かごんま人にとってはフツーだが
県外の方にとっては未知なる世界
というものが
多々あるらしい。


その筆頭と言っていいのが


そうめん流し。



一般の県外の方々が想起するのは

流しそうめん。



nagashisoumen


青竹などの樋を使って
そこを流水とともに
スライダーのようにそうめんを流し
それを箸ですくって食すという
エンターテインメント。


しかし、箸からこぼれたそうめんは
そのまま流れていき
樋の端からロスト
するのであろう。


そこでザルで受けて再度流すのかも知れないが
一方通行の端から端まで持っていくという
非効率的な現実
が待っている。


しかし実はかごんま人は
この竹の樋を見たことがない。


そもそも流しそうめんなどと言うモノは
鹿児島には存在しない。


では、ナニがあるのかというと

 全自動そうめん流し器 

である。


DSC_2727


円卓に据えられた円形のアクリル板で作られた
二重構造の円環。

そこに水が溜められており、
水底にはクルマのウォッシャー液噴出口のような
水の吹き出し口が。


そこから噴出する水圧で
円環内に反時計回りの水流が生じ
水がぐるぐると回り始めるのである。


そう。

これが

 全自動そうめん流し器 

の全容である。
(。-`ω-)



おそらく県外の方々は
あまりお目にかかったことのない光景
なのではないかと思われる。



鹿児島ではこのような

システマチックな装置で

そうめんを食すのである。


鹿児島にお越しの際には
ぜひこの

 全自動そうめん流し器 

の偉容に触れていただきたい。


ちなみに、このそうめん流し器は
旧開聞町(現指宿市)の元町長
が発明したのは
ジモティーではよく知られたトリビアである。


過去記事に詳しく調べた形跡が。






・・・・ぜんっぜんカンケーない本文ですが
マクラネタに鹿児島のそうめん流しの話題が。


ということで
鹿児島ではそうめん流しと流しそうめんは
似て非なるモノなんですよという
使い古されたネタはさておき。




そんなわけで
かごんま人のココロの拠り所

 そうめん流し 

を今年の夏は味わっていなかったと
先日出かけて参りました。




・・・・一人で。
(´・_・`)



一人そうめん流し
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!



清流と緑の里アルプス - Spherical Image - RICOH THETA




清流と緑の里 アルプス






鹿児島空港から霧島に至るために
鹿児島空港北端から天降川に下る
その道すがら。


なんでこんな場所に来たかというと
他のそうめん流しは割と混んでいるが
こちらは空いていることが多い
との情報から。


一度来たいと思ってました。


聞くところによると
こちらの地主の方が一人で開墾を始め
コツコツと築き上げた施設なのだという。

入口付近にはマス釣りの釣り堀とか
家族湯とか
なかなかエンタメに徹している。


自分で席を陣取ったら
オーダ票にオーダ品を書いて
受付に渡す仕組み。


DSC_2722


新幹線セット
嘉例川駅セット
ラムネ温泉セット


という由来のよくわからないセットメニューがあるが
おにぎりはイラナイので
単品で頼む。


をを!!

「うどん流し」とな?!

んじゃ、それを含めて

そうめん流し
うどん流し
鯉こく(小)
マスの塩焼き


を。



DSC_2723



周囲は何ともノドカな風景ではないか。
(*´ー`*)


DSC_2726

DSC_2725

DSC_2724


周囲のお堀には
ホテイアオイが繁茂し
周囲の鬱蒼とした林の緑も濃い。

屋根からは常時水が掛け流されており
さながら小雨が降っているように見える。


涼味満点。


しばしのち、運ばれてきました!


DSC_2730

そうめん!


DSC_2731

流す!

すくう!

ズルズル。


DSC_2732

うどん!


DSC_2733

流す!

すくう!

ワシワシ。

シコシコとした歯ごたえがウマし!!


DSC_2728

マスの塩焼き!


ムシャムシャ。

背骨とアタマ以外は完食。


DSC_2729

鯉こく!!


具が沈んでて味噌汁にしか見えんけど
ウマいウマい。

(*´ω`*)



あーウマし。


ごちそうさまでした。



鹿児島に来たら
夏に限らず

 そうめん流し 


マストです!!
(。-`ω-)