鹿児島ではサクラが満開のようだが、

東京ではまだ二、三分咲き。



今日も今日とて、
新宿中央公園
忍耐比べ
花見に興ずる方々がチラホラ。

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酒をすするんだか、洟をすするんだか。



そんなガマン大会はイヤダ


(お?)


さて、そんな新宿中央公園を
小生は足早に横切っていた。


目的地は

幡ヶ谷。



小生の現在の勤務地、
成子坂からは

ひょっとしたら歩けるんじゃね?

的なビミョーな距離だったゆえ、
歩き出した次第。

地図で見てみると、
成子坂
(ほぼ丸ノ内線西新宿駅)
から新宿駅まで戻って京王新線に乗るより、
次駅の初台を目指した方が近いような。

そして幡ヶ谷はその次の駅。


私鉄の一駅、歩けばなんのことはない。



ということでテクテクてくてく、
いや、ガシガシと歩く。

最近は昨秋痛めた左足もだいぶ癒え、
早歩きをしても
足の甲が熱発こそすれ
再び痛めて歩けなくなる
ということもなくなってきた。

これは歩いて鍛えねばなるまい。



だいぶ歩いたナー、
と途中の公園の避難マップで現在位置を確認しつつ

やってきました、

六号通ショッピングセンター(商店街)



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小生は裏側から訪れたが、
京王線の幡ヶ谷駅側から来れば
以下のようなオモムキ。

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ここからおよそ200~300mほど進み、


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細い路地を左に折れたところに
その店はあった。

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そばはうす 不如帰。


あくまで
『ホトトギス』であって、
『ふにょき』ではないので、
間違われないように。


あー、試しに
アタマの悪いMS-IMEでも

ほととぎす

と漢字変換してみると良かろう。

ATOKなら確実です。

(1時間に一回はアタマの悪いMS-IMEに

『チッ!!』

と舌打ちして周りをオロオロさせる小生)


さて。



店内へ臆することなく突撃。

ネットの記事では
10人待ちや20人待ちはザラ、
などと書かれているが、
19時半頃の到着で先客は3名ほど。

8席ほどのL字カウンターには十分空きが。


入り口右手の券売機で食券を購入し、
カウンター一番奥の席に陣取る。

厨房も店内も見て取れるからな。


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今回オーダしたのは
しょうゆ

焼きのり玉そば 900円也。

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一生懸命撮影する

オッサンの映り込み

ご愛敬と言うことで・・・・



とんこつ魚介
さらにはまぐりを合わせた

トリプルスープ

というのがこの店のウリである。


麺が細麺ゆえ、早めの提供。

来ましたよ。


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逆さ富士型の白磁の器に、
やや濁った醤油スープがたゆたい、
そこに細麺が沈む。

焼きのりが4~5枚置かれ、
味玉にチャーシューが一枚。

穂先メンマと刻んだネギがトッピング。


では、いただきます。





ふっと香る、というよりは
じわっと後から味が追いかけてくるような
そんなはまぐりの味わい。


間違いなくはまぐりは自己主張している。


あー、イリコとかカツオとか昆布とか、
魚介の味わい。

はまぐりの風味。

ん~、とんこつも入っているのかな?


確かにウマい。


ウマいのだが・・・・




なんとなく全体にまとまりがないような。

確かにパーツパーツはウマく、
それぞれが味わいを出しているのであるが、
それが一律同じ方向に向かって

同じベクトルで

味を醸しているかというと、
ちょっとギモン。


思うに、ご店主、
味に迷いがあるのではないか


確かに良い素材を間違いなく調理して、
味わいを引き出すことには成功しているが、
それをひとつにまとめ、
全体として大きな流れにするには
至っていないようだ。

穂先メンマも結構強く味がつけられており、
これもまた味を濁らせる結果になっている。

そもそもはまぐりスープなので、
もっとシンプルに塩味を選ぶべきであるように思うが、

麺喰道のオシエに従い

初襲の店では筆頭メニュー

を励行すれば
醤油味を頼まなければならないではないか。


(なんで?)


ということで、
もっとすっきりと味を整理し、
まとめ上げればすばらしい味になると思う。



味は、足せばいいのではない。



必要量、最低限に

掛け合わせなければならないのだ。




以上、幡ヶ谷からお伝えいたしました。

m(_ _)m