東京滞在も5日目。

新宿の昼は、せわしい。

せっかくの東京、そうだ、今日は
江戸前そばだ!

…と思ったものの、そば屋と呼べるもの、
「名代 富士そば」
(東京のどこにでもある元祖?ファストフード)
ぐらいしか見あたらず。
ガックリ…………
orz

さまよううちに、ビルの谷間に
「ラーメン 山頭火」
を発見。

聞くよなぁ、山頭火。
ラーメン名店一覧などの中に、
必ずと言っていいほど出現する
名店チェーン店。
(らしい)
食したことはないが。

見ると、5人ほどしか並んでいない。
これならイケるかも、と、さっそく並ぶ。

待つこと5分ほど。
店内へ。
やはりウナギの寝床のような店内、
レギュラー筆頭メニューは塩ラーメンらしいが、
「新製品 辛味噌ラーメン」
の文字に引かれ、そちらをオーダ。
塩はハズすと落胆度合いが大きいのだ。

結構待った。
後から入ってきた客の「辛味噌」が先に出るぐらい。

ヲイ!!!!!!

たとえ、作る順序がたまたま後から来た客と重なり、
一緒に提供であったとしても、
先にオーダした客から先に供するべきではないか?

ボ?????????????っと

口を半開きにしながら
目が焦点を結ばないまま
意識がどこかへお散歩している
客ならいざ知らず、
(東京、多いです、こういう御仁)
こちとら、
麺喰道宗主
である。

素知らぬ顔をしつつ、
店員の一挙手一投足
目を光らせているのである。
ほんの少しのことだが、
こういう細かい気配りができてこそ
客商売ではないか?


(偉そうに言ってスマソ)

さて、出てきた器は、こぢんまりとした
深目のドンブリ。

麺は細めで、白濁とんこつスープ。

え、これ、博多ラーメンじゃないの?

見た目は、辛し高菜をたっぷりと載せた
博多ラーメンのよう。
辛し高菜に見えたものはキクラゲであったが・・・

辛さに関しては、
>どこが辛いものやら小生には
とんと理解できなかった
が、
そのスタイルはまさに博多ラーメン。
「山頭火」って、旭川のラーメンでは?

スープの濃さは、結構まったり。
味噌濃くはないが、
濃厚な感じである。

麺は、博多ラーメンほど細くはなかったが、
「素麺っぽい」博多ラーメンに比べ、
やはり「縮れタマゴ麺」っぽい。
これが細くなった感じ。
しかし、少々ゴリゴリとした食感・喉ごしで、
小生的にはイマイチであった。

全体的に見て、
マズイとはいわない。
しかし、これに

800円

も取るか?

「名店」の名の下に
少々暴利を貪っていると取られても
致し方あるまい。

適正価格 680円。



さて、夜は、
なんと7時から新橋で打ち合わせ

「新橋」と言うと、
酔っぱらった千鳥足のおっさん名物だが、
駅が新橋なだけで、
「汐留」と言うと、
日テレあり、
全日空あり、
電通あり、
と、ハイソでオシャレな雰囲気が漂うから不思議である。
駅の東口か西口かの差なのに・・・・

さて、小生の現在所属する会社は、
そのハイソな東口、
「汐留」地区に本社があるのだが、
似合っているとは言い難い気がするのは小生だけ?

そんなことはどうでも良い。

2時間ほどの打ち合わせが終わり、
本社近くをブラブラしてみる。
およそ人影はない。
昼の喧噪とは打って変わった姿である。

日テレビルに
「アンパンマンテラス」
なる土産物屋があるのが確認されたが、
いかんせん9時過ぎ。
とっくに閉店であった。
(小生の長男坊は、脳細胞の8割5分が
アンパンマンに冒されている)


せっかくの汐留
メシでも喰うかと漂うも、
ソソられる店に遭遇せず。
ラーメンばかりでは
麺が偏ってしまう

との危惧から、
「栄養が偏る」ではない)
異種格闘麺「パスタ」に挑戦。

新橋駅西口(こちらはオヤジの街)、
「スパゲッティー屋 DON’A」
というチェーン店へ。

「エビとチェリートマトのペペロンチーノ」
なるものと、生ビールをオーダ。
今回の旅で、初のホテルの部屋以外での
飲酒乾杯である。

ビールをチビリチビリやりながら
パスタを待つ。
結構時間がかかるのだな。
先に来た客も、結構待っているよう。

来ました。




・・・・結構量、少ないのね。

ペペロンチーノと言うだけあり、
油で焦がした唐辛子が添えられている。
鷹の爪一本分ほどであろうか。
これをポリポリと食し、味わっていると、
かつて「西鹿児島駅」(現在の鹿児島中央駅)の
駅前広場にあった列車を改造したパスタ屋で、
激辛メニューとして提供されていた
ペペロンチーノを食していた高校時代の思い出キラキラ
フラッシュバックしてきた。
(いつのことやねん………困った

少なめながら、まずまずウマし。

今回の旅、結構腹一杯食べたことが多かったため、
この程度で抑えるのが良かろう。

さて、東京滞在、残るはあと1日。