当blogの
正統派のお客サマ
(麺記事目当て)
にはあまり縁のないハナシではあるが、
実は当blog、
ある一編の記事だけで
局地的なある方面では
チと名の知れたblogなのである。
その記事とは!
番外編!VAIO Note type-Tのバラし方講座(2006/05/10)
もう2年半も前にしたためたこの記事である。
何の記事かというと、
当時小生が主力で使っていた
SONY VAIO Type-T(VGN-T90PS)
をバラしてハードディスクを換装した記事を、
写真入りで手順と共に紹介した
それだけの記事である。
当然、
麺のハナシも全くなし。
しかし、この記事が、
VAIO Type-Tをバラせない
悩める全国の子羊によって広められ、
各所でリンクを張っていただき紹介され、
それがゆえに検索エンジンで
「Type-T バラシ」などの類義キーワードで検索すると
必ずトップで検索されるほど
メジャーな記事になったのである。
(麺でメジャーになった方がうれしいが・・・・orz)
それが、いまだに検索エンジンでお越しになる方の
半数以上はこの記事目当てという
現象を引き起こしているのである。
しかし、それから早幾年月。
愛用していたType-Tも世代交代の時期を迎え、
今では主力の座をType-SZに譲り、
余生をヨメコドモのおもちゃマシーン
かつ小生が自宅に帰省した際のサブマシーン
として過ごしていたのであった。
今回の鹿児島帰省にあたり、
Type-SZは重たいので持ち運びはせず、
カイシャ支給の
FMV-R8250
のみを持ち帰り、
パーソナルユース
(今回は主に年賀状作成・・・・って、今頃かい!!)
ではType-Tを使うという方策をとっていた。
しかし・・・・
年賀状を作成していると、
どこからともなく
歌手歌手歌手
・・・・いや、
カシュカシュカシュ
という何かを引っ掻くような音がしていた。
はじめは気にならなかったのだが、
夜中の静まりかえった自宅では
いやが上にも耳につく。
最初はハードディスク障害で、
いよいよこのマシンも年貢の納め時か?
と思ったのであるが、
導入したHDD Lifeなる
ハードディスクの健康診断ソフトでも
異変の兆候は見あたらず。
ハテ面妖な、
DVDなどの挿入もないし、
さりとて他の可動部品も・・・・
・・・・ありましたよ。
CPUクーラーのファンが。
そう言えば昔、
このバラシ方講座の記事を探してきた方が、
CPUクーラーの異音でバラしました、
と報告してきたことがあったな。
果たして音源はCPU付近から発生しており、
しかもだんだん大きくなってくる。
ついには、
きゅきゅきゅきゅきゅ・・・・!!
と、止まってしまったではないか!
こりわヤバい。
図らずもふたたび開腹手術を行うハメに。
ならば、やはり記事にせねばなるまい。
ということで、今回も行きま?す。
<じゅんびするもの>
◆VAIO Type-T(VGN-T90PS)
初期型Type-Tであれば末尾型番が違っても
ほぼ同じはず。
◆小型プラスドライバー、マイナスドライバー
小型ドライバーセットなどでよいと思われ。
◆集中力
いや、細かい作業なんだな、これが。
◆忍耐力
気の短い方にはオススメしません。
(指が全部親指の方もNG)
◆精神力
決して投げ出さない、泣かない。
◆財力
壊しちゃったら新しいのを買うかぁ。
(ヲイヲイ・・・・)
◆少量のグリース
では、参ります。
?先の記事を参考に、
ハードディスクを外すところまでは同じ。
?PCMCIA/メモリースティックスロットを固定している
黒いプラスチックカバーを外す。
?左側ヒンジ近く、
メイン基板につながっているケーブルを外す。
ヒンジ至近の乳白色コネクターは、
細いマイナスドライバーなどでこじってゆっくり外し、
その手前のテープ状コネクターは引き抜き、
CPUファンの電源ケーブルは上に引き抜く。
くれぐれも慎重に!
?メモリースティックスロットへ伸びている
テープ状コネクタを引き抜く。
?メイン基板を固定しているのは以下の2本のボルト。
?外れたメイン基板を左から持ち上げ、
下部の2カ所のボルトを外す。
これによってCPUクーラーが外れる。
なお、メイン基板を持ち上げると
左側のボディー構成パネルが外れるので、
組み付けるときには注意のこと。
(事前に組み付けた形を覚えておくとよい)
?外したCPUクーラーの、3つの爪を起こし、
ファンを分解する。
小さなマイナスドライバーなどで
爪をゆっくりと起こし、裏の黒いパネルを外す。
?分解したファンの
軸受け&軸部分にグリスアップを施す。
?逆順に組み付ける。
なお、この手順には一カ所落とし穴があって、
組み上げた際に1個ボルトが余るのであるが、
細かいことを気にしてはイケない。
(余っちゃったんだよぅ(T_T))
なお、余談として、
CPUクーラーとCPUのコアダイの接触部分に
本来ならシリコングリス等で
熱伝導用の対策を施す必要があるのだが、
メンドくさいのとシリコングリスの手持ち切れにより、
CPUクーラーに張り付いていた
余剰の熱伝導シートの残骸を
爪で集めてCPUのコアダイ部分との接触部分に盛り上げ、
隙間を埋めたことを追記しておく。
せっかくのCPUクーラーに
CPUの熱を伝えることができなければ
意味がないからな。
さて、とりあえずこれで
CPUクーラーは息を吹き返し、
なんとかパソコンとしての機能を
保っているようである。
延命措置としてはやってみる価値、
いや、時と場合によっては
やらざるを得ない
(「やらざるおえない」だと思ってる御仁が多いんだな、これが)
シチュエーションではお役に立てていただきたい。
では、おそらくこれが
2008年最後の記事になろうか。
思わぬ運命に翻弄され、
けっこう激動だった一年のはずだが、
小生本人はあんまり深く考えてないんだな、これが・・・・
Σ(´ι _`;)
ということで、よいお年を!