この世で最も



不確実な



文書伝達手段。


それは。






小学生による

『コドモ便』

と呼ばれる
学校と保護者を結ぶ文書伝達。



その手段は、

置き忘れる
途中で失われる
ランドセルの奥底でクシャクシャになって後日発見される
存在そのものを失念される
なかったことにされる


という、

伝書鳩の方が100倍確実な伝達手段

なのである。


迷子の子猫の首にくくりつけて

「誰か届けてください」

とでも書いておいた方がよっぽど確実かも知れん。




また今日も、その

もっとも不確実な文書伝達手段

によって学校から文書がもたらされ、

奇跡的に生き残った文書が
奇跡的に期限内に保護者の元に到達し、
奇跡的に期限内に返信され、

そしてふたたび

神のみぞ知るという低確率
担任教師の下に送り返されるのだ。




え?



フツーのコドモはそんなことないって?





すいません・・・・Σ(´ι _`;)








我が子らは
郵便局員
宅配便業者への就職は向かないと思い知る


不憫なオトーサンオカーサンの嘆き
はさておき。




あ、たぶん整理整頓屋さん(そんな職種あるのか?)とか
掃除屋さんにも
向かないと思います・・・・
(´・ω・`)




なんだかこの一週間、

まだ木曜日だよヤケに長いなぁ・・・・

とオモたら

今週は日曜の夜の徹夜作業から始まっていたんだな、これが。



そりゃぁ長いはずだよ

セニョールセニョリータ。



しかもなんだかこの一週間、

あっちにしようかこっちにしようか迷ったあげく

えーい!!

こっちにしてまえ~~~~~!!


的なアバウトさで方向を決めたら
それについての説明資料を
延々20ページぐらい作らされ
お客さんにネゴって社内にネゴって営業にネゴって

・・・・



どーでもいーけど。
(グチです)




バタバタで今週は一回も麺食してないぞ。
(そりわ一大事)



ということで、
いつも一緒に食事に出る後輩
『もっきー』氏
忙しいようなので一人で旅に出た。



う~~~~~~~~ん。



あんまり遠くに出かけたくはないし、
あの店は昼多くて入れそうにないし、
あの店は昼の営業最近やってないみたいだし、
あの店はあんまりにも鉄板すぎて 
もう少し冒険もしてみたいし・・・・



なんだか優柔不断な態度のまま旅に出る。
(往復含め1時間以内の旅)







あ~!!そういえば。







今日は話題の『あの店』のオープンではなかったか。






その店とは。


さるスジからの情報によると、
鹿児島のラーメン界の新興勢力、

五郎屋

で修行したという方のお店。



小生、実は五郎屋さんとは

知ってるようで知ってないようで知ってるかも、的な

ビミョーなところにあり、
しかもお店は山田町と鹿児島市内からやや遠いため
訪れたことも数えるほどしかない、
という


まぁ、ハッキリ言って他人だな。




もちろん五郎屋の
ウマいラーメンには感服するし、
その経営方針にも深くうなずくところではあるのだが、

よく知らないのだ。
(´・ω・`)



ということで、五郎屋で修行したというこちらのお店も、
最近身売り説が流れている

某SNS



某『○○○のラーメン』コミュでの情報

で知った次第である。




オープン初日というのは、
得てしてオペレーションもうまくいかず、
客もわんさかと押し寄せ
ニッチモサッチモ、
というイメージが強いので
ほとんど訪れることはなかった。

しかし、せっかくこちらへ来たので

どんなものかと店の前を通ってみると・・・・



意外や意外。


ちょっとすいているではないか。


これは一人なら入れそう。


ということで急遽凸撃してみることに。


近くまで行ってみると、
目立つ看板も立てられており、わかりやすい。

タイヨー八幡店を目指して行くとよい。


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大きな地図で見る


入口にカメラを構えたテレビスタッフ数名
これ見よがしに陣取っており、
客の入店を妨げる結果になっていたのが
ちょっと鼻についたな。

どうもマスコミという世界の連中、
カメラを持っていれば何でもユルされるという
世間をナメたような態度がいけ好かない。

まぁ、小生もその家族の一員ではあったのだが・・・・



さて、入店。


外から見るより店内は広く、
奥行きもゆったりとしている。


カウンターに6席もしくは8席ほど、
二人掛けのテーブル2卓、
三角コーナーになった小上がりの小さなテーブルに
4名ほどが座れようか。

店の広さに対しては客席が少なく感じた。

もっとも、ギチギチに詰め込まれるよりは
はるかに心地よいが。

入口外には屋根付きでバンコが並べられており、
待ち客にも対応している。


さて、ちょうど一巡したのか、
空きの出たカウンターに通される。


オープニングスタッフは5名、
この規模の店では多かろう。
しかし、習熟を兼ねていると思われるので、
妥当な線か。


このスタッフが、
とても本日オープンとは思えないほど
オペレーションがこなれていた。

席に通され程なく運ばれてくる水、
そして適当なタイミングでオーダー取り。

スタッフ間の声の掛け合い、
作業の連携なども
すべてがつながっている

おそらくどこかの店の経験者が多いのか、
それともよほど事前にシミュレーションしたのか。

いずれにしても

よくある大型老舗店に研修に来させたいほど

であった。



さて、メニュー。

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オープニングメニューとして、
今日と明日は

白雲(あっさり)

なる麺が300円と、半額である模様。



やはりココは、麺喰道のオシエ

『初襲の店では筆頭メニュー』

を実践せねばな。



しかし、300円だけとは少々気が引けるので、
プラス100円で

こだわり伊佐の白飯

も頼んでみる。



『生ビール 290円』


という、とてもシゲキ的な文言は

分別ある社会人として

あえて見なかったことにする。



待つ間、例によって店内観察。
(およそ不審者)


店内の半分を占めるほどの広い厨房に、
数缶の寸胴。

カウンターもやや高めだがスツールも高め。
そのカウンターには、
厚く縦切りにしたショウガやニンニク
さりげなくオブジェとして飾られている。


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鹿児島のラーメン屋の定番、
漬け物はないようだ、と思っていたら、
漬け物のツボらしきものが置かれている席もあったので、
どうやら常備されているはずのものが、
小生の席ではたまたまバッシングの際に下げられ、
そのまま忘れられていたものと思われる。

このあたり、オペレーションの練度がもう一歩というところか。


さて、不審者がキョロキョロとしているうちに
ラーメン登場。


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ほう。


まず目を引くのは、頂点につんもりと盛られた
白い物質。


ぱっと見、

ダイコン下ろし?(´・ω・`)


とも見えたが、タマネギのアラ切りである模様。


次に目を引くのは、
鹿児島のラーメンの具材としては珍しい

太モヤシ


関東のラーメンではアタリマエだが、
鹿児島のラーメン屋では

モヤシというよりスプラウトといった感じの、
麺の太さに合わせたモヤシが用いられることが多い。

そして手前に、乱切りのチャーシューがゴロリとのぞく。



では、いただきまーす。




スープを一口。



透明とまでは行かないが、
見た目からしてサッパリな黄金色の鶏ガラスープ

ここに、とんこつスープを入れたような、
そんな味わい。


どこかで近種のスープを食したなぁ、と思いを巡らせてみると、

鹿児島市役所近くの


元斗好軒


のスープを彷彿とさせることに気づいた。


あっさり仕立てでコクを加えると、
こういった傾向に落ち着くのであろうか。

若干甘めにも感じる鹿児島の醤油ベースで、
まろやかである。


麺は、入口横が製麺室になっているところから、
自家製麺と思われるが、
細身ながらキッチリとエッヂの立った
コシのある麺

噛みしめると
ギュッギュッといった擬音がふさわしいほど
弾力に富み歯ごたえのある麺であった。

これは面白い。


表面はなめらかでプルプルとしているが、
細身で麺どうしの間にスープをたたえ、
喉ごしもよい。

しかし、細麺であるがゆえに伸びやすくもあるようなので、
食すスピードが遅い方は注意された方が良いかも知れない。


チャーシューは、
ゴロゴロとまだ出るか、
というくらい多く入っていた。

こちらも鹿児島の甘め醤油で煮込まれているが、
少々アルコール分を感じたので、
みりんが強いのかも知れない。


元々のスープが「あっさり」なのと、
タマネギのサッパリ効果もあるかも知れないが、
非常に軽く食せた一杯
であった。

店の雰囲気、広さ、
店員のみなさんの活気ある声、動き、
そしてもちろんラーメンの味と、

全体的に完成度が高く、
納得できるものであった。



いやぁ、近場にまた一つ選択肢が増えて、



オヂサン困っちゃうなぁ~~~~



(困りゃしないって)