見ましたこと、奥様!?

今朝の南日本新聞。

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なんと、鹿児島の誇る若手ラーメン店主
一軒目、アイアイラーメン、五郎家の企画する

「大人の黒トンコツラーメン」

が掲載されたのだ。
ラーメンそのものがクローズアップされたと言うより、
異なる3店のラーメン店が協力し、
「コラボラーメン」
を作って鹿児島のらーめん界を盛り上げていく、
という心意気をたたえての記事であった。

記事の中で
「三人は共通の知人の紹介で知り合った。
飲み会などを通じて
『鹿児島ラーメンをもっと有名にしたい』
という思いが一致。」

と紹介されているが、
そこに小生も少なからず絡んでいるため
ちょっと気恥ずかしいような
誇らしいような・・・・

今回は「みそや堂」は直接的には絡んでいないが、
後ろで糸を引いているのは
「みそや堂」の大将ですから。

ショック


そんな業界ウラ話はさておき。




金曜日の麺。

そぼ降る雨の中、
同僚コボ氏と昼食へ出かける。

やはり新店開拓と行きますか。

小生、ドーのコーの言っても、
鹿児島の有名どころといわれる店でも
未訪問なところは結構あるのだ。

「わざわざラーメン行脚」というのも
あまりしないため、
たまたま通りかかった
近くでシゴトがあったか、
などでない限り
行く機会がないのである。

なにせ小生、
麺喰道宗主
であって、
ラーメンフリーク
ではないのでな。

そんな中、今日はわざわざ行ってみますた。

烏骨鶏ラーメンみのる。

烏骨鶏ラーメンみのる

この店のある「名山堀」と呼ばれる一帯、
鹿児島市役所の通りを挟んで目の前、
という立地にもかかわらず、
これぞ昭和レトロ、
といった風情の
お互いの店の軒先のひさしで形作られた
自然発生的なアーケード(?)や、
ケロヨンの人形の置かれた薬屋
(イメージ)
といったタイムカプセル的町並みが保存された
シュールな空間なのである。

その一角にその店はあった。

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この写真ではそのような雰囲気は感じないであろうが、
興味のある向きはぜひ一度
名山堀
を訪れていただきたいものだ。

さて。店へ。

駐車場については・・・・

ご店主にお聞き下さい。

店内は、6席のカウンターと
みっちり座れば4人OKな小上がりの座敷。

ご店主とご母堂であろうか、
二人で店を取り仕切っている。

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店内はお世辞にもキレイとは言えないが、
そこがまた雰囲気

カウンター上のガラスショーケース
おばちゃんのメガネやクスリが陳列されているのも
ココでは許す。
すでに「ショーケース」ではないな・・・・

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さて、メニューを選択しようにも
烏骨鶏ラーメン 700円
烏骨鶏フカヒレラーメン 1200円
ぐらいしか選択肢がない。

ナゼにフカヒレ・・・・

あいにくフカヒレと春雨の区別が判然としない小生、
そのために500円を投資するほどに
裕福ではないため
フツーに烏骨鶏ラーメンをオーダ。

店内は小生達の後から混み出し、
ほぼ満席に。

実はこの店の隣で店舗改装の工事が行われており、
そこの方々が押し寄せてきたと
思われる。

その店とは、
KTS(鹿児島テレビ)の運営する
NikiNiki
というSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)
内ではぐくまれた
SNSカフェであり、
その出店のための工事であったのだ。
小生ココでも少なからず関わりがあるため、
その進捗も気になっていた。
名山堀にまたひとつ新しいスポットが
生まれようとしているのである。

待つ間、卓上に置かれた
新聞の切り抜きを読む。

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嘉門達夫の選ぶオススメ全国ラーメンランキングで、
全国第3位に選ばれた、という
記事であった。

コレはコレで、いつの切り抜きであろうか・・・・

さてさて。
烏骨鶏ラーメン登場。

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黄金色の半濁スープに、
具はぱらっとキャベツ、ほんの心ばかりのチャーシュー、
半分のゆで卵に刻みネギ、という
至ってシンプルな構成。

スープを一口。

シンプルな味わいながら、
じんわりとくる滋味。
少々化学調味料の助けも借りているように思うが、
それでも素直な鶏ガラスープ。
ふわっと焦がしネギの香りが立ち上るが、
あまり目に付かないところを見ると
香油として使用しているのであろうか。

ナカナカにウマし。

麺は特筆するほどではない。
いわゆる「フクヤマ食品」謹製の
「あの」麺である。

一番の特徴は、スープに

トロミがついていること。

コレがスープに重みを付け、
ふくよかな味わいを醸し出すことに
一役買っているのだ。

やはりソレナリの名声を得ている店だけのことはある。

お好みならば
烏骨鶏のゆで卵150円
も楽しむことができる。

高いと思うなかれ。
なにせ、

烏骨鶏

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のタマゴであるからな。

お試しあれ。

まる