東京での単身赴任解消にあたり、
これまで使用していた数々の生活用品を
処分する必要が生じた。

鹿児島に帰っても使うアテのない家具
持って帰るとジャマになるもの、
持って帰っても捨てるだけのもの
などなど・・・・

便利屋に頼んで持っていってもらうのも良いが、
そんな持っていってもらうほど
上等なモノなどはないのである。

だからといって捨てるのはモッタイナイ
(世はエコブーム)

そこで、自称

あと一年は東京で頑張る
(逆に言えばあと一年で鹿児島に帰る)

という希望的観測(妄想?)を持っている
東京でのオトモダチ

けん坊氏

に引き取ってもらうことに。


しかしけん坊氏の住まうのは
奥多摩のさらに先、
昭島市というではないか。


引き取ってもらうのは、主に

簡易ベッド
(折りたたみ式のよく通販とかで売ってるヤツ)
電子レンジ
(アウトレットで3~4000円ぐらいで買ったヤツ)
カラーボックス
(テレビ台にも使っていた2段のモノと3段のモノ)
パイプ式ハンガー掛け
(これまたよく売ってるヤツ)

さらには冷蔵庫の中のビミョーに残った調味料
洗剤などの消耗品
(もらう方も迷惑)

これら一式を
東京生活最後の週末となった土曜日に
レンタカーでチンタラチンタラと運ぶ。

けん坊氏にも蒲田まで出張ってもらい、
荷物運びを手伝ってもらった。

最後の最後に、
けん坊氏住居である
5階建て高層マンションの5階まで
階段なしに荷物を運ぶ
という

体力の限界に挑んだ

一日でもあった。


その後立川市までレンタカーを返却に行き、
そのままさくら水産で飲み。

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シコタマ飲みましたが。



ということで
本日日曜日

電子レンジがなくなったので
鍋などで温めて食せる
袋入りおでん
(季節外れのため安売り中)
を購入したのだが、

ふと気づきましたよ。


食器洗いの洗剤もあげちゃったから
食器が洗えないじゃないですか!



・・・・orz




さらに重大なミスが発覚。







カラシのチューブもあげちゃったから

おでんに必須のカラシ
ないじゃないですか!!




・・・・明日から外食一本にします。

(T_T)






そんな弘法も筆の誤りな件はさておき。



東京生活最後の、

いや、ひょっとすると

単身生活最後の週末、

特に何もすることなく。

ナニをする気もなく。



引っ越しのための段ボール類は届いたが、
どうも切羽詰まらないと片付けにも身が入らない。


昨日はけん坊氏と、
借りたレンタカーで糀谷まで赴き、
たまに食したくなる

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天空記
(てんくうちー)

四川黒胡麻担々麺
を食す。

いつもながらザクザクと入った
焦がしホール唐辛子の『辛』味と、
ピリピリとした『辣』の刺激、
山椒のガツンと効いた
オイシい味。

ごちそうさまでした。



いよいよ最後の日曜、
ネタになる麺を食さねば!



神奈川県民のソウルフードをご存じであろうか?
(と、トートツに)



それは。



サンマー麺。

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サンマ麺



・・・・いや、本気にしないで下さい。




サンマー麺とは。


サンマーメン(サンマーめん、生碼麺生馬麺)は
ラーメンの一種で神奈川県ご当地ラーメン

細麺を使った、
もしくは多くの場合醤油味のスープのラーメンの上に、
歯ごたえが残る程度に炒めた
モヤシ
片栗粉を溶いたあんで絡めて乗せた料理である。
モヤシ炒めの中には
キャベツキクラゲ等の野菜蒲鉾、豚肉の細切り等
も入っていることもあり、
皿うどんのあんかけによく似ている。
モヤシがメインのあんかけではあるが、
「肉そば」の肉を減らして野菜を増やしたものが原型とされており、
いわゆる「もやしそば」ではない。

生碼は生きのよい具材(碼)の意味。
「馬」は「碼」の当て字である。
三種類の具(モヤシ、豚肉、ターサイ)を使ったので
三馬麺としたとの説、
あるいは馬のような
生気がつくという意味で命名されたという説もある。
戦前からあり、
発祥は
横浜中華街聘珍楼とも、
伊勢佐木町の玉泉亭ともいわれており、
各店舗のメニューにもその旨が記載されている。

多摩川以南、大井川以東で
特に沿岸地域で多く食べられている。
また、神奈川以外の地域(特に
静岡県東部)でも
数十年前から見受けられるようになった。
神奈川県ではこのサンマーメンを
県の
ご当地料理としてアピールしていく動きがある。

名前のひびきから

秋刀魚」の塩焼きが入っている

と誤解する人もいるが、関係はない。

冷凍食品メーカーのニチロ
『横浜あんかけラーメン 生碼麺』の名称で
サンマーメンを発売している。
ただし、これはカントンメンに近いものであり、
本来の味とは異なる。』

(出展:Wikipedia 2010.03.28採取)


そう。
神奈川の

ご当地ラーメン

なのである。




中華街を擁する神奈川で、
その中華街発祥のサンマー麺

ルーツをたどろうではないか。



ということでやって参りました、
伊勢佐木町

玉泉亭。



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え?横浜中華街の

聘珍樓

ではないのかって?





中華街、観光客向け価格ゆえ、

ハードルが高いじゃないですか。


ということで、京急線にて
日ノ出町駅下車、
伊勢佐木モールを目指す。

途中、大岡川沿いで
大岡川桜祭り
を開催中。

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サクラは未だ三分咲き程度。



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しかしナニヨリ、
天気も悪く底冷えで寒く、
花見客も限りなく少ない。

やはり見頃は来週頃ではなかろうか。


ここまで来る途中、
各所の公園で
近所のお年寄りが集いあって
花見に興ずる姿が多数見られたのであるが、

寒さで体壊して寿命を縮めるのでは

と危惧することしきりである。


さてさて、玉泉亭、
先ほどの写真の通り、
どこにでもあるフツーの中華料理屋的オモムキ。

入り口の食品サンプルでも、
特にサンマー麺発祥の地をアピールする様子もない。

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最下段左から2番目がサンマー麺なのであるが、
筆頭メニューでもなく
まったく一般麺の扱い。


唯一、入り口の

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かながわサンマー麺の会

の写真がそれっぽさを演出している程度。



店内へ。



昼食時、近所の常連さんと
小生のようにおそらくは訪ねてきたと思われる
観光(?)客が半々ほどか。


なんとリーズナブルなことか、
サンマー麺は600円也。

これだけではネタ的に寂しいお腹が満たないかもなので
ギョウザも注文。450円也。


待つことしばし。



来ましたよ。


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・・・・意外なほどシンプルな麺。

少々黒っぽいスープの上に、
炒めたあんかけの具材が乗る。

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スープを一口。

それほど粘度の高くないあんかけゆえ、
スープと混ぜるとあんが溶け、
スープ全体がとろみスープに。


ふんわり甘めの味付け。

砂糖の甘さというより、
野菜の甘みを前面に押し出した味わい。

タマネギ、ハクサイ、モヤシ、ニンジン。

その他数種の野菜が甘いスープを演出する。




麺は取り立てて論ずるほどのモノではない、
中華料理店のラーメンによく使われる
ちょっと細めの縮れ麺。


小生が初めてサンマー麺を知ったのは、

上記Wikipediaにあるニチロの冷凍食品、
『横浜あんかけラーメン 生碼麺』

であったが、
その味を彷彿とさせる、
いや、逆であるな、
サンマー麺の実際の味わいを
冷凍食品で忠実に再現している
というべきであろう。


ずいぶんと遅れ、
サンマー麺がほぼスープだけになった頃に
餃子様登場。


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なかなかにジューシーではあったが、
こちらも特記すべきほどではない。


『サンマー麺発祥の店』
でなければ、

フツーの地元の中華料理屋さん

で終わってしまったかも知れない。



いずれにせよ、
ルーツは極めた。
(のか?)


ごちそうさまでした。

m(_ _)m