小生的黄金週間初日。

5月1日(金)から休みを取り、
とりあえずの6連休。

しかし、4月初頭に休みを取って

ハウステンボス ⇒ 嬉野温泉 ⇒ 太宰府天満宮

家族旅行で豪遊(?)してきたために

このゴールデンウィークは何の予定もナシ。


5月1日(金)は長男氏次男氏らもまだ学校
(とはいっても遠足とかスケッチ大会とか)
ヨメ氏も通常の仕事
だったため、
小生一人。


これは冒険に出かけねばなるまい。


以前から、このGW中にしなければと
自らに課していた課題があった。


マリモラーメンを食しに行かなくては。


詳細は<続きを読む>に譲るが、
それがためにわざわざ大口まで。

いや、今は『伊佐市』となっている。


せっかくここまで来たのだから

観光しなきゃモッタイナイでしょう!

ということで定番の

曽木の滝

を訪問。


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あ、そうそう、洞窟きのこ園は休みでした。
(-""-;)チッ
行ってみたかったのに・・・・


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なんか公園全体がきれいにリニューアルされていて、
10数年前に訪れたときの記憶が
一切当てはまらない。


こんなとこだったっけ?
Σ(´∀`;)


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上流では橋の架け替え工事も行われていた。


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曽木の滝そのものは

こんなカンジだったかな?

的な眺めであったが、
遊歩道が完備されていて
マップを見てみると
少々離れているが
第二発電所遺構
まで歩いて行ける模様。

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第二発電所遺構とは、
かつての発電所の建物だけが残っているが
下流に鶴田ダムができた際に
水没してしまった建物
残っているものである。

これは見たことがなかったので
一度は見てみようと歩いて行くと・・・・

30分ぐらい歩いた先で

『立ち入り禁止』

by 国交省




はぁ?
( ゜Д゜)



なんかさっきのマップには
ウォークラリー的
なことが書いてあって
この先にもポイントがあったじゃんよ?

なにその立ち入り禁止?

ここまで歩いてきた労力はどうなる?

囧rz


立ち入り禁止と書かれた
ゲートのカギは開いていたので
強行突破するかとも考えたが、

あまりにも大人げないのでスゴスゴと戻るハメに・・・・

なんか事前に書いておこうよ。


まぁ、小生は

「運動になったからまいっかーまいっか~Σ(´∀`;)」

ぐらいで済んだが、
足の悪いお年寄りとか
体の悪い人とか
その怒りをどこにぶつければよいというのだ。
(※註:そんなヒトはそもそもここまで来ません)


スゴスゴと駐車場まで戻り
あらためてクルマで行こうとすると、

『第二発電所遺構展望所はこちら』

と、橋を渡って対岸へ向かわされるではないか。

ということでついた展望所からの眺め。

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そもそも立ち入り禁止のカンバンの先
ここに直接つながっているわけで、
どう考えても一般ピーポー
立ち入ってよい場所ではないような・・・・
(*´・ω・)


あのウォークラリー的なカンバンは何だったのだ。

金返せ!ヽ(`Д´)ノ


払ってないけど




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よくよく調べてみると、
この時期遺構は水没していることが多い時期で、
今回のように全貌を現しているのは
実は僥倖だったのではないかと
気づかされた。

本来夏場にしか現れないのね・・・・(´-ω-`;)ゞ

ご参考のページはこちら


歩き回ってもさほど汗をかかず、
かといって寒くもない
ちょうどよい時期の運動であった。

曽木の滝
ならびに
曽木第二発電所遺構

オススメです。



そんな誰も期待しちゃぁいないお勝手ガイドはさておき。





誰しも想い出の味というものはあるものだ。

幼少のみぎりより馴染んでいる味が
想い出の味
という場合もあろう。

小生にとっての想い出の味、
しかもそれが

ラーメン

というのであれば、
小生はまずこの味を挙げる。


マリモラーメン。


これは小生にとって幼少の時期の味ではない。

ほぼ成人してからの味ではあるが、
その味を知った時期の
自らの置かれていた状況などから
忘れることのできない味である。


そもそも

ラーメン

というものに興味を持ちだした

原点の味

といってよい。


それまではラーメンと言えば、
ざぼんラーメンであったり
こむらさきであったり
ソレナリの知識はあったが

凡百の世の数多ある料理の一つ

でしかなかった。


たとえ
「ラーメン専門店」
を名乗る店であったとしても
それまでは

ギョーザとチャーハンのみを食す

といったあるまじき暴挙
何のてらいもなく
行っていたことであろう。


ラーメンという特定のカテゴリにこだわり
その中で選んでさまざまなメニューを試す
などといった

マニアックな楽しみ

の原点となった店である。


そもそものきっかけは、
その時期境遇を共有していた
高校時代の友人
U.K氏
から

「ラーメン食べに行かんか?」

と誘われたことである。


それまで小生にとってラーメンとは

いろいろあるメニューの中でたまたま選ぶもの

であって、
あえて食しに行くほどの重み
は持っていなかったのである。

連れて行かれたのは天文館




おそらくこのビルの2階であったかと思う。

急峻な
手すりがなければ足元の危うい
階段を上り、
左手すぐにその店はあった。

店内は8席ぐらいのカウンター、
窓際には小上がりの
4人掛け×2卓ぐらいのテーブルという
こぢんまりとした店
であったが、
いつも客足は途絶えていなかった。

カウンターの上には
大きな丸太を縦に割って
そのまま板状にした大きなメニュー表
さまざまなバリエーションのメニューが
所狭しと並んでおり

みそバターチャーシュー

をはじめ

みそワインバター

とか

みそギョウザ

とか

現在ではラインナップされていない
ものも含めて
メニューに載っていた。


ある意味この店が小生にとって

人生のターニングポイント

そう、ラーメンというものに

気づかされ感化された店

なのだ。
(そんな大仰なものか?)


ついつい想い出話に力が入ってしまったが、
この店が天文館からなくなってしまったことは
少なからずショックであった。

確認しに行った店の張り紙には、

「大口十曽滝公園の近くで営業します」

と書かれていた。


よかった、永遠に食すことができなくなったわけではない

と喜んではみたものの、
鹿児島市から大口市までは
速く見積もっても2時間はかかる。

おいそれと行ける距離ではない。

ナニゴトか用事がある場合か、
それとも

あえて訪れるか

しか食す手段はないのである。


ということで
移転してから3回ほど食しに訪れたであろうか。


本blog(PC版でいえば)右側の検索窓

『マリモラーメン』

と入れて検索してみればわかるが、
実は記事にした回数はさほどでもない。
実食記事に至っては

おそらく一編のみ

である。


これはやはり、

キモチの整理を付けるためにも

訪れねばならぬ、と訪問した次第。



鹿児島市の自宅は8時半頃出たのであるが、

あっちに寄りこっちにフラフラ

しながらの道中だったため、

店に着いたのはジャスト11時半

になった。




店は、伊佐市役所などのある中心街方面から、
国道268号線を水俣八代方面に向かって北上、
ナフコを過ぎて人家がまばらになり

「あれ?このまま真っ直ぐでいいのかなぁ?Σ(´∀`;)」

と心配になってきた頃
左手に現れる。

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ユルく左にカーブしていて
こんもりと茂った林の影から
突然店舗が現れるので、
注意が必要である。

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小生が駐車場にクルマを止めたとき、
店のオヤジさんやおばさん達が
のれんを掲げのぼりを立て、
「営業中」のカンバンに裏返す、
まさにそのタイミング。

当日の第一号顧客であった。

店内へ。


カウンターの中では、若き二代目店主

「いらっしゃいませ!」

と威勢よく声をかける。


カウンターに陣取り、頭上のメニューを。

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かつての天文館店に比べると
カンバンの面積も半分ほど、
メニューのラインナップも
1/3ほどになっているような気がするが、
迷わず

みそバターラーメン

で。

あまりチャーシューには興味がないからな。

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運ばれてきたのは
水とタクアン。

この組み合わせは昔と変わらないような。

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食後にはお茶が運ばれてきた。


貼られている掲示によると、
昨年の7月でこの地での
オープン10周年
を迎えたとのこと。

そういえば、マリモラーメンが
天文館を去ったことを誌した記事は
2004年の8月であったな。
(過去記事はコチラ


そうか、もう満10年になるのだな。

月日の経つのは速いな。


厨房では、二代目店主が忙しく立ち働き、
それを初代店主がにこやかに見守る。

完全に代替わりしているようで、
初代店主はあくまで補佐に徹する。

具材の盛り付けを手伝ったり、
ごはんをよそったり。

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数年前に訪れた際には
まだ初代店主が鍋を振るっていたような気がするが
今ではすっかり二代目店主の主導である。

やってきました、みそバター。

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小振りのすり鉢状のドンブリに
あふれんばかりの内容物。

いや、ちょっと下の受け皿に
スープあふれちゃってるし。
(;¬_¬)



ではいただきましょう。

スープを一口。


おおっ!!

変わった。

数年前に訪れた際にも、
その前に訪れた際にも、
この大口の(だから伊佐だとあれほど)地に移ってきてから

どうにもスープがヌルく感じていたのだ。

ゆったりとした田舎の人々に合わせ
あえてスープの温度を下げていたのかと
いぶかしんでいたのだが、
二代目店主がその悪い慣習
打破したようである。


スープの味わい自体も少々変わった気が。

以前は野菜とともに炒める

挽き肉

ウマ味をダシとしていたように思うが、
今回はスープそのものの味にコダワリ、
あくまで挽き肉の味わいは
脇役に徹しているように感じた。

あくまで小生の勝手な思い込みであるため
実際は違うのかも知れないが、
小生はそう受け止めた。

なんとなく野菜の量も多くなり
具だくさんのイメージ。


しっかりと先代の味を受け継ぎながら
着実に進化させた味わいと捉えた。


ウマし。


小生の、

『想い出バイアス』

がかかったイメージでも、
今回は新たな味わいとして
しっかりと楽しむことができた。

今後もさらなる発展を願ってやまない。


想い出 + 進化

の味。



ぜひお試しあれ。