拙宅の小学生、

長男氏(6年生)

次男氏(4年生)

は、ともに本好きである。

ヨメ氏は本はあんまり好きじゃないと
公言してはばからないので、
おそらく小生似 だと思われるのだが。


この二人のうち、

特に長男氏に至っては、

本好きというより活字好きと言えよう。


なにせ、字が読めるようになった幼少のみぎり

一心不乱
にナニを読んでいるのかとのぞいてみるとそれは。




レシート
領収書






Σ(´ι _`;)



そんな

『字が書いてあれば領収書でも読む』

ヤツはさておき。





以前からウワサは聞いていた。


坂之上の名店、

薩摩思無邪

いづろ付近に店を出すと・・・・




その情報の信憑性は、
ネットの求人広告
にその旨の募集が載っていたので
確かなものであったのだが。


この薩摩思無邪という店、これまでも

あえてプロモーションやPRは一切せず、

クチコミやネットのウワサ
巷間の風説などにより

その名を広めていった店である。



マスコミへの露出を積極的に行い、
それを逆に利用して
客を呼び込む戦法をとる店もあるが、
その真逆である。


しかし、味への絶対の自信があればこそ。

いずれはウワサが噂を呼び、
自然と行列店へと姿を変えていったのである。



この薩摩思無邪、今となっては本店であるが、
坂之上の

鹿児島国際大学正門前

という、知る人ぞ知るではあるが
知って訪ねるならば道案内もあってわかりやすいという、

戦略的僻地
に立地していながら、

今では昼時は行列の絶えない名店となっている。

(拙blogでの過去記事はコチラ



その薩摩思無邪が、

鹿児島の天文館のほど近く、
いづろ付近に店を出したというではないか。


これは行ってみねばなるまい。
(゚Д゚)クワッ!




12月20日(金)、午前11時に開店と聞いていたが、
おそらく昼は混むかと思いとりあえずスルー。

その夜は夜間作業が予定されていたので、
その腹ごしらえにやってきました。

場所はコチラ。


大きな地図で見る


今の時期、このマイアミ通り
イルミネーションに彩られている。

そのほど中に店はあった。


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隣は、
夏場はかき氷で有名な

柳川氷室

である。


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かつてこの場所、カフェであったな・・・・


ということで、そのカフェの雰囲気を残した
とてもおしゃれな店構えである。


坂之上の本店の無骨な雰囲気とは
まったく趣を異にしている。


以前より、
いづろ通から桜島を正面にを望みドルフィンポートへと至る
この

マイアミ通り

へと人の動線をつなげることができれば、
ドルフィンポートの観光的価値
上がろうというものだと思っていた。

このドルフィンポートという施設、

桜島を真正面に捉える絶好のロケーションの商業施設

にありながら、
今ひとつ観光地として認知されておらず、
その役割を果たしていない。

それはひとえに、中心街である

天文館

からの人の動線が途切れており、
ほんの少しの距離ながら
歩いて行かせるだけの道中の魅力に乏しく、
ここに賑わいを創出できれば非常に魅力的であろうと
思っていたのだ。

薩摩思無邪の新店舗は、
そのための第一歩
といってもよいかも知れない。



中へ。

店内は、ガラス張りシースルーで外からよく見える。

女性客などは逆に、
中の様子が見て取れる
ので入りやすいのではなかろうか。


広い店内。

本店が中に7~8軒は入りそうな・・・・(;´Д`)


L字型の大きなオープンキッチン形式のカウンターに
10数席の座席、

奥にはテーブルが。

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メニューは黒表紙のブック形式
カウンターは無垢材のテーブルトップである。

時間の経過とともにいい色合いに色づいていくことであろう。


さて、メニュー。

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看板メニューの【薩摩】【博多】の二本立て。

最近本店で出されているその他のメニューは
スタート時点では封印されているようだ。

どちらも本店と同じく、650円という
この立地にしては非常にリーズナブルな価格である。

ではオーダーを、と本店と同じく

「薩摩の全部のせで」(*゚▽゚)ノ

とお願いしてみると、こちらでは全部のせは取り扱いがないという。

ここで重要な点に気づく。


トッピングメニューの中に、
ある意味薩摩思無邪の特徴とも言える

揚げごぼう

が載っていない。


まーぢーでー!?



ラーメンそのものも本店とは味が異なるのであろうか。


一抹の不安を覚えつつも、とりあえず【薩摩】をオーダ。

同行のもっきー氏は【博多】初チャレンジ。


メニューをパラパラとめくってみる。



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2ページ目で、

この店が何を目指しているかがわかる。

英語のメニュー。

ここはにも近く、
外国人の方が歩いている姿もチラホラ見かける。
外国語もOKな簡易宿も点在し、
観光地であるドルフィンポートにも近い。

日本でもっとも日本らしい庶民の味

ラーメン

を、しかも鹿児島のラーメン
九州を代表する博多のラーメンを提供し、
もてなそうということなのだ。

博多で英会話スクールの講師をしていたらしい
ご店主らしい発想である。


メニューは続く。

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それぞれの味へのこだわり、想いなどを

日本語と英語併記で

綴っている。


さらに。

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この一杯へ注ぐ情熱を、
各生産者や関連する業者の方々を通して
語っているのである。


うまい演出である。

ご店主本人のコトバながら、
それを関係する方々へ投影することで
物語として構成し、
語っているのである。


出店の場所意図手法など、
実によく練られている。


場所的にも街に近く、しかしながら
交通量はさほどではないが
よく目立つ。

クルマで通りがかりながらも
ちょっと前に停めて中の様子をうかがったりすることもたやすく、
クルマ社会の鹿児島に適した立地
である。

テーブルの上の箸や調味料にも
それぞれのこだわりが。

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青竹を使ったエコ箸。

水代わりの冷茶が入ったポットには
あえて氷は入れておらず、
お茶が薄まるのを防いでいる。



鹿児島のラーメン屋の特徴である

漬け物

も一風変わっており、

銀杏切りしたダイコンのキムチ風

であった。

本店では辛子高菜と紅ショウガが取り放題となっているが、
少しこのあたり変更が加えられている。


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いろいろ観察しているうちに着丼。

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あぁぁ、、、やっぱり・・・・


ごぼうがないよう。
(´;ω;`)



本店ではトッピングとして載せられてくる

揚げごぼう

が載っていない。


これは非常に残念。


元々非常に完成度の高いラーメンであるため、
ここで初めて食べる方にはまったく問題とはならないであろうが、

本店でごぼうのウマさを知る身

としては
残念至極。


いや、これもやはり一つの作戦ではないのか。



本店の味を知っているならば

本店へ訪れよ、という。



ラーメンの味そのものは先ほども述べたように、
本店に準じ
まったくスキのない味であることに変わりない。


しかし、あえてトッピングなどで差別化を図る。

しかも特徴的な部分で。


というわけで、

「あー、近くに店ができたから本店に行かなくても済むわー」
Σ(´∀`;)



などと安寧とせず、
やはりたまには
本店を訪れねばなるまい。



今後、天文館付近はさらなる激戦区と化して行くであろう。


食す方としては

楽しみである。

 (* ̄ー ̄)