ハラール
という言葉をご存じであろうか。



ハラール(アラビア語: حلال‎ Halāl)は、
イスラム法で許された項目をいう。
端的には

イスラム法上で食べることが許されている食材や料理

を指す。
日本語に訳すと、
「やってもやらなくてもかまわないもの(許可)」
という意味となる。
なお、日本では「ハラル」と書くことも多い。
 
反対に、口にすることを禁止されている物

ハラーム(アラビア語: حرام‎ harām)

と言い、この語は
「やってはならないもの(禁止)」
という意味でハーレムと同じ語源である。
 
イスラム法の下では豚肉を食べることは禁じられているが、
その他の食品でも加工や調理に関して
一定の作法が要求される。
この作法が遵守された食品がハラールとされる。
 
なお、ハラールとハラムの中間に
疑わしいものシュブハ (Shubha)
という概念がある。

シュブハな食品はできるだけ食べることを避けることとされている。

[Wikipedia 2016/05/25 採取]


(∑( ̄[] ̄;)!ハーレムってやっちゃいけないのか?!)



つまり、ムスリム(イスラム教徒)の方々が
宗教上食べることを許された食物のことを
一般的に

ハラール

と呼ぶのである。


日本は現代では
ほぼ無宗教であったり
イベントによっては

正月は神道

お盆は仏教

クリスマスはキリスト教

クルマはホンダ狂


などと一貫性がなく
ご都合主義の柔軟な思考回路と対応性
を持った世界的にも希有な存在である。

しかし全世界で見れば宗教は相変わらず
それにより思想が分かれたり
習俗が異なったり
民族対立の火種になったりと
大きな文化的な基盤となっているのである。


日本に住んでいれば
宗教の信仰の自由
いちおうのタテマエとして守られているため
他人がナニを信仰するか
あるいはナニモノも信仰しないか

などは個人の勝手であるため
宗教によって食べるものが制限されている
ムスリムの方々のことなどほとんど意識することはない。


しかし、現在では世界人口の
およそ20数パーセントを占め
今後はキリスト教を抜いて世界ナンバーワンの
人口比となる見込みのイスラム教徒の方々
日本を訪れる機会も多くなっている。

それは一過性の旅行の場合もあるが、
現在では留学や永住を目的とした訪日も多く、
そんな方々が食べ物に困ることも多くなっていると聞く。


日本には世界中のありとあらゆる食物があふれ
選択の自由があるが、
逆にムスリムの方々にとっては

どれがハラールなのかハラームなのか

判断できない状況にある。


一般的には厳格なムスリムの方々は
ハラール表示のある食品しか口にしない
ことが多いという。


だがしかし、
日本にはありとあらゆるおいしそうなものがあり、
赦されるならばそれらを味わってみたいと思う
ムスリムの方々も多いのが事実である。

イスラム教といっても、決して
禁欲的な生活だけを強いているだけではないのである。


そんな在日のムスリムの方々が
非常に興味を持って見つめているモノの一つに

ラーメン

がある。


それはそうだろう。
今となっては世間にラーメン屋があふれ、
それぞれが競い合って
いかにウマいラーメンを提供するかに腐心し
研究を重ねているのである。

ムスリムの方々の目にも
おいしそうに写らないはずがない。


だがしかし。

九州はトンコツ王国。


右を向いても左を向いても
ほとんどのラーメン屋が豚の骨を煮出して
とんこつラーメンを提供しているのである。


ムスリムにとって豚は最大の禁忌。


その豚の骨を使用しているラーメン屋など
言語道断であろう。

たとえそのスープに豚が含まれていなくとも、
豚を扱う店である限りはタブー
とみなされるのである。


だがしかし。

ラーメン屋によっては
全く豚を使用していない
あるいは豚を使用せずともやっていける
店もあるのは事実。

そんな九州では珍しいラーメン屋の一つに

麺匠樹凛

がある。


そのスープには豚は使われておらず、
主に鶏ガラと魚介のみを使用している。

つまり、ラーメン屋としてはもっとも
ハラールフードに近い
立ち位置にあるのだ。


この麺匠樹凛のオーナー

井上聡さん

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(騎射場の松山千春)

とはこの店オープン当時からの知り合いであるが、
実は以前からこのハラール対応についての
話を聞いていた。


麺匠樹凛の取引先である

南薩食鳥

が以前からこのハラールフードに着目し、
厳格な審査をパスしてついに
ハラール認証を取得していたのである。

この南薩食鳥の迫取締役

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と麺匠樹凛の井上さんが昵懇の仲で、
その関係もあって今回の

ムスリムフレンドリーラーメン(仮)

が実現したそうである。

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本当に真面目にハラール認証を取得しようとすると
本格的に設備を整え
それ専門に鞍替えしなければ難しいそうであるが、
ハラールの材料を使って
イスラムの戒律に抵触しないよう注意しながら
部分的にハラールの基準を満たす
という意味で、

ムスリムフレンドリーラーメン(仮)

の提供を開始したとのこと。


厳格にイスラムの教えを厳守する宗派もある一方、
小生の学生時代の研究室にも
インドネシアのムスリムの研究生が留学していたが、

「今日はカミサマ大目にみてくれるよ (* ̄ー ̄)」

と言いながら少しの酒を嗜んだりとか
ごくごくユルい信仰の方々もいたりと
その姿勢には開きがあるのも事実である。

ただ、タテマエ上大っぴらになんでも食すわけには行かず、

ムスリムフレンドリー

と謳ってあれば
大手を振って食すことができる
と考えているムスリムの方々も存在するのである。


それらの若干ユル目の信仰の方々に対し、

ムスリムフレンドリー

のラーメンを提供することの意義は大きい。


ただし、ムスリムフレンドリーとは言っても
実現にあたっては
並々ならぬ苦労があった由。

まず

一般に生麺には防腐剤として
酒精(エチルアルコール)
が用いられており
これはハラームであるため
乾麺を使用することに。

また、醤油にも酒が含まれていることが多いため
ハラール認証の醤油
を用いているとのこと。

箸やレンゲもムスリム用に分け、
調理する鍋も当然分ける。

などなど、枚挙にいとまがない。


いずれにせよ、これらのハードルを乗り越え、
今回ようやくリリースにこぎ着けたという。


全国的に見れば、東京など都市部では
早くからこのビッグマーケットを商機と捉え
対応している店も増えてきているという。


しかし、一介のと言っては失礼に当たるが、
鹿児島という辺鄙な土地で
これらのハラール対応を行って商品化にこぎ着けたというのは
称賛に値する。

騎射場という土地が、
鹿児島大学の下荒田水産学部キャンパスと
郡元のキャンパスに挟まれ、
留学生会館もあり
ムスリムの方々も多いという土地柄
も後押しする要因となったとのことであるが、
普通は考えはしてもなかなか実行に移すことは困難である。

ここ、麺匠樹凛が
鹿児島の、いや日本の
ムスリム向けのラーメン文化発祥の地
となることを願ってやまない。

少なくともこれらの情報は
身内内で素早く伝搬すると思われるので
ラーメンを食したいと思っているムスリムの方々
には
絶好の機会となることであろう。


ムスリムフレンドリーラーメン(仮)

6月1日発売開始。

刮目して待たれよ!



そんな珍しく殊勝なマクラはさておき。








いやいや、今回は、

マクラで書きたいことを全部書いちゃったわけですよ。
Σ(´∀`;)




ということで今回は
つい先日ご紹介した

辛つけ麺

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をいただいたわけであるが、
詳細は前回の記事に譲るとして

相変わらずウマし。


この辛つけ麺、
旬の野菜をふんだんにトッピング
として使用しているのであるが
シーズン後半に行くに従ってドンドンエスカレートしていく傾向
があり

ここまでするのか?
(;・`д・´)


的な豪華野菜盛り
になるのが常であるが、
今年はこの季節にしてこの盛りっぷりである。


一体全体何種類の具が入っているのか
お店側も把握していないのではないかと
心配になる次第。


ということで、通常の麺はもちろん



ぜひムスリムのお友達にもご紹介あれ。
(・・・・いたらの話)