お便りをいただきました。
(ヲタ寄り?)


『宗主はなんでそんなに麺を食べるのが早いんですか?』




(;・`д・´)エッ・・・・



フツーですよ?





まぁ、強いて言えば。


麺喰道究極奥義

蓮華の舞

を駆使しているからか。

 (* ̄ー ̄)



蓮華の舞とは。


麺を食す際(主に温麺に効果的)に、

左手にレンゲを捧げ持ち
右手の箸との連携により
連綿とした一連の動作で
一気呵成に麺を食し上げるという
奥義である。

今回は特別に

究極奥義の極意を
大公開。




1)着丼と同時に写真を撮る

↑ ヨケーな動作


この時、店の方に気取られずに撮影できれば
なおよろしい。



2)左手にレンゲ、右手に箸

ギッチョは好きにして。



3)スープはレンゲで麺は箸で

↑ アタリマエ



4)一口ですすりきれるサイズの麺をたぐる

↑ こっからが本番

グルメ番組などでタレントが、
ワシッと麺を一杯にたぐり
口いっぱい頬張る
アレはみっともない。

麺喰道の流儀では、
麺は口外で噛み切ってはならない。

噛み切った残りがドンブリに入ってしまうではないか。

あれは美しくないのだ。

一口で、

もっと言うなら

一息で

すすりきれる麺の量

を自分で把握し、
その分だけを箸でたぐるべし。

特にうどんの場合、麺が太いため、
良識ある麺喰道読者の諸氏諸嬢
であれば、
いいところ麺2本が限度であろう。



5)天高く麺を持ち上げる

↑ 撮影のためではない

麺を一度もみくちゃになった麺玉の中から
引っ張り上げることにより、
麺筋が揃い
のちに一気にすすり上げることが
可能になるのだ。

また、熱いスープの中から引き上げることで
麺表面の粗熱を取るという
効果もある。



6)麺をレンゲに

引き上げた麺をおもむろに
レンゲの中に
落とし込む。
良識的分量をたぐっているならば、
レンゲの中に収まりきるはずである。

この時、次の動作のために
麺は箸で掴んだままにしておく。



7)ゴッド・ブレス

麺を掴んだままの箸を
もう一度若干持ち上げ、
麺を半分ほど空中に晒したのち
フーフーする。


この時点でフーフーする力加減を間違えると
スープをまわりにほとばしらせて
自らもその返りスープを浴びるという
愚を犯すため気をつけられたし。

力の限りのフーフーは
血圧にもよろしくない。

ほどよく冷めた麺はスープの呪縛から解き放たれ、
次工程で一気にすすっても
さほど返りスープを浴びずに済む。



8)一気呵成にすすり倒す

ここまでの過程で、レンゲの上に
とぐろを巻いた麺は、
一気にすすってもヤケドすることもなく、
かつ途中で噛み切るという愚
も犯さずに済むはずである。



9)麺・麺・ときどきスープ

麺の合間に、スープも味わう。
替え玉前提でスープを残すなど愚の骨頂。
そんなに食いたきゃ大盛頼め。
(一部店舗を除く)



10)フィニッシュ

麺と具を存分に味わい、
およそさらえたところで
右手にレンゲを持ち替え、
一気にスープをいただく。

レンゲも使えないほどの残量となったら、
おもむろに
両手でドンブリを捧げ持ち、
ドンブリに口をつけて
ぐっと飲み干す。




ぷはぁ。

(;´Д`)=3





ごちそうさまでした。





これぞ、麺喰道究極奥義

早食ぃ・・・・



おいおい・・・・(つд`)



でもこれでワタシは

どんな熱い麺でもあっという間に平らげることができます!

(・`ω´。)キリッ




そんなヒトがマネしたがらない所作はさておき。


あー、この奥義の欠点として、
普段からたぎる麺ばかり食しているため、
たまに冷たい麺をレンゲで食べると

無意識にフーフーしてしまう

という第三者的に見てオカシナ行動を取ることがあります・・・・

(; ̄(ェ) ̄)









たまには鹿児島の記事を書かないと


週末は鹿児島出張ですか?( ・∇・)』

とか、

『熊本移住乙(`・ω・´)ゞ』

とか言われる始末・・・・orz




えーっと、Σ(´∀`;)
かつての2年間の東京単身赴任中
一度たりとも鹿児島市民をやめたことはありませんよ?


というわけで

ネタを仕込みに

昼食に。
(行動規範はネタか否か)


最近ラーメンに限って言えば、
出店ラッシュとも言える

荒田地区。


荒田は結構広く、
西はJR線をまたいでの上荒田から、
扇状に荒田1丁目2丁目
下荒田1丁目2丁目3丁目4丁目
東に行くに従って広がっている。


その中でも最近は、
下荒田地区の出店が著しい。

某バニー系油そば屋の支店ができたり
出自不明のラーメン屋が突然現れたり。


今回ご紹介する店は、
純粋にはラーメン屋であるとは言いがたい。


強いて言うなら、

自社栽培の自然食品&食材を元に
素材全面押しでメニューを展開する店。



その名は。

山有 FuKu iTADAKi

DSC_0300


大きな地図で見る


店名の表記については、
掲載メディアなどにより
ビミョーに異なるため正確ではない恐れも。
("u"の字の大文字小文字、
前後センテンス間のスペース有無など)

店内の表記にも若干のゆらぎが・・・・

(どーでもいい細かいことが気になり
肝心なところが気づかないAO型)



調べてみると、
この店の運営母体は

『株式会社 山有』

という会社。

元々は産廃事業を展開していたが、
YM菌という

100℃近い高温で活動する

特殊な菌を用いる方式を開発(特許出願中)したところ、
折しも焼酎粕の海洋投棄禁止などの
環境意識の高まりの
追い風を受け規模を拡大したようだ。

そこから産出される
高品質の堆肥を元に
自社農場を展開、
その生産物を材料にレストランなどに進出した、
という
経歴のようである。

おもしろい経歴ではないか。

単なる健康食品販売業者や
非科学的健康志向とは
一線を画している。


店の外観は、木造の高級料亭のようでもある。

DSC_0448


営業時間も

午前5時から午後11時まで
と個性的。

こんな朝早い時間にも
需要はあるのだろう。


実はこの店への訪問は二回目。

一回目はオープン間もない
4月22日。
今回は一ヶ月ほど経過している。

ランチタイムには
一階では麺を、
二階ではコース料理

を提供している。

DSC_0446


もちろん一階狙い。


一階のメニュー。

DSC_0292

DSC_0293


ラーメンちゃんぽん
鍋焼うどん
これまた個性的なラインナップ。

前回は
オープニング特価(¥480)で提供中の

ラーメン
を、

今回は季節がら

鍋焼きうどん
(¥750)
を頼んでみた。


店の一階の左奥が
オープンキッチンをぐるりと囲む
コの字型の15席ほどのカウンターになっている。

店内はゆったりとした造りながら
席数もそこそこ多い。
しかし惜しむらくは
駐車場が10台分ほどしかない
ため
店内は逆に混雑を免れているが・・・・。

駐車場の片隅の非駐車スペースや、
中には前の道路に
路チューするヤカラも・・・・
・・・・あまりいい傾向ではないな。

せめて隣のサンクスの

・・・・

なんでもナイです。
(^_^ゞ



着席するとまず運ばれてくるのは

お冷やじゃがいものスープ

DSC_0294


卓上には
漬物がわりの

茹でキャベツ

もちろんキャベツは食しホーダイ
\(^o^)/

同じく卓上の
二種のドレッシングでいただく。


ではまず、
一回目のラーメンについて。


ルックスはごく普通の中華そば。

DSC_0297

DSC_0298


すっきりとした
やや甘めの醤油をベースに
あっさりとした鶏ガラのスープ。

麺は中心部にコリッとした
弾力をもつ
ほどよい茹で具合。

このラーメンの一番の特徴は、
一緒に運ばれてくる

たっぷりの
ニラ
とネギ。

DSC_0295


これを
思う存分トッピング
いただくのである。


苦味やアクをまったく感じさせず
野菜の本来の甘味と風味を感じる。

素材の旨みを堪能する

そんな一杯。

おもわずニラネギそれぞれ山盛り3杯ずつかけちまったぜ。



では今回の鍋焼きうどん


さすがにこの時期、
オーダする客は少ないようで、
調理場の片隅で入念に仕込まれている。

DSC_0443


何度も丹念にアクを取り
やってまいりました。


 DSC_0444


DSC_0445


至ってストレートな作りの鍋焼きうどん

具は、エビ天・餅・厚揚げ・カマボコ

タマゴ・ニラ・ホウレンソウシイタケ

豪華なラインナップ。


うどんの麺もエッジの立った色白で、モチモチ。


麺喰道奥義蓮華の舞を駆使し、
ひと筋ふた筋のうどんをたぐってフーフーすれば、
お盆に載せられてきている

とんすい

に移さなくても
鍋焼きうどんを平らげるなど
雑作のないことである。



最大ふた筋のうどんに限れば

熱い思いもすることもなく、

麺を途中で噛み切ることもない。


じんわりと体内に熱が蓄積し、

自然と汗が噴き出してくる。


やはり暑い時期には鍋焼きだなぁ。

( 〃▽〃)



ということで、駐車場にだけ気をつければ
心地よいナチュラルフード
が堪能できるので、

お試しあれ。