今回の長男氏との
受験のための東京合宿生活
おさんどんをしていたと誌したが

毎日ご飯作ってエラい~

とかいう声が漏れ伝え聞かれた。

自分のうちのダンナなど
ゼッタイに炊事もできなければ
洗濯なんぞもっての外
という主婦層からの声
聞かれたのであるが
小生にとっては
ごくごくフツーのこと
なのであった。

拙宅ではヨメ氏も働いており
家事を分担しなければ回らない
という事情もあるが
特に炊事をするということに関し
まったく抵抗がないのは
実は小生のオヤジ氏の影響ではないか
思っている。

小生のオヤジ氏は
鹿児島の某民放に勤務していた
昭和12年生まれの丑年であるが
週に1回ぐらい土曜日に
晩飯を作っていたのである。

主に煮しめ
だった気がするが・・・・(´д`)


ヘタをすると

昭和ヒトケタ

に近い年齢であるが
鹿児島出身ではない
ということも手伝ってか

男子積極的に厨房に入るべし

的な思考だったようである。


よって、小生もそれを見て育ったせいか
週末になると
ナニかメシなどを作りたくなり

煮しめを煮たり
鍋を作ったり
ローストビーフを焼いたり
チャーシューを研究したり


したくなるのであった。

まぁ、洗濯に関しては基本毎晩、
小生の係だがな。
(*´・ω・)


そんなおさんどんの言い訳はさておき。




小生のことを

ラーメン好きなおっさん

であるかのような流言飛語
飛び交っているようであるが

ラーメンそんなに好きじゃないんで。
 ‎(ヾノ・∀・`)ナイナイ


まぁ、麺類一般が好きなだけで

たまたま近場にあるのが
ラーメン屋が多い


というだけですから。


そんなわけで
せっかく鹿児島に帰ってきたからには

蕎麦も食いたいじゃないですか!!
o(*`ω´*)o


というわけでこちらへやってまいりました。


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地鶏炭焼き 一(HAJIME)


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場所は説明が容易である。

鹿児島市の観光名所

『西郷洞窟』

の真ん前であるから。





こちらには以前も訪問したことがある。







最低でも
2回訪問しているのだな。


前回の2回はともに

地どりそば

を食している模様。


さて入店。

ちょうど若きご店主が入口まで
迎えに来てくれたので
入口の太鼓を

でででん!!

と鳴らさずに入店できた。


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店内はイカにも味のある造り。


あぁっ!!

メニューを撮り忘れているな。

過去ログをご参照のほどを。


そばのメニューに関しては
カウンター前のレンジフードに
種類豊富に掲示されていた。

以前はなかった掲示。


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ふむふむ。

では今回は、

鳥南ばんそば

をお願いしてみようぞ。


とにかく、重厚にしてオモムキのある
なんとも味のある店内。


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各所に西南の役の頃の錦絵が飾られたり
おすもうさんの化粧まわしなどが
展示されていたり。


先客はいなかったが
後客は二組ほど。

割と年齢層は高め。
(人のことはいえないww)


店内を観察などしているうちに
来ました!


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たっぷりのネギ
肉厚の戻し干しシイタケ

ぽってりとしたダシ汁の色が

そそる。
(*´ω`*)



一緒に運ばれてきた
桜島小みかんの皮
を干して刻んだものをかけ
一味も振る。


華やかに薫る小みかんの爽やかな香り。



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では、いただきます。

ダシを一口。


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トロミを付けられたダシは
甘めの調味であるが
それがまた全体の味わいを増している。


じゅわっと染み出した干しシイタケのウマ味
カツオダシその他の相乗効果
そして甘めの鹿児島醤油とのマリアージュ。


(゚д゚)ウマー


するするっといただいてしまいました。


ごちそうさまです。


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会計の時、若いご店主としばし話をしてみた。

小生、幼少のみぎりにこの建物に
ナニを食べに来たかの記憶はないのであるが
オヤジに連れられて
ディナーを食しに来たことがある
のである。

聞けば、現在の若きご店主のおじいさまが
50年ほど前に
古民家を三つほど解体して出た廃材を利用して
この建物を建てたのだという。

その時は、

レストランふじ

という名前で洋食を提供していたという。


そうかぁ、小生、幼少のみぎりに
ここにハンバーグかナニか
食しに来ていたのであるなぁ。


夜の闇にぽっかりと浮かぶ
この店の明かりと雰囲気を
まざまざと覚えているのであった。


そして、その後
現在のご店主のお父様が店を引き継ぎ

水車のあるレストラン(?)

として経営したようだが
大病を患って一時閉店。

しかし、快癒して現在のご店主に引継ぎ
父子二代で現在の店を再開した
のだという。


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店に歴史あり。

人に物語あり。



小生にとっても
ようやくいろいろな過去の記憶が氷解した
貴重な体験であった。


クルマは店の前に5~6台停められ
そばの類はリーズナブルに楽しめ
所望すれば
各種地鶏の炭火焼きも楽しめる
という趣向。

クルマでなければ
日本酒も取りそろえている
ようなので
そちらも楽しんでみたいと思わせる
そんな店である。


ご随意に。
 (* ̄ー ̄)g