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そんな拾いモノの画像はさておき。


昼食。

歩いていると
汗と共に溶けてしまいそうな夏の日差しの中、
同僚コボ氏と小生の駐車場へ向かう。

5分強の道のりの果てに待っていたのは、
サボテンも枯れてしまいそうな
小生のクルマの中の温室であった。

いや、温室じゃなく、
高温サウナ。

ドコへ向かうか迷った挙げ句、
とりあえず天文館方面へ。
これまでにだいぶ
「宿題店リスト」
をつぶしていった結果、
鹿児島市外か天文館付近
行ってみたい店
が多く残る結果となってしまったのだ。

谷山方面にはまだまだ開拓の余地があるのだが・・・・


ということで、天文館に向かいながら
ハタと思いついた店。

割と最近オープンしたと思われ、
かつけっこうなネームバリューを持つ店。

「鹿児島ラーメン みよし家」


自ら「鹿児島ラーメン」と銘打つあたり、
かなりの自信家であると思われる。

本店は、牧ノ原にある。
(霧島市/旧福山町国道10号線沿い)

小生もこれまで訪れたコトがある。

ただ、味については
イマイチピンと来る記憶がないのであるが・・・・

さて、場所的にはわかりやすい。

鹿児島ラーメン「みよし家」

山下小学校南角交差点、
フレッセ厚生市場前である。

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あまり大きいカンバンではないので、
知らなければ絶対に通り過ぎてしまうことであろう。

駐車場は、目の前のフレッセに
40分間無料のモノが併設されているので、
利用させてもらうことに。

店の入り口に

当店人気メニュー

?.石焼きビビンバ

?.つけ麺

と書かれていることにソコハカとない不安が・・・・

ラーメン屋じゃないんですか?


とりあえず入店。

天文館近くという土地であるが、
店内はかなりゆったりとした造り。

驚くのは店員の多さ。

小生達が入店した時には
先客は5?6名ほどであったと思うが、
従業員は厨房に5名、
ホールに3名。

う?ん、ペイするのであろうか?

ヒトゴトながら経営状態が少し心配。

店内は10席ほどのカウンター、
4人掛け×3卓のテーブル、
奥には座敷がやはり12席ほどか。

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各卓上には半月盆が置かれ、
席に着くと即座に
お茶&冷水&ダイコンの漬け物
が運ばれてくる。
このあたり、鹿児島ラーメンの王道といったカンジ。

メニューを。

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ウラにもメニューが。

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いくらなんでも
初っぱなからつけ麺
に逃げるわけにも行くまい。

ということで、まずは正当に麺喰道のオシエ
「初襲の店では筆頭メニューをオーダ」
を実践。

わぁ、オシエを守るのすっげー久しぶり。
(いいのか、宗主!?)

ということで
『ラーメン ?700』
をオーダ。

チと高めの価格設定であるところも
鹿児島ラーメンの王道か。


漬け物をボリボリ食し、
お茶で流し込んでいると、
「お漬け物をお持ちしましょうか?」
と聞かれる。

あ、んじゃ遠慮なく。

そんな気を遣っていただかなくても、
ツボごと置いておいていただければ
気兼ねなくいくらでも食すモノを・・・・
(ヲイヲイ)

厨房では全体的に店員のみなさんの動きがあるのだが、
どう考えても我々のオーダに
5名の要員は不要なような。

しばし後、ラーメン登場。

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割り箸が竹製であるところはポイント高し。
そのコストが価格に跳ね返っているのかも知れないが、
直接口にするモノ、
ささくれだった木製の割り箸よりは
はるかに気持ちの良いものだ。

割り箸がキレイに割れるかどうか
エンギを担ぐ向き
にも余計な心理的負担をかけずに済む。

スープを一口。


あまり乳化されていない
茶濁した醤油ベースのスープ。

風味はこれまた「王道」である
「臭い」「とんこつの香り」
ビミョーなチカラ加減の香り。

一歩間違えると
「ウソコ臭い」
にも通ずる香りである。

味は、スッと消えるトンコツの風味を、
醤油のタレが追いかける。

少々「塩っ気」を強く感じる。

これがいわゆる「塩分」なのか、
ある種の「ミネラル分」なのかは定かではないが、
けっこう「塩辛く」感じた。

上に乗った豆もやしが印象的。
ゴリゴリとした食感がアクセント。

麺は、角断面であるのだが
つるんとした喉ごしと
モッチリとした歯ごたえがなかなかウマし。
それでいてスープとのからみも悪くない。
それがゆえにあえて「塩っ辛め」の味つけなのだろうか。

チャーシューは最近ハヤリの
ホクホク系
ではなく、
ニクニクしい噛みしめゴタエのある煮豚
この煮豚の煮汁もスープの一部なのであろう。

あまり乳化させない系ということで、
ある種鹿児島の古典的なラーメン
分類されよう。

この麺ならばつけ麺もさぞうまかろう。


またひとつ楽しみが増えた。

笑顔