今日は節分

節分とは、
立春・立夏・立秋・立冬の前日のことをいう
「節目」の日であり、
特に立春が1年の初めと考えられることから
春の節分が最も重視されており、
一般には単に「節分」といえば春の節分を指すものとなっている。

これは立春を新年と考えれば
大晦日
に相当するため、
前年の邪気を全て祓ってしまうために
「豆まき」
が盛大に行われるのである。

そんな節分のスタイルに数年前から割って入ったのが

太巻き丸かぶり。
8a586e03.jpg


そもそもこのようにブレイクしたきっかけは
コンビニ業界のしかけた
キャンペーンによるところが大きいとのことであるが、
無宗教国家ではあるが
儀式にヨワイ日本人の心を巧みに突いた
ナカナカに日本的な風習である。

多くの方々が今日、
その年の恵方を向き、
無言のまま
アゴが外れそうなほどの太巻きを
モフモフ
噛まずに
一気に食されたのではなかろうか。






















・・・噛もうよ。

死ぬって。

太巻きをのどに詰まらせて死んでは、
何のための厄払いかわかったものではない。


そんなオチはさておき。

(ネタです・・・・・か?困った
ちょうど昼時に阿久根着。

少し早い時間ではあったが、
そのまま昼食へ。

先日の冒険中に見つけた
そば屋
を目指す。

すぐ近くに2軒のそば屋が。

一軒は
「そば うどん 親父(とと)」 なる店。

六角形の建物。
イカニモなドライブイン的雰囲気。
(チと怪しげ。客は多い模様。)

ん?・・・・・今日はパス。

交差点を挟んで
「自家製粉石臼挽き だいこんの花」
なる店が。
b0e1c07f.jpg


佇まいは少し小洒落た茶屋風

店内は少し茶店のテイストが・・・
元は茶店だったのかも。

さて、メニューを・・・・






高いな。


十割そばがウリとはいえ、
少しお高め。

ドンブリも付く定食になると1000円は下らない。
しかも、付いてくるのは「うどん」で、


「そばに変えると200円増し」


とある。




・・・う?ん・・・


お安めなところで
「とり南蛮そば」
をチョイス。

店の選択を誤ったか・・・・

客層は年齢高め。

を必要とする層からの支持よりも、
を求める層からの支持を得ているようである。

さて、そば登場。
aa5089fb.jpg


しかしなぜ、同じように
十割そば
を供する店が並んで建っているのであろう。

確かに鹿児島は全国2位のそばの産地である。
しかし、鹿児島の「地」の食し方は、 十割そばにはほど遠い
自然薯をたっぷりとつなぎに使用した
ブワブワとした食感のそばである。

しかも、この店の能書きを見るならば
国産の厳選した契約農家のそば」
としか書かれておらず、
決して鹿児島のそば粉ではないようである。

ナゾは深まるばかりでございます。

店先のノボリに
「江戸仕込み そば通の店」
とあるとおり、東京風のそばである。
まず、ダシが真っ黒である。

東京のかけそばは、醤油の黒さが際だっているのである。
しかしその味は、ずいぶんと鹿児島向け。

けっこう甘めの味付けである。

小生としては、もう少し甘さ控えめの方が好みである。
ホントウの江戸前風
ただただ醤油辛いだけでうまみに欠ける、
いや、せっかくの旨みを引き出し損ねている
と感じるモノであるが、
少々甘さを鹿児島向けにしすぎであろう。

まぁ、これに関しては好みの問題である。

具材として目を引いたのは、
焼いたシイタケのざく切り。
生のシイタケではこのような風味は出ない。
少し天日で干し、旨みを増したところを
さっとあぶって乗せてある。
ひょっとすると、冷凍したシイタケ
半干しにしたモノかも知れない。
(シイタケは冷凍することでも、干すことでも旨みが増すのである)
いずれにせよ、この味がナカナカである。

鶏肉も大きめに切られており、
表面をあぶってあるがその具合もよい。

ねぎとのマッチングもよし。



しかし、これで950円

たしかにそばはこだわれば高くなるのもわかるのだが、
街中中心部でもないところでこの値段・・・


次は「親父(とと)」に挑戦だ。

(おい!)

落ち込み

十割そば だいこんの花