とあるラーメン屋のご店主
からメールで

「話があるから
ちょっと
ヅラを貸せ」

という呼び出しを受けたので行ってみると


ヅラじゃなくてツラだった件。





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(相似形)


(つд⊂)ゴシゴシ


老眼ってやぁねぇ。
(;´Д`)



そんなシラジラシイつぶやきはさておき。




ということで
呼びつけられて麺匠樹凜。
(「追いかけてヨコハマ」かよ)


いやぁ、最近、
連休明けからこっちか、
いつもの私的ヘビロテ店
ほとんど行っていない。


そろそろ顔を出さなきゃなぁ~
( ̄∇ ̄*)ゞ

と思ってたところ。



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本日より梅雨入り
ということで
けっこうな強い降りの中。

階下に二台分ながら駐車場があるので
こういう雨の日にはありがたい。


さて、店内へ。

麺匠樹凜 - Spherical Image - RICOH THETA



お、カウンターの上ののれん
新しいデザインのモノに変わっている。


今回は久々に
辛麺に行ってみましょう!

8辛で!!
(=゚ω゚)ノ



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調理を進めながらご店主井上さん
いろいろな話を。


あ、そのご店主井上さん
1枚目の写真の

 ザクじゃない方 

ですから。
( ・∇・)


見分けが付かない
かも知れないが、

 左の方 

なので、お間違えのなきように。



話の中で、今回呼ばれた本題である

次期新メニュー構想

についての意見を求められる。


東京の知り合いから聞いた話で、
昨年ぐらいから

 昆布水つけ麺 

が流行っているとのことで
レシピなどを聞いたり調べたりして
作ってみるが

どうにもピンと来ない。
(´・ω・`)



というものであった。


小生も最近上京していないので
詳しくは知らないが
一部地方で
なんとなく流行っている
とは聞いていた。


「これなんですけどね。」

と井上さんが出してきたのは
100cc入りほどの小さなタッパーに入った
ほんのり茶色い液体と
ガゴメ昆布を薄く刻んだもの。

タッパーを振ってみると
見事に全体にトロミがついて
相当な粘り
がありそうな。


「ちょっと味見してみてください」

と小さじで渡されたモノをペロリ。



たしかに、微かに昆布の味と
ほんのり塩味が。

「これ、昆布だけを水に入れた
ホントの昆布水なんですけどね。」



これだけではチと弱いような・・・・
(*´・ω・)


ネットで見つけたレシピや
知り合いから聞いた話によると
東京で流行っている昆布水つけ麺は
ほぼこの昆布水のみの味で
提供されているらしい

のだが。


うーん・・・・(・_・)


確かに、このままではピンと来ない。


「で、悩んでいるわけですよ。」


なるほどねー。


「いっそつけ麺じゃなくて、
現在提供中の冷製塩レモン麺のタレと
スープと混ぜると、


お!これイケるじゃん!!

と思ったんですよ。」


あー、それならわかるわ~
この昆布水だけだと
あまりにお上品すぎて
全く伝わらない。

これで出すなら、いっそのこと
一杯1500円とか
高級ぶって出せば

食べる方の心構えが変わって
美味しいと感じるかも?

などなど勝手なことを述べているうちに

来ました!!


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辛麺8辛!!
(*゚▽゚)ノ




「あれっ!?・・・・8辛・・・でしたよね??」

井上さんが首をかしげている。


「間違えて3辛にしちゃったかも・・・・Σ(´∀`;)」


まぁ、どっちでもいいんですけどね。
ウマけりゃ。


では、いただきます。


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スープをひとくち。


辛さに関しては
元々の8辛でもさほど辛くは感じないので
これが3辛なのか8辛なのかと聞かれると
食べてる方でも判然としない。


そういえば、いつもよりは
トウガラシの粉っぽさが少ないような・・・・


「ごめんなさい、
よくわからなくなったから
3辛の料金でいいですww」

とのこと。

あ、んじゃ、3辛ということでwwww


底に沈んだミンチ肉がゴロゴロと
そしてそこから出た肉の旨み
鶏ガラスープが相まって
旨みの相乗効果。

ただ辛いのではなく
ウマさあっての辛麺。


以前、某ラーメン店主(またかw)から
宮崎の有名辛麺屋に視察
に行ったら
スープじゃなくてお湯で作っていて
死ぬホド驚いた

という話を聞いていたが
確かにこのミンチから出たダシだけでも
十分にウマくはなるのであろう。

しかし、旨みというのは
重ねることで重層的に増していき
足し算ではなく掛け算になるのだと

これまた別のラーメン店主から聞いたことがある。

まさしくその状態であろう。


いやいや。

3辛というのは
辛さを楽しむのではなく
カプサイシンをスパイスの一部として
スープの味わいを増すためには
ちょうどよい辛さなのかも知れない。


ごちそうさまでした。


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・・・・と思っていると。

「よかったらさっきの話の試作品、
食べてみます?
まだ完成はしてないんですけど。」




えっ!?
(;・`д・´)


いただけるんですか?


では、遠慮なく。
( ̄∇ ̄*)ゞ




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ばばーん!!


肩ロースのレアチャーシュー
やや厚切りのモノが目を惹くルックス。


んじゃ、二杯目、行きまーす!
(* ̄∇ ̄)ノ


スープをひとくち。


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ずるるるるるるるるるっっっっっっ!!!

とにかく粘るスープww。


スープといいましょうか、
トロトロの流動体
といいましょうか。


先ほどの薄かった昆布水とは打って変わって
相当強めに昆布の味わいを感じる。

聞けば、先ほどの100ccほどの昆布水
あとだいたい規定量になるような
塩レモン麺のレモン抜きのスープ
足したモノだとのこと。

いやいや、これ、
強烈昆布水ww


味は足し算ではなく掛け算だというのを
まざまざと見せられた思い。


昆布のダシのウマ味が
何十倍にもなって押し寄せてくる
感じ。


ただ、それがゆえに
ちょっと塩気を強めに感じてしまう。

要は、味濃く感じるのであった。


麺は、冷麺としてキュッと締められているので
キュコキュコした噛みごたえが楽しい。

普段冷たいモノをあまり好んで食さないが
この冷麺の歯ごたえを感じると
冷たいモノもいいなぁと感じる。


レアチャーシュー
あえてちょっと厚切りにしているので
この歯ごたえもまた楽しい。

スープに昆布の切り身があえて入っているのは
昆布がもったいないからというのもあるが
その歯ごたえもまた楽しめるというモノ。


もうちょっと薄めな味付けに調整すると
十分戦闘力ある商品
になるのではないかと。


いやぁ、食った食ったww


そして、昆布のトロミゆえか
腹持ちがハンパない。



再びごちそうさまでした。

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ドンブリが白すぎて
ピントが合わない始末w


もう少し改良したら
そのうちメニューに登場するに違いない。


いやー、つけ麺にするよりは
この冷麺の方が正解だと思います。
\(^o^)/



まぁ、今度上京したら、
向こうで試してみますがね。
(*´・ω・)


ということで


刮目して待たれよ!