東京滞在
今回の土日を最後に、金曜日に
撤収が決まっている。
(みなまで言うな・・・・)

これまでの3ヶ月間、
東京で過ごす土日も当然多かったわけであるが、
ほぼ毎回

「あ?、今日はナニしよ?・・・・」

アテもなくカネもなく思うことが多かった。

なにせ東京という街、
カネがなければ楽しめない
街なのだ。

ヒマだけあってもね・・・・


そんな中、本日は明確な目標

2つも!


その目的のひとつは秋葉原

今回の目的はコレを入手すること。

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”FON”の無線LANルータ。

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”FON”とはなんぞや。

”FON”とは、スペインのベンチャー企業が立ち上げた、
全世界的無線LANネットワークの構築プロジェクトである。

通常個人で使用する家庭内の無線LANは、
自分のプロバイダに接続できる
自分の家庭のみで使用する
無線LANアクセスポイントを設置し、
家庭内でのみ使用するのがアタリマエであるが、
”FON”では、
個人の無線LANアクセスポイントへの
アクセスを第三者へ許可するかわりに、
自分も他の人が設置した”FON”アクセスポイントを
自由に使うことができるというシロモノである。
(日本においては、ダイタイ間違っていない説明かと・・・・)

詳しくはご自分で”FON”をキーワードに
ググるなりヤフるなりして調べていただきたい。

さて、なぜ「今日」その無線LANルータの
入手しなければなければならないかというと、
通常価格\1,980のこの無線LANルータ、
(それでも十分安いが)
本日限り
\500にて入手可能なのである。

日本での”FON”無線LANルータの販売は
九十九電機がとりおこなっているため、
秋葉原まで入手に赴いた次第。

さぞ九十九電機各店はこの
格安無線LANルータを入手せんと、
大勢の人でごった返しているものと思いきや、
意外と店は平穏。
”FON”ルータを購入する方の姿もチラホラ
見かけはするが、至って穏やかな店内であった。

思うに、この”FON”自体がまだ知名度が低いことと、
自分の家庭のネットワークにつないだ無線LANルータを
赤の他人に公開し、
好き勝手に使用されるという行為自体に
日本人は抵抗感があるのではなかろうか。
また、必要な諸氏はすでに
自宅に無線LANネットワークを構築済みで、
新たにこの仕組みを取り入れるメリットを
感じないのではなかろうか。

小生の場合、
自分がヨソの無線LANアクセスポイントを
いろんな場所で使える、
というメリットもさることながら、
世界的なムーブメントに乗っかり、
自分もインターネット世界に何らかの貢献ができる
という

自己満足

を満たすことができることの方が大きいような気がする。
(もしくは新しもの好き?)

さて、このアクセスポイント、
今いるマンスリーマンションに勝手に設置しても
物議を醸すだけなので、
鹿児島に帰って自宅に設置してみたい。

数少ない鹿児島のアクセスポイント
貴重な一台として貢献できるしな。


そんな自己満足
長い長い前置きはさておき。

(ホントに長いよ・・・・)

さて、もう一つの今日の目的。

日本橋三越本店で開催されている
第7回何で鹿児島展

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に出展している
鹿児島は枕崎「香月」による
かつおラーメンを食さんがためである。

午前中はノッタリノッタリと過ごし、
さぁて出かけるか、というころ、
GREEでの東京の「飲ん方」友

けん坊氏

の日記を見てみると、
現在進行形で秋葉原へと向かっているらしい。
「あ、小生も秋葉原へ行くでござるよ」
とコメントをすると、
ナニやら意気投合して
そのまま日本橋三越で落ち合うことに。

慌てて準備して飛び出し、
日本橋三越本店へ着いたのが午前11時半頃か。

ほんの数分差でけん坊氏も到着。
一路、7階特設会場を目指す。

なにせ日本の誇る大デパート
三越本店である。
格式が違うのである。
(三越鹿児島店とは・・・・)

我々のようなラフな姿のオッサン二人連れは目立つので、
そそくさと会場へ。

会場、それほど大きくはない。
以前開催された池袋東武デパート
「大鹿児島店」の2/3か半分ほどか。

さて、さっそく「香月」のイートインを発見、
そそくさと食券を購入して着席。

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やはり読みは正しかったようで、
我々の入店後続々と客が押し寄せ、
けっこうな待ちに。

しかし、池袋とは客層が違うようで、
カクカクとした動きのご老体諸氏や、
セレブリティーな家族連れなどが多く、
「このラーメン目当てできました!!」
というようなヤカラは少ない。
(数名見かけたが)

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さて、お待ちかねの「かつおラーメン」登場。

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上に花がつおが載せられていることもあり、
かぐわしい「カツオ節」の薫香が。

さて、スープを一口。

串木野特産である「まぐろラーメン」では、
のまぐろをヅケで使うこと、
そしてまぐろそのものが生臭くなりがちであるため
まぐろ風味を保ったままいかに生臭さを封印するか
腐心していたフシがあった。

かたや、かつおラーメンでは、
ダシに使うのはカツオ節、
具材としてはカツオの竜田揚げと、
生臭さの心配は必要ないようだ。

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しかも枕崎のカツオ節と言えば、
日本有数の名品である。
それを元にしていながら、
不味かろうワケがない。

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このようなラーメンを東京で日々提供すれば、
けっこうな人気になるのではないかとも思ったが、
これはやはりその『地元』で食すなり、
こういった『イベント』で食すがゆえに価値があるのだと
再考する。

こういう特殊なラーメンは、
やはり市井にまみれさせてはならないのである。

そんなことを考えながら食し進めていくと、
セットとして注文した
黒豚チャーシュー丼
との相乗効果で、
けっこうオナカイッパイになってくる。

そういえば運んできた三越のオネーサンが言っていたな。
「途中でワサビを溶いて変化をお楽しみ下さい」と。

客に提供する際、必ず一人一人に口伝していたので、
おそらく店主よりそう伝えるよう
強く示唆されていたのであろう。

さて、別皿に盛られていたワサビ
半分ほど溶いてみる。

・・・・イマイチ刺激が足りないので、
全部投入。

これでも少々刺激不足な感は否めないが、
それでもスープが劇的に変化。

それも好転

さきほどまでは少々ぼやけ気味だったカツオ風味が、
ガッシリとワサビに底支えされ、
一段上のステージに。
まぐろラーメンの時にも感じたのだが、
なぜこうも「サカナ」のスープに「ワサビ」が合うのか。

最初っからコレで出してよ???

的なオモムキである。

先ほどまで程良い塩気に感じていたスープが、
ワサビと交わることでサカナ本来の旨みを増し、
それがゆえ塩分過多に感じてしまうほど。

おそらくワサビは好みで食せない方もおられるので
デフォルトでは使用しないのであろうが、
やはりコレが本来の姿ではなかろうか。

小生的には満足。

ただ、やはりデパート特設会場
イートインということもあり、
おそらく努力はされているのであろうが
若干スープがぬるめに感じるのはマイナス要因か。

これについてはさんざん努力した
池袋東武百貨店での「アイアイラーメン」さんのラーメンが、
どうしてもデパート会場ではぬるく感じたのが、
本店に行った際には

とっても熱々で提供された

ということからもわかるように、限界があるのだろう。
その中では頑張っていると思われる。

思えばこの「香月」のかつおラーメン、
枕崎には残念ながら
なかなか用事がないので行けなかったのはもとより、
鹿児島市内の中央ビルの地下に出店していた際にも、
機会を見つけやっと馳せ参じてみると
たまたまその日

「店主がインフルエンザのため休ませていただきます」

とか、モロモロの要因にて結局食す機会がないままであった。

それが東京でやっと巡り会えたというのも
また趣深いことである。

東京出店の情報を教えてくださった
くんくんさんに感謝。



腹を満たしたけん坊氏と小生は
そのまま徒歩で秋葉原を攻略し、
ブツ入手&けん坊氏の用事終了後は
マッタリとカフェで午後の一時を過ごし、
(時間をつぶし)

ところを新宿に変えて
以前サシ飲みでキープを入れていた焼酎のボトル
しっかりと消費して
その日のうちに帰宅したのであった。

(マジメでしょ?)

笑顔汗