先週の土日
一泊で東京へ行っておりました。


珍しく私用かつ自腹で
(つд`)




ふだんならば私用であっても
ムリヤリシゴトの日程と絡めて
行くところではあるが
現在のプロジェクトが多忙のため

立てた出張立てた出張
片っ端からキャンセルせざるを得ない状況。
(´;ω;`)


これから一月単位で

あと3回半ほどのヤマ場
襲ってくる見込みとなっております。



そんな休むヒマもないITドカタの悲哀はさておき。




毎度毎度東京に行くのはいいが、
いつもなんの予定も立てず
ノープラン。


せっかくなのでどこか

有名なラーメン屋とか
興味を引くラーメン屋とか
今話題のラーメン屋とか


を訪れればよいのだが、いかんせん


わざわざ行くのもメンドくさい。
(ものぐさ太郎)


行列に並ぶのもダルい。
(わがままヤロー)


それだけの苦労をしても

『( ゜Д゜)ハァ?』

ぐらいの感想しか持てず失望するのも残念である。



まぁ、そんなネガティブ思考のおかげで
なかなかどこにも行かないわけであるが

そんな小生でも上京の折には
まず欠かさず通う店がある。


大井町東小路横町

永楽そば店

DSC_2704

以前は
中華そば 永楽
という名前であった。


実はこの店について、5月頃不穏なウワサが流れた。


「永楽が閉店するらしい・・・・」



そのウワサは遠く鹿児島まで流れ、
小生の知るところとなったのであるが・・・・


(*´・ω・)
今の時代ネットで広まるから
距離はカンケーないよぅ。



ウワサどころか、確定的な貼り紙の写真も。

eiraku_heiten



詳しい裏事情はあずかり知らぬところではあるが、
どうやら当時の経営主体の

株式会社丸八
(近くの丸八とんかつ店を経営)

閉店を決めたというワケらしい。


ところがしばらく経つと、

eiraku_heiten2


永楽そば店

として存続するとの掲示が。


おそらく従業員が経営を引継ぎ、
今後支えていくことになったのであろう。


いずれにせよ、ファンにとっては
ひとまず喜ばしいことであった。


しかし。


本当に味は守られているのか。

今後も店は安泰なのか。


これは厳しい目でチェックしなければなるまい。
(。-`ω-)



ナニ様ww




というわけで、朝も早よから飛行機に乗って
開店時間に間に合うよう
ノコノコ出てきましたよ。
(=゚ω゚)ノ


11時半開店のところ、
店の前についたのは11時15分

だがしかし、すでに5人の待ち客が。
(;´Д`)


DSC_2701



小生が辞する12時前にはすでに
こんな状態。

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古い店ではあるが、
地元に愛され根強いファンが多く
老若男女問わずみな行列しているのである。


さて、11時30分を少し回った頃、
ようやく店内に通される。


ここでもこの店の独自のスタイルが。

小生はこの店に東京単身赴任時代も含め
かなり通っているのでしきたりについては知っていたが、
初見の客は慌てて注文をしようとする。


「全員が揃ってからお伺いしますので少々お待ちください」


店外の客がゾロゾロと入店。

全員が着席し店内が一杯になったところで
いったん入店は中断。


そこでおもむろに、
入店順にオーダを聞かれる。

「ワンタン麺」
「中華そばにビール」
「タンメン二つに餃子一つ」


・・・・などなど。


小生は6番目に聞かれた。

「モヤシ!!(=゚ω゚)ノ」



この店では、オーダや座席はすべて
符丁によって伝達される。

カウンター一番奥から
「ワキ」「ワキ1」「ワキ2」

そして小生が座ったのが調理場の正面ということで
「マエ」

隣がカウンターの角なので
「カド」

といったカンジ。


テーブルはテーブル番号で呼ばれる。

永楽そば店 - Spherical Image - RICOH THETA



そしてメニューも、

中華そば → ソバ
チャーシュー麺 → アカ
中華そばとギョウザ → セット
もやしそば → モヤシ


などなど。


なので小生の場合

マエモヤシ

なのであった。



全員のオーダを取り終えると、
おもむろに厨房が動き出す。


麺を茹でる係。

ギョウザを焼いて炒め物をする係。

一面にドンブリの並んだ調理台で盛り付けをする係。



それぞれはほとんどなんの連携も取らず、
めいめいに調理をはじめる。

タイミングもバラバラ、
オーダの品もバラバラの状態で。

ちなみに調理場のメンバーは、
ほぼ以前のままである。

これで安心した。
味は守られているであろうから。


さて、オーダの品によって
それぞれ調理時間は違うのであるが、
手間のかかる炒め物系も含め
提供されるときにはほぼオーダ順の提供。

このあたり、長年の経験と勘により
それぞれが連携し合って
間違いなく提供されていくのであろう。

・・・・今日はギョウザ2個を1個に聞き間違えたりしてたけど。
Σ(´∀`;)


そんなわけで、6番目に小生のモヤシ着丼。


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なんともこのトロミ具合!(*´∀`)


特徴的な揚げネギ黒い醤油スープ

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は丸みがかった平打ちストレート。

この麺が何とも言えないツルペタ具合で
このとろみ餡を持ち上げてくるのである。


よく混ぜまぜして、いただきまーす!


中華鍋の業火で炒められた具材とスープは
熱々でしかもトロミ付き。
いつまでたっても冷めないので

レンゲの舞

を駆使して挑む。



を適量
一口ですすりきれる分だけでたぐり
スープから一度持ち上げ
からまった麺玉から引き出し
左手にささげ持ったレンゲ内に一度入れ
そこでおもむろにを吸い込み

ふーふーする

のである。


こうすることで、麺は冷まされ
スープは適度に絡み
一口ですすりきれるサイズとなっているので
一気に食することができるのである。


これが麺喰道究極奥義

レンゲの舞

である。


これを修得すれば

ラーメンをヒトの半分の時間で食しきることなど朝飯前

である。
(早食いキケン)


麺を半分ほどさらえたところで、
お楽しみの味変タイム

卓上の【酢】

タラーリタラーリと二回りほど

廻しかけることによりまた違ったウマさに。


さすがにここまで来ると、
体内にこのアツアツとろみスープの熱量が溜まり

うっすらとをかいてくる。

ハナミズも出てくる。


だがしかし、臆することなく

完食。完飲。



ごちそうさまでした。


こうして意気揚々と、
その日の会計客第1号として
その名を記したのであった。
(どこに?)



外に出るとが心地よい。

貼り紙も以下のように変わっていた。

DSC_2705


どうやらしばらくは1階のみの営業のようで、
行列は不可避であろう。

しかし、それでもやはり食べたいものは食べたい。


次回の上京時にも
再び訪れねばなるまい。
(`・ω・´)ゞ