ヘッドホンを変えてみた。


SBH82D_H_01

 ソニー SBH82D 


イマドキのスマホには
イヤホン端子が存在せず
音楽を聴こうと思ったら
Bluetooth対応の機器が必須
である。


以前、
左右独立式中華ヘッドホン
を購入したと誌したが
それから1年弱での浮気。

惜別カウントダウン。農協会館地下大食堂(2019/03/10)

記事は今年の3月だが
中華ヘッドホンを購入したのは
昨年の8月のこと。

音楽を聴くという用途で考えれば
特に問題はなかったのであるが
何点か気になることが。


そもそも、歩きながら聞くような
ながら音楽用のヘッドホン
カンドーするような音質
は求めていないのである。

しかし、完全密閉式
(耳栓タイプ)
だと
歩きながらのリスニングなどでは
外音が遮断されてしまって
後ろから近づいてくる
クルマや自転車に気づかなかったり
街中のアナウンスなどが聞こえず
慌てて耳栓を外したりと

けっこう不自由なのであった。


危ないし。
(ㆀ˘・з・˘)


そういったわけで
以前

JVCマルチライブモニター

なるものを購入して使っていたのであるが
しばらく使っていないうちに
充電ができなくなってしまい
使用不能になったためにお蔵入りに。
(つд`)


あたたた!北斗ラーメンの北斗セット『味噌』(2017/05/30)



小電力の充電式機器にありがちな
充電できなくなるという
致命的な障害で使えなくなったが
これは
外音をマイクで拾って
音源の音とミックスして再生する
という
少々手の込んだ仕組み
であった。


その後、ソニーから
全く異なったアプローチながら
外音を取り入れながら音楽を聴くという
最終的な目的は同じ

Xperia Ear Duo(XEA20)


XEA20

という製品が発売されていたが
お手軽に聞くには少々値が張り
紛失や故障などで
被る精神的ダメージも大きそう
だったので
購入を躊躇していた。


仕組みとしては、
耳の穴は塞がずに
その横から細い管で
耳の中に直接音楽を聴かせ
まわりの音はそのまま聞こえる

というシンプルなモノ。


それがこの6月に
新製品として今回の

SBH82D

が発売されたのであった。


お値段Xperia Ear Duoの半額以下。


ケーブルの取り回しから解放される
という意味では
本体を首にかけて
ヘッドホン部分はそこから
ケーブルが伸びて来るという
スタイルのため
少々制約があるが
スマホとの間にケーブルはないので
あまり問題にはならない。


それよりも実は小生にとっては
切実な問題の解決の一助
となっているのである。


小生、少々内耳が敏感なようで
気圧の変化から来る鼓膜の圧迫感から
三半規管に異常を来し
気分が悪くなって激しいめまいを起こすことがある。

主にノドの炎症などで
耳管が詰まり
耳抜きをしにくい状態の時
航空機内での気圧の変化や
クルマでの坂の上り下り
さらには鼻をかんだ際などにも
この症状が起こり
強烈なめまいで身動きが取れなくなる
ことがあるのであった。

運転中であればクルマを停めざるを得ず
航空機の中などでは
ひたすら耳抜きができるようになるまで
待つ以外に解決の方法がない。

鼻をつまんだりあくびをしたりと
努力はするが
そもそも
耳管が通って耳抜きができるまで
どうにも手の打ちようがない。


実はコレと同じような状態に
密閉式のイヤホンを使っていると
陥ることがあるのである。

耳の穴をイヤホンで完全に塞いでしまうと
イヤホンと鼓膜の間に密閉空間が生じ
そこと内耳側の気圧に変化が生じると
めまいを起こしてしまうのであった。


ほんのわずかな気圧差
で起きる症状なので
このような場合でも起きてしまうのだ。

よって、あまり
密閉式のイヤホンは使いたくなかった
のであるが
今回のイヤホン。

そもそも耳の穴を塞がないので
気圧の変化に無関係で
快適に過ごせるのであった。


それだけでもイヤホンを変えた
価値があったというモノ。


音質に関しては
あまり贅沢は言わないが
それでもソニーが作るだけのことはあって
安っぽい音はせず
ダイナミックレンジも広く
低音もソコソコ響き

耳元で音楽が鳴りつつも
外音はフツーに聞こえるという

なかなかフシギな感覚。


よい買い物であった。
 (* ̄ー ̄)


そんな自己満足のお勝手レポートはさておき。


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