まったく天気が悪いですな。

と思っていたら、昨日より鹿児島地方

梅雨入りしたと思われる

らしい。
なんダヨ、最近の

梅雨入りしたと思われる

って消極的な姿勢は。

それでいながら「昨年より3日早く」だのと
比べるのはイカガなモノかと思う昨今。


そんなトシヨリの繰り言はさておき。



さて、さかのぼること3日。
水曜日のお話し。

東京出張のために会社を出た小生。
本来「前泊」による出張であれば、
その日のうちにホテルに着けばよい、
というスタンスで移動するモノ。

しかし水曜日は、
大事な用事が東京で待ち受けていたのだ。

GREE内コミュニティ
「鹿児島つながりオフミこみゅにてぃー(飲ん方好き)」
関東オフ会
新宿3丁目で開催される予定だったのだ。

午後7時からの開催であれば、
蒲田に宿を取っている関係上、
5時には蒲田を出発したいところ。
逆算して余裕を見れば、
午後2時の飛行機で出発するのが無難な線であった。

ということで、11時頃会社を出る。

さて、昼食をどこでとろうか。

前振りが長くなったが、
吉野のピノッキオに行ってみることに。

この店、ずいぶん前からの宿題店ではあったが、
吉野という土地柄、
昼食時にここを訪れる機会に恵まれなかったのだ。

今回にしても、
ワザワザ寄らなければならないところではあったが、
こうでもしなければ訪れる機会はなかなか巡ってこない。

場所は、吉野小学校近く。

ラーメン ピノッキオ

鹿児島方面から行くならば、
ぐるぐるトンネルを抜けて吉野にあがり、
そのまま直進、
吉野中央のタイヨーを過ぎた
鹿児島養護学校の信号を左折、
そして一つ目の信号を左折である。
幹線沿いではなく、
吉野特有のグネグネ細い田舎道なので
わかりづらいとは思われるが、
この道筋をたどれば確実であろう。

a7b9afc7.jpg


PINOKKIO
と大書されたカンバンがあるので、
すぐにわかる。

さて、周りにもたくさんある駐車場に車を停め、
へ向かう。

1cd7a312.jpg


少し段になっている小高い場所に、
はあった。

入り口へ向かうと、
中からにこやかな営業スマイルのおばちゃんが登場。

「ラーメンですか?あちらなんですよ?」

と指さした先は、ちょうど道を挟んで反対側
入ろうとしていたのは、
美容室「PINOKKIO」
同じオーナである由。

ebe8a727.jpg


してやられたり。
先ほどの道順で来れば、
まず目にはいるのはカンバン
そして自然と目を向ければ
この店が目にはいるのであるが、
反対側のラーメン屋は死角になって気づかないのである。

おそらく、初心者は必ずと言っていいほど
この美容室をめざすであろうように仕向け、
わざと毎回ラーメン屋を案内するという
手の込んだ仕掛けをしているのではあるまいか。
あえて「ラーメン屋はこちら」的な
案内も表示しておらず、
小生の後から来る客も
例外なく
この手順を踏まされていたことからも
推測できる。

これもひとつの美容室の広報作戦なのだろう。

さて、11時40分頃の入店。
どうやら本日の
ファーストカスタマーだったようである。

メニューを。

0e373f79.jpg


え?っと、
この店のオススメって、なんだったっけ?
Σ(´ι _`;)


漬け物代わりに出された
ヤサイスティックをポリポリかじりながら
選んだのは

みそチャーシュ麺。
(なぜか末尾は伸ばさない)

800円也。

店内は広く、50名は入れようかという陣容。

fd9cf3b3.jpg


さてラーメン登場。

b225f522.jpg


結構タプタプしたスープ。
ゴマや刻みネギが浮かび、
一口すすろうとレンゲを鼻先に持っていった時に
ふと脳裏をよぎったイメージは、

ジンギスカンのタレ。


ちょっと甘く、そしてフシギな風味のする
あの雰囲気であった。

一口。

ちょっと酸味のある、
それでいて濃いめの豚骨スープ。
いわゆる鹿児島ラーメン風のスープの取り方とは
ちょっと趣が異なるような。

スープを出した後の豚ガラから
剥落した肉片などをあまり漉さずに、
そのままスープ内に拡散させている。
そして、ドンブリの底にはそれらが
ギッシリと沈殿しているのだ。

味噌の風味も、ジンギスカンの味噌だれを彷彿とさせる。

麺はちょっと太め。
これが濃いめのスープをシッカリと抱え込んでいて
これまたナカナカ。

チャーシューもよく煮込まれ、
くどくない。

評判通りの、なかなかの味であった。

ゴチソウサマ。


というわけで、もしこれから行かれる方は
あえて美容室「PINOKKIO」を目指し、
満面の営業スマイル
案内されて欲しいモノだ。

(^_^;ゞ