鹿児島ではすでに
終息に向かいつつある雰囲気

コロナ禍

であるが、
まだまだ経済の立ち上がりには
時間を要する見込みであり

飲食・観光・宿泊業など

大打撃を被ったまま
まだまだ先行きの見えない業界も多い。


今回のコロナ禍は
世の中の仕組みを
大きく変えてしまった感

がある。


まず大きな影響を受けたのが
学校関係。

拙宅においても
今春から長男氏は東京(辛うじて)に
進学予定であったが
いまだ上京できない
状態である。

マンションにしても
契約は成立してしまっているため
一度たりとも足を踏み入れておらず
あまつさえ実際に1回も見たことのない

部屋に対し
家賃を支払っている状態。

なにしろ当の大学にさえも
受験で2回ほど行ったっきりである。


大学の講義に関しては
そろりそろりとながら
オンラインで授業
が始まっている。

ただし、理系の学校なので
実験や実習など
どうしても実地で行わなければならない
場面も多々あり
今後どうなるか予断を許さない。


飲食業に関しては
現在自粛要請期間が解けたので
夜の営業も様子を見ながら
徐々に始まっているようだが
いまだに
天文館は閑古鳥すら家出してしまった
ような
寂しい状況であるようだ。

そのため、自粛要請期間にはじめた
テイクアウト事業を継続化したり
そちらの比重を高めて行ったりと
業態の変化
を強いられている。

宿泊業においては
宿泊客激減のため
仕事のなくなってしまった従業員を
海外からの研修生を受け入れられなくなって
繁忙期の働き手がいなくなってしまった
農業と連携して
人をマッチングし融通する
という
新しい事業を始めているらしい。


nougyoujoshi
(なんだこりゃ?)


こんな試練の時期には
みなで知恵を出し合って
新しい方策を探っていかねばなるまい。


そんな珍しくマジメな
マクラはさておき。




土曜日。

シゴトに出て行ったヨメ氏が
具合が悪くなったと
連絡があって迎えに行って
そのまま病院へ。

病院で点滴をしている間
待っているのもナンなので
そこから歩いて天文館へ。


当初特に目標を定めていなかったが
おおそうだ!!


ここに行こう!!


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煮干し中華そば めんや こたん


ここの通りは
 「フラミンゴ通り」 
というらしい。


そういえば通り全体が
ピンクに塗られているような。


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以前話題になった

やっぱりステーキ天文館店

から一軒挟んで隣に位置する。




入口の消毒用アルコールスプレーで
手指を消毒して入店!


先客は1名。
後客ナシ。


土曜日の13時過ぎ
ややピーク時間を過ぎてはいるが
天文館自体の人通りが少ないので
こんなものであろうか。


さて、先客のドンブリがまだ残っていたが
カウンターの端の席へ。

ご店主が完全ワンオペなので
先客の調理で手が回っていない模様。

まぁ、慌てることはない。

煮干し中華そばの店めんやこたん - Spherical Image - RICOH THETA



メニューは潔く


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煮干し中華そば

のフツーと大盛りのみ。


トッピングは
煮卵・メンマ・チャーシュー
御飯は
炊き込み御飯。


テイクアウトで
「ざる中華」
も提供している模様。





では、煮干し中華そばを。

まずはバランスを見るために
フツーサイズで。


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店内は明るい。

細いフラミンゴ通りに面していて
眼前にはビルの壁がそびえているが
天井まで高く取った明かり取りの窓
ほどよく陽光を採り入れている。

木目をほどよく活かしたつくりで
黒板のような掲示板
学校のような雰囲気を醸している。

店内外アチコチに
招き猫その他
猫をモチーフにした置物が多数飾ってあり
ショップカードも味のあるネコの絵。


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卓上に置かれた調味料も


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粉末の柚子こしょう

テーブルコショー
のみ。


やってまいりました。


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ほーほー。

シンプルに徹したルックス。


では、いただきます。

スープをひとくち。


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ずるっ。

ずるっ。

ずるっ。


( ̄¬ ̄*)


思わず立て続けに三杯、
レンゲでスープを飲んでしまった。


中華そばのスープ
シンプルがゆえに
ごまかしが利かない。

良質な材料を
丁寧なシゴトで
最適な条件のもとで

煮出すことにより
得られた滋味
いい醤油と合わせることで
できあがったスープ。


ウマい。



ほんのちょっぴりの
煮干しの苦みがアクセントとなり
昆布などの魚介の風味を引き立てる。


醤油は若干甘め
ちょっぴり鹿児島向きにはなっているが
それもまた馥郁とした味わい
貢献している。


麺はストレートな中細麺。

ヘンなクセもなく
しっかりとしたコシを芯に感じ
この繊細なスープに合っている。


トッピングの
レアチャーシュー
もまた逸品。

アツアツのスープに浸った
下の部分はフツーのチャーシューっぽく
なってしまっているが
上に乗っている部分は
軽くスープをくぐらせて食すと
肉々しい味わいで
美味美味。


メンマが思っている以上にたくさん入っていて
ちょっと得した気分。


その他の具材の
ネギ・カイワレ・海苔
スープをジャマしない配分。


全体に非常にレベルの高い一杯である。


いやぁ、ウマかった。


ごちそうさまです。


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場所は天文館中心部からは
やや離れており
もともと人通りの少ないとおりではあるが
クチコミで火が付けば
おそらく人気店になることであろう。

メニューも今後少しずつ増えていくのか
それとも
あくまで中華そば一本に絞って
活路を切り開いていくのか。

いずれにしても
注目のお店である。


お試しあれ。



最近鹿児島のラーメンの新店では
中華そばをメインにしている店
目に付くが
なにかしらのムーブメントがあるのだろうか。

それとも、鹿児島に
あまり中華そば文化がないので
バリエーションとして
増えてきているのか。

いずれにしても、
最近の新店はどこもレベルが高い。


他にも何店か、
気になっているお店があるので
いずれ攻めてみたいと思う。


楽しみだなぁ。
 (* ̄ー ̄)b