レギュラー更新。

「麺喰道」の王道、
麺食べ歩き。

本日の訪問は
垂水「みなとラーメン」

「知る人ぞ知る」名店らしい。

県内のラーメン事情通
敏腕営業「こーちゃん」氏によると、
大変わかりにくいところにあるが、
ウマイらしい。

垂水フェリーを下りて、
さっそく「こーちゃん」氏の駆る
ナイスな営業車で店へと向かう。
垂水フェリー乗り場から鹿屋方面へは右折するところを、
あえて左折。
橋を渡ってすぐに左折。
「え、通り沿いじゃないんですか?」
「これがねぇ、わかりにくいのよ。」
車はズンズン住宅街へ。自動車

「えーと、ここにAコープがあるでしょ、ここを入って…」
「あ、あった!」

どう見ても普通の住宅街の一角に、
路上駐車の車列が。
そしてその横には
「みなとラーメン」の看板。

遠目にはほとんど目につかない小さな看板である。

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しかも住宅街のど真ん中、
探さないとわからない。いや、探してもわからないかもしれない。

(場所はコチラ

たたずまいも、どこからどう見ても普通の民家である。
玄関を入ると、土間とおぼしきところにカウンターがしつらえてある。
その数、6席ほどであろうか。
すでにカウンターはいっぱいで、小生一行は3人客。
すると、おばあちゃんが
>「一回外に出て庭からはいると
裏に座敷がありますから」

という。このおばあちゃんが店主である。
ラーメンをそそくさと作りながら、
給仕を行うおじいちゃんに
「そーじゃなかが、向こうじゃが」
と指示している。
娘さんとおぼしき女性と3人で切り盛りしている模様。

さっそく庭を回り、その「座敷」とやらへ向かう。
人んちの庭に入り、人んちの縁側の開き戸を開け、
人んちの座敷に上がり込む。
どこからどこまで、この店主老夫妻のお宅
そのものである。
座敷にはテーブルが2卓あり、
壁際には食器棚、後ろはふすまの押し入れである。
アットホームすぎてトイレと間違える客がいるせいか、
「風呂場」と書かれた札のかけられたドアも。

おじいさんが漬け物を運んでくる。
大根を厚さ1センチほどに銀杏切りにした漬け物が3枚。
水はセルフサービス。

メニューは

ラーメン 400円
ラーメン(大) 600円
ごはん 100円


と、一切の無駄を省いている。

ラーメン(大)とごはんをオーダ。
しかし後から来た常連とおぼしき一団は、
みな「ラーメン(大)」か、「ラーメン+ごはん」
をオーダしている。
「ラーメン(大)+ごはん」、
マズったかも………

一抹の不安は的中した。
値段が1.5倍なら、量も1.5倍のようである。

一回り大きいドンブリに、麺も見るからに多そう。
多少げんなりしながらも、気を取り直して
麺食に取りかかる。
忙しいビジネスマン、チンタラ食していてはいけない。

スープを一口。
「ん?薄い?」
ダシは出ているが、塩気が足りない。
健康のためにこういうスタイルかと思っていたら、
店を出た後「こーちゃん」氏が、
「あのおばあちゃん、大盛りに普通サイズの味付けしたのかも」
と言うところを見ると、普段はもっとちゃんとした味のようである。
ハズレだったか・・・・
ダシはあっさり系のとんこつに、野菜スープのまろやか味をプラス、
素性のいい味である。
しかし、いかんせん味薄し。

具は、刻みチャーシューと焦がし葱、揚げニンニクと、
実にシンプル。
ただ、大盛りゆえ味の薄さも手伝い、
途中で飽きが来てしまった。
シナチクでも入っていれば味のメリハリもでて、
イイカンジではあるのだが。

有名人も多数来店の様子、
壁には色紙が。
その中でもひときわ光っていたのは、
バッテン荒川
の写真入り色紙であったことは言うまでもない。

今度は標準サイズにて再チャレンジ。

再見!

ウインク