垂水から鹿屋市街地へ向かい、
鹿屋バイパスの入り口を過ぎて直進すると、
少し進んだところに
「高橋食堂」
と大書された年季の入った看板が現れる。
大昔から気になっていたのだ。
昭和30年代を彷彿とさせるような
旧態依然とした店舗兼住宅の店構え。
「ラーメン」
「チャンポン」
から、
「唐揚げ定食」
「トンカツ定食」
といったいわゆる定食ものまで。
田舎町の定食屋さんを具現化したような
そんなたたずまいである。
本日、意を決して入店チャレンジ。
店の正面に車を停めると、
割と新しい看板で
「炭火亭 高はし」
なる記述もある。
どうやら、夜は焼き肉の店になるようだ。
引き戸を開けて入る。

がら?ん・・・・

他に客がいない。
小生が入店する直前に、
学生とおぼしき数名の客が退店するところに
鉢合わせていたため安心していたのだが、
どうやら彼らが最後の客だったようである。

まぁ、仕方あるまい。
貸し切り状態の店に入る。

「日替わりランチ」
などもあるようだが、
目指すは「麺」
ここはひとつ、健康的に野菜の多い
「チャンポン」
にいってみたい。

さて、待つことしばし。
チャンポン登場。

濃いめの混濁スープに、
黄色っぽいちゃんぽん麺
野菜はピーマン、タマネギ、キクラゲ、キャベツ。
そしてなぜかチャーシュー
とりあえず動物タンパクは
チャーシューにて摂取させることになっているらしい。

スープを一口。
少々塩分濃いめ、
コクのあるバターを溶かし込んだようなスープ。
多少塩辛いが、野菜が多いため
救われている模様。
しかし難点が・・・・・・

麺が茹ですぎですから?!!!!!
残念!!


ただでさえ腰の少ないちゃんぽん玉を、
伸びる直前の極限まで茹でてある。
あと4秒茹で時間が長ければ
伸びてしまうであろう。
残念なことは、小生に供されたときには
すでに伸びている
ことぐらいであろうか。

(・・・・・・ダメじゃん困った

完璧なまでにコシを砕かれ、
箸ですくえる限界まで柔らかく煮込まれた麺・・・

ある意味芸術的な出来栄えである。

味的にはマズマズだが、
麺の扱い&そもそもの麺
に問題アリである。
「麺喰道」としては何とも承伏しがたい。

再考あれ。

ちなみに、小生が食している間に
他の客が3団体ほどやってきた。

ちょっと安心。
(終始貸し切りだと帰るのが気まずく感じる小心者・・・)

(^_^;ゞ