かつて

Windows95




なるOSが世を席巻していた頃。


そのOSのデスクトップに、

『ブリーフケース』

なるアイコンがあった。


それを見て

「なんでパンツの箱が・・・・?」

と思った方も多いとな。



正解は。

ブリーフケース

Windows 95/98/Me/XP/Vistaで、
2台のパソコンでファイルを同期させ、
最新状態に保ちながらやり取りするための
特別なフォルダー。
デスクトップパソコンで作業していたファイルを
ノートパソコンにコピーし、
出先でも作業を続けたい場合などに使う。

出典:「日経パソコン用語辞典2009」


最近見ないと思っていたが、
今でもOSの機能としては継承されているのだな。

見てみたい方は
ファイルの新規作成が出来るところで
「右クリック」→「新規作成」→「パンツの箱」
と選んでみられたし。


そんなすでに十年一昔物語はさておき。




今日はネタですよ!


昨日の昼食。

ついにこのネタを敢行するときがやってきた。


今をさかのぼること1年3ヶ月ほど前、

東西対決!!『どん兵衛きつねうどん』(2007/08/13)

なる記事を書き、
意外と好評(?)であった。

今回はその続編。
いわゆる
二匹目のどぜう
である。


さて、今回俎上に上るのは。



どん兵衛天ぷらそば。

実は今回、西日本バージョンを仕入れてきたのが
9月に帰省したときであったため、
その後どん兵衛天ぷらそばはマイナーバージョンアップ
を敢行しており、
残念ながら同じ世代での食べ比べとはならなかった。

その穴埋め、というわけではないのだが、
この1年3ヶ月の間の世相を反映したかのような
新たな刺客の台頭があった。

原油価格の跳ね上がり、
それに伴う小麦価格の高騰から、
お安いバージョンのどん兵衛の登場である。



「日清の天ぷらそば」

パッケージは微妙に元のどん兵衛のイメージを残しつつ、
まったく別物のように仕立てられている。

もし他のメーカーがこの製品を出せば

パクり

として訴訟問題にも発展しかねない。
それを、当のメーカーが自ら行っているのだ。

皮肉と言えば皮肉な展開である。

消費者には
「どん兵衛」なんだな、
と思わせつつも
実はそうじゃないんだよ、
という
二律背反的な葛藤。

今の世の矛盾
をあぶり出しているとは言えまいか。
(そんなムツカシイことか?)

まぁ、端的に言えば

安売り用どん兵衛は
東日本仕様なのか、西日本仕様なのか、

という単純な好奇心による。

この好奇心により、
同時に3杯の天ぷらうどんを
食すことになるのだが・・・・



Curiousity killed the cat.


orz


さてさて気を取り直して本題に。




西日本バージョン(1世代前)。




東日本バージョン(現世代)。

「ぴんそば入荷」と書いてある。

「ぴんそば」とはイカに。




安売りバージョン
「日清の天ぷらそば」(現世代)。


では、子細に眺めてみましょうか。

世代の違いゆえ、
パッケージのデザインは異なるが、
同世代であれば
おそらく違いはここだけと思われる。




西日本バージョンを表す(W)マーク。




東日本バージョンを表す(E)マーク。

廉価版にはこのような識別子は見あたらない。

成分表。



(W)西日本バージョン。




(E)東日本バージョン。




廉価バージョン。


なお、この時点で大体、
廉価バージョンは
東日本バージョンがベースである

ことが予想できた。

成分表の並びが、
西日本よりも東日本に近いのだ。


パッケージを開けてみる。



(W)西日本バージョン。
粉末スープのパッケージはピンクのライン




(E)東日本バージョン。
粉末スープのパッケージは黄緑色のライン




廉価版バージョン。
粉末スープは東日本バージョンと同じと思われる、
黄緑色のライン


ここで気づいた。

「どん兵衛」はあとのせサクサクの天ぷらだが、
「天ぷらそば」は先入れフワッとやわらか天ぷらなのだ。




コレは考察するに、
廉価版の天ぷらはコロモが多く具が少ないため、
少しでも柔らかく食させるためか、
膨張した天ぷらでボリューム感を演出せんがための方策
に違いない。

現に、麺の量を見比べてみると明か。



左下が廉価版であるが、
麺の厚さがノーマルどん兵衛の
2/3ほどしかない。
(実際はノーマル72gに対し、廉価版は60g)


その他の違いと言えば、
やはり粉末スープの色&香り



(W)西日本のスープはやや明るめの茶色で、
ふわっとカツオの香りが立ち上る。




(E)東日本のスープはやや黒っぽく、
まず香るのは醤油の香り
これは廉価バージョンもほぼ同じ。



写真の具合でよくワカラナイかもしれないが、
右が西日本バージョン、
左が東日本バージョンである。

さてさて、お湯を入れて待つこと3分。



(W)西日本バージョンのできあがりの図。




(E)東日本バージョンのできあがりの図。




廉価版バージョンのできあがりの図。

これは「さきいれ」なので天ぷらはブワブワにふやけ済み。


さて、観察は終わった。
後は実食のみ。いざ!!


まずはスープ。

(W)西日本バージョンは、香りをかいだ時点で
カツオが先に立ち、やわらかな味わい。
味もそのままである。


(E)東日本バージョンは、やはりまず醤油の味を感じ、
そのあとでカツオなどの風味を感じる。

廉価バージョンは、やはり東日本の味に近かった。


ここで、図らずも世代の違いによる
麺の味わいの違いが明らかに。




旧世代に属する西日本バージョンのモノは、
食し慣れたいわゆる
カップ麺チック
な縮れた味わい。
表面もゴツゴツと荒れた感じ。




しかし!
新世代に属する東日本バージョンの
「ぴんそば」
は、
まず箸でたぐったときに
スルスルと素直に引き出されてくる。

麺筋がよく整えられているというか、
それだけでなく表面もツルツルとした感触。
しかも、食感も
「あ、こりゃそばだな」
と思わせる。

旧世代麺は、お世辞にも
そば
とは言えない
別のナニか
である。

そーかー。

こうも違うか。


別の観点で感心した次第であった。

なお、廉価版は、
東日本バージョンの「ぴんそば」と
同じ店、同じ世代で買ったと思われるが、
麺は旧世代に属すると思われる。


やはり、「どん兵衛きつねうどん」の時と同じく、
味付けに微妙なエッセンスが加えられ、
東日本西日本で異なった味付けがなされていた。


今回の実験から感じたこと。

西日本在住の諸氏は、
廉価版「天ぷらそば」
を購うことで、
実はお手軽に東日本バージョンの味
味わうことが出来るのではないか、
ということである。

パッケージに違いはないけど、
西日本で購入する廉価版「天ぷらそば」には、
ピンクの粉末スープが同梱されているんじゃないよね・・・・?

それなら、おそらく(W)(E)
識別子が振られていると思うのであるが。

西日本の諸氏、
ピンクか黄緑色か教えてくだされ。

m(_ _)m