世間はお盆。



あ、終わったか。Σ(´∀`;)



小生の会社に『お盆休み』という習慣はなく、
夏場の期間に2~3日
『特別休暇』枠の休日が支給され
自分の都合で設定して休む習わしである。

これまでは特にお盆時期にこだわって
夏期休暇を設定しては来なかったが、
今年は14日、15日を休んでみた。




コドモらの宿題のために
(;´Д`)




なにせコドモらの宿題、

植物標本100種類だったり
岩石標本20種類だったり、

とても子ども単独で手に負えるモノではなく

明らかに親が協力

しなければなし得ない宿題となっている。


拙宅では、
さすがに100種類も植物を採集し、
乾燥させて標本化し、
なおかつ同定する
といった作業は荷が重かったため、
岩石標本20種類(実際には24種)を
夏休みの課題と設定して取り組んだ。
(みな思いは同じらしくこれが一番人気)

ということで県内随所
いろんなガケガレ場
工事現場採掘場など

ありとあらゆる『岩場』

を探して東奔西走したわけであるが、
意外や意外、
手に触れられる、さらには

岩石標本を採掘可能な『岩場』

というのは実は多くはなく、
かなり苦労した。

まず鹿児島市内などにおいては、
ほとんどの場所に住宅があり、
それがゆえあらゆるガケは
コンクリートで覆われ、補強されていた。

もともとシラス台地という軟弱地盤の多い鹿児島、
台風などの大雨でガケが崩れ
被害を出すことも多かったのであるが、
ここ20年ほど、

そう、鹿児島では有名な

『8・6水害』
(1993年8月6日に鹿児島を襲った大水害)

を機に、かなり広範囲に防災対策が打たれ、
ガケなどの危険箇所がかなり減っているのであった。


これは宿題にとっては痛手である。
(´;ω;`)


自然と、ドライブ先は郊外へと移り、
郡山松元吹上金峰
さらには枕崎坊津にまで
足を伸ばしたのであった。
(足かけ4日間)


しかし、先ほども述べたように
車道からアプローチできる岩場
というのは
限られている。

そのため、行く先々で


先人たちの鎚のあと


が見られ、真新しい岩盤の削りあと

打ち砕かれた岩石のカケラなど、


同じ学校の父兄による所作


と思われる跡が多数見受けられた。


おかげで、大きな岩石をイチから砕くことなく
落ちている手頃なカケラ
を必要な大きさにカチ割って
持ち帰ることができたりと、

有効に活用させていただきました。



こんなに一生懸命オトーサンが頑張ったんだから、
夏休みの課題は

小生が会社に提出したいところであります。



そんなおっさんのタワゴトはさておき。



かつて本店のみの頃には、

昼食時間内に往復するのが困難

という理由でなかなかうかがえなかった

薩摩思無邪


この店が昨年12月に
いづろの角からドルフィンポートへと至る

マイアミ通り

に支店を出してから、若干通いやすくはなっていた。



しかし、とは言うものの
どうしてもカイシャの近場
チャッチャとランチを済ませてしまう傾向が強く、
2~3ヶ月に1回行けばいい方
という状態であった。

しかも行くとどうしても、
看板メニューの

『薩摩』

のウマさに惹かれてしまい、
そちらを頼んでしまいがち。


この夏限定の

鶏塩 '14

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実食していたわけであるが。
(記事にはしておりませんがこれまた絶品)


もう一品、

試作のモノを試食に来られませんか?

とお声かけいただいたにもかかわらず
都合がつかず食べられなかったあげく、

いまだに未食のメニュー

があったのだ。


ラーメン界では比較的新しいジャンルの

ベジソバ。


ベジタブルポタージュスープ
つまりトロミのある野菜スープをメインとした
ラーメンである。


これは是非とも食しておかねばなるまい。

というわけでやって参りました、
8月13日のお昼時。

場所は夏場の行楽地

柳川氷室

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の隣である。

この柳川氷室、夏場は店先で

色とりどりのかき氷

を提供しており、
涼を求める観光客や地元客に対し
絶大な人気を誇っている。

この柳川氷室と軒を並べる

薩摩思無邪 MIAMI Ave. 店。

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とてもラーメン屋には見えないシックな黒の外装に、
ショーウィンドウのビビッドな赤い窓枠が映える。

はたしてベジソバはあるのか。
(一時期夜のみの提供となっていた)

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おお!レギュラーメニュー化されているではないか。

お盆休み初日ということで、
店内はかなりの賑わい。

小生は一人客であったため
たまたま空いたカウンター席に通されたが、
後から来る客は入口でしばらく待たされていた。

これまでにも書いたが、
本店のカウンターのみ8席ほどという
狭さとはまったく逆の、
広い店内。

薩摩思無邪Miami Ave.店 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA



スタッフが5名ほど立ち働き、
当初ご店主前村さん
たったひとりで切り盛りしていた本店から比べると、
隔世の感がある。

メニューを。

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ベジソバはしっかりとレギュラーメニュー化され、
三本の矢の中の一本として掲載されている。

この店については、
ご店主前村さんの強いこだわりにより、
何らかのメッセージ性が込められている。

店名しかり、
メインメニューの『薩摩』『博多』しかり、
特注薩摩焼の器しかり、
『マイアミ通り』への出店しかり。

詳細については過去ログをご参照いただきたい。

進出!薩摩思無邪 Miami Ave.店(2013/12/20)


当然、このベジソバについても
そのメッセージ性は引き継がれている。


全国2位の生産量を誇るカボチャを、
スープにも麺にも使用するコダワリ。

トッピングにも鹿児島県産
季節の野菜を使用している由。


外人客も見据え、
英字メニューも併記。

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では、いただいてみましょう、

ベジソバを!


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濃茶茶碗のように
やや口のすぼまった白薩摩の器に、
黄色いスープが目にもあざやかである。

さらに彩りを加える
ブッコロリ ⇒ ブロッコリ
パプリカ
プチトマト
ムラサキキャベツ

半熟煮玉子の白身が印象的。


スープを一口。


おお!カボチャww!

舌上に広がるスッキリした甘味
スルリとのどを駆け下り、
鼻腔に抜けるさわやかな風味。

カボチャだけではない、
複数の野菜の味わいの複合ワザ。

ベースのダシ
貝柱等を使用しているそうで、
野菜の風味を引き立てている。

平打ち麺
するりペタリとした食感もまたウマし。


う~む、これもまたラーメン。


夢中ですすっているうちに麺も具も終了。

∑( ̄口 ̄;)!


残ったスープに、付いてくるバゲットを浸して
フィニッシュ。

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おいしゅうございました。


ただ、やはり全般的に軽めの野菜仕立てゆえ、
男性客には腹持ちが今ひとつかも。

バゲットの追加ができるとなおよろしいかと。
(替えパン?)


『薩摩』や『博多』の650円に対し、
『ベジソバ』850円というのは
やや高めの印象を受けるが、
新たな思無邪の一面を垣間見、
ラーメンの奥深さ
に触れるにはよい一杯である。


特に女性客ウケはよいと思われるので、
ぜひお試しいただきたい。


オススメいたします。