最近鹿児島の特産品
大人気

安納芋
(アンノウイモ)




annouimo

焼き芋にすれば卓越したその甘さと
ほっくりとしたジューシーな食感から、
イモマニア
のみならず
一般ピーポーからも
絶大な人気
を誇っているという。


平成25年度までは、
鹿児島県の
種子島でしか栽培が許されていない
ため、
その希少性から

マボロシのイモ

とまで呼ばれているほどである。

鹿児島県内ではそれほど珍しくはなく、
比較的簡単に手に入るが、
県外ではなかなか珍重されて
高値で取引されているらしい。


そこで小生、新しい商売を考えました。



産地がドコでも、
どんな状態でも、
たとえ味が悪くても

絶対にクレームの来ない究極のイモ。



その名は。





アンノウンイモ
(Unknown Sweet Potato)



その名の通り

アンノウン
(不明なモノ)

であるため、
その種別出自
ウマいマズいか、
さらには
イモのどの部位であるかすら

マッタク予測不能

なロシアンルーレットなイモ。



今なら通販で、

送料のみの負担でご提供。





あなたも来年の運勢を
このヒト箱
占ってみませんか?




そんな危険な商売はさておき。
(詐欺?)


小生が懇意にさせていただいている

みそや堂

が現在、創業10周年だという。


みそや堂といえば、
小生がこのblog(当時はドリコムブログ)
を始めたホンの何本目かの記事に、
「ご来店ありがとうございます」
と大将御自らコメントを付けて下さり、
それが縁で以来お付き合いさせていただいているという、
まぁ言ってみれば
当blogのオピニオンリーダー(?)
的なお店である。

そのみそや堂が10周年だという。

世間ではイロイロ言うヤカラも多いようだが、
小生も断片的ながら
みそや堂の浮き沈みを垣間見てきたこともあり、
まずはメデタイとエールを送りたい。


さて。


創業10周年企画。

27

限定モノ企画モノに弱い小生。

今回の企画では、

全国のご当地みそを使ったラーメンを供するという。



これは食さねばなるまい。



そのご当地味噌とは。

38


信州みそ 金福


八丁赤だし


西京白みそ 別撰


の三種。




う~む、それぞれ興味深いぞ。


ということで、さすがに一日では食しきれないので、
三日に分けて食しました。
(週に三日通い詰め)




①.信州みそ 金福

43

21

ビジュアル的にも
この店ノーマルのみそらーめんと
ほとんど違いがない。

実食。


ん~~~~~~。

確かに違うネ。

標準のみそらーめん用の味噌が、
複数の食材と味噌をブレンドした

ハイブリッド味噌

であるのに対し、
この信州みそは
単独で使われていると思われるので、
その分の味の広がりが制限されているような。

でも、思ったほどの違いはナシ。

黙って出されれば、
「ちょっと薄味になったかな?」
ぐらいにしか感じないかも。



②.八丁赤だし

21

54

色はかなり濃いめに感じる。

風味も、通常のモノとは異なる香り。

スープの味は、

「より一層、味噌汁風」



もともとみそや堂のみそらーめんのスープ、
鹿児島のみそらーめんとしては
甘さをほとんど感じない、
硬派なみそらーめんなのであるが、
味噌汁っぽさはみじんも感じない。

しかし、この八丁赤だしでは、
ちょっと味噌汁っぽく感じた。

いわゆる赤だしとして小生の記憶に刻まれているモノは、
もう少し熟成の進んだ、

ちょっと酸味を感じるみそ

なのであるが、どちらかというとマイルド系。

食す前はもっとノーマルと似ていると思ったが、
実食するとまったくの別物。


ノーマルのみそがを主体としており、
八丁味噌はそもそも原料が

マメ

という、素材の違いをまざまざと感じさせられた。



③.西京白みそ 別撰

09

31

正直、今回の三種の中で、
もっとも興味を持っていた一品。

西京みそ?

それって、サカナの
『西京漬け』
ぐらいしか食べたことないんですけど。

・・・・Σ(´ι _`;)


イメージとして、もっと白っぽいかと思っていたが、
意外と色は濃い。

それでも、ノーマルよりははるかに白いが。


実食。



こりわびっくり。


同じ『みそ』というくくりでも、

こうも違うか?




西京みそは、ほんのりと甘く、
芳醇な香り。


味はマイルドにしてクリーミー

そして、後口にすっと上品な甘みを感じる。




う~ん、みそ、

奥深いなぁ。




この各地方の特産みそを使った企画、
ぜひ通常のメニューにも
月替わりでもいいので組み入れてもらいたいモノだ。



いやぁ、なかなか楽しめました。




意外性、奥深さ、地方による食習慣の違い。



まだまだ日本には薄学な小生の
およびもつかない
いろいろな未知なる味が眠っているようである。



今後とも精進致します。

(ナニヲ?)