりに入店。


11時半ごろの入店のため
まだ店内には余裕が。

入口近くの座敷に
6人で陣取る。


さてメニュー。


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冷やしまぐろラーメン?


いらんいらん、パスパス。

冷たいメニューには何の興味もない。
 ‎(ヾノ・∀・`)ナイナイ



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やはりここは看板メニューの

まぐろラーメン

であろうが
朝食を控えめにしてきたため
ハラが減っておる。


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まぐろ半炒飯セット

をお願いすることに。


結局「メンバー」全員が
まぐろラーメン
もしくは
まぐろ半炒飯セット
をオーダ。


待つ間のお約束
ダイコンの漬け物を。


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いっしょに提供される
若草色の固形物
は漬け物などと同様
ポリポリと食してはならない。


これは

ワサビ

であるからな!!
( ・`ー・´) + キリッ

知っとるちゅねん



こちらはスープに溶いて
味変をお楽しみいただきたい。


さてさて、
まぐろラーメン
の登場ですよ!!


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串木野市内では
何店舗かで
まぐろラーメン
の提供があり
各店がそれぞれの個性を生かして
違った味づくりに取り組んでいる。

こちら味工房みそのでは
まぐろはいわゆる

ヅケ

状態にて提供される。



ヅケとは、
まぐろの切り身をショウガ醤油などに漬け込み
それをドンブリやお茶漬けなどに
載せて食すスタイルであるが
こちらでは
ヅケがラーメンに載っている
のであった。


登場した当時は斬新で
注目を集めたものであるが
今となっては定番中の定番
の調理法である。


スープに浸かった部分は
やや熱の通った状態
スープ上面に出た部分は
生の刺身状態
という二つの状態を味わうことができ
その変化を楽しめるのであった。


さて、ではいただいてみましょう。


スープをひとくち。


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スープはやはり
まぐろの頭(ビンタ)
を煮込んで取ったスープらしいのだが
決して生臭くなく
ほのかに香る潮の香りが
フツーのラーメンとは一線を画している。

その他にもカツオなどとも
ブレンドしているらしいが
ベースはまぐろのビンタ。


麺はちゅるりとした喉ごしの
ちょっと柔らかめのちぢれ麺。

中太であるが
スープとの絡みはよい。


ふたくちみくちとスープ&麺を味わったあと
別途運ばれてきた半炒飯を。


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パラリとした仕上がりの
ごくごくあっさりとした味付け。

ほんの少し油っぽくは感じたが
あっさりスープといただくので
これはこれでよいと感じた。


そしていよいよワサビの投入。


レンゲ上でワサビをスープに溶き
それをスープ全体に回しかけて
なじませる。


ワサビの風味がスープの香りを消し去るかと思ったが
意外とスープはしっかりとしており
思った以上にもとの風味を保っている。

だがしかし、シゲキの問題もあるので
慣れない方は少しずつ溶き入れて
様子を見てみるのがよかろう。


上に乗ったヅケも
時間とともに熱が通っていくので
ナマが好きな方は
お早めに食してしまうことを
オススメする。



いずれにせよ、あっという間に完食。


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ごちそうさまでした。



ひさびさに味わう
鹿児島としては
「ご当地ラーメン」の走り

まぐろラーメン。


各店いろいろあるといいながら
ここ「みその」のものと
「ゆのまえ食堂」のものと
2箇所しか食したことがないのであった。

他店ではまぐろが
竜田揚げになっていたりと
バラエティに富んでいるらしいので
試してみたいところである。


お試しあれ。