試写会に誘われて行って参りました。
『#グリーンブック』
まったくの予備知識なく鑑賞。
黒人への差別意識が色濃く残る
1962年のアメリカ。
黒人でありながらエリートとして育ち
しかしそれがゆえに黒人としても孤独な
天才ピアニスト『ドクター』。
ニューヨークのブロンクスに生まれ
イタリア系移民で大家族に囲まれ
貧しいながらもソレナリに幸せな
粗野で無学だが腕っ節の強い『トニー』。
『ドクター』が富裕層向けに
黒人蔑視のアメリカ南部
で演奏旅行をするため
ドライバーとして雇ったのが『トニー』。
全く折り合いの付かない二人が
旅するうちに友情を育み
最後はハッピーエンドな
アメリカン・ロードムービー。
なんとなくあらすじを聞けば
あー、なるほどねー
(´・∀・`)
と思ってしまうアリガチな展開であるが
実話なのだという。
後付けであるが
ずいぶんと『トニー』を
愛情を持って描いているなぁと思えば
脚本家の実のお父さん
のお話なのだな。
いまどきにしては珍しい
2時間15分
という長丁場であったが
楽しく笑いつつ最後はホロリと泣ける
シナリオにしてやられたり
な映画であった。
反目し合う二人の描写
は淡々としていて
大きな見せ場も盛り上がりもないのだが
最後までダレることなく一気に観させてもらった。
ネタバレになるので詳細は記述しないが
今年のアカデミー賞大本命
というのも
うなずける脚本・演技であった。
3月1日公開らしいので
気になった方はゼヒ足を運ばれたし。
こういう
『いい映画』
を観ると心が洗われるなぁ。
(´;∀;`)
そんな純粋さを失ったオトナの反省はさておき。