かごんま人にとってはフツーだが
県外の方にとっては未知なる世界
というものが
多々あるらしい。
その筆頭と言っていいのが
そうめん流し。
一般の県外の方々が想起するのは
流しそうめん。
青竹などの樋を使って
そこを流水とともに
スライダーのようにそうめんを流し
それを箸ですくって食すという
エンターテインメント。
しかし、箸からこぼれたそうめんは
そのまま流れていき
樋の端からロスト
するのであろう。
そこでザルで受けて再度流すのかも知れないが
一方通行の端から端まで持っていくという
非効率的な現実
が待っている。
しかし実はかごんま人は
この竹の樋を見たことがない。
そもそも流しそうめんなどと言うモノは
鹿児島には存在しない。
では、ナニがあるのかというと
全自動そうめん流し器
である。
円卓に据えられた円形のアクリル板で作られた
二重構造の円環。
そこに水が溜められており、
水底にはクルマのウォッシャー液噴出口のような
水の吹き出し口が。
そこから噴出する水圧で
円環内に反時計回りの水流が生じ
水がぐるぐると回り始めるのである。
そう。
これが
全自動そうめん流し器
の全容である。
(。-`ω-)
おそらく県外の方々は
あまりお目にかかったことのない光景
なのではないかと思われる。
鹿児島ではこのような
システマチックな装置で
そうめんを食すのである。
鹿児島にお越しの際には
ぜひこの
全自動そうめん流し器
の偉容に触れていただきたい。
ちなみに、このそうめん流し器は
旧開聞町(現指宿市)の元町長
が発明したのは
ジモティーではよく知られたトリビアである。
過去記事に詳しく調べた形跡が。
・・・・ぜんっぜんカンケーない本文ですが
マクラネタに鹿児島のそうめん流しの話題が。
ということで
鹿児島ではそうめん流しと流しそうめんは
似て非なるモノなんですよという
使い古されたネタはさておき。
そんなわけで
かごんま人のココロの拠り所
そうめん流し
を今年の夏は味わっていなかったと
先日出かけて参りました。
・・・・一人で。
(´・_・`)
一人そうめん流し
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
清流と緑の里アルプス - Spherical Image - RICOH THETA
清流と緑の里 アルプス
鹿児島空港から霧島に至るために
鹿児島空港北端から天降川に下る
その道すがら。
なんでこんな場所に来たかというと
他のそうめん流しは割と混んでいるが
こちらは空いていることが多い
との情報から。
一度来たいと思ってました。
聞くところによると
こちらの地主の方が一人で開墾を始め
コツコツと築き上げた施設なのだという。
入口付近にはマス釣りの釣り堀とか
家族湯とか
なかなかエンタメに徹している。
自分で席を陣取ったら
オーダ票にオーダ品を書いて
受付に渡す仕組み。
新幹線セット
嘉例川駅セット
ラムネ温泉セット
という由来のよくわからないセットメニューがあるが
おにぎりはイラナイので
単品で頼む。
をを!!
「うどん流し」とな?!
んじゃ、それを含めて
そうめん流し
うどん流し
鯉こく(小)
マスの塩焼き
を。
周囲は何ともノドカな風景ではないか。
(*´ー`*)
周囲のお堀には
ホテイアオイが繁茂し
周囲の鬱蒼とした林の緑も濃い。
屋根からは常時水が掛け流されており
さながら小雨が降っているように見える。
涼味満点。
しばしのち、運ばれてきました!
そうめん!
流す!
すくう!
ズルズル。
うどん!
流す!
すくう!
ワシワシ。
シコシコとした歯ごたえがウマし!!
マスの塩焼き!
ムシャムシャ。
背骨とアタマ以外は完食。
鯉こく!!
具が沈んでて味噌汁にしか見えんけど
ウマいウマい。
(*´ω`*)
あーウマし。
ごちそうさまでした。
鹿児島に来たら
夏に限らず
そうめん流し
マストです!!
(。-`ω-)
昔々、「一人でそうめん流しに行く。」と言ったら周りの人たちからドン引きされたことがありました。
曰く、「一人で行って楽しい?」 「一人焼肉は行くけど、一人そうめん流しは考えられない!」 「寂しくない?」等々。
以来、自分の心の中に封印してきましたが、これから堂々と!一人そうめん流しに行くことにします!
(でも、ツレが必ずくっついてくるだろうな~・・・。)
ねこだにゃん
がしました