小生の年代は
オタク文化の走り
世代である。
おたく(オタク、ヲタク)とは、
1970年代に日本で誕生した呼称であり
大衆文化の愛好者を指す。
元来は
漫画・アニメ・アイドル・SF・特撮・パソコン
・コンピュータゲーム・クイズ・模型・鉄道・格闘技
などの、
なかでも嗜好性の強い趣味や玩具の愛好者の一部が
二人称として
「お宅」
と呼び合っていたことを揶揄する意味から派生した術語で、
バブル景気期に一般的に知られはじめた。
その頃は
「お宅族」、「オタッキー」、「オタッカー」
と呼ばれた。
明確な定義があるわけではなく、
現在はより広い領域のファンを包括しており、
その実態は一様ではない。
英語では
「ギーク(geek)」「ナード(nerd)」
という語があり、しばしばマスメディアなどでは
安易に訳語として当てられたりしていることも見られるが、
どちらも「おたく」とは著しく重ならない部分がある。
そのためもあり、21世紀頃から、
日本語発音をそのままラテン文字転写した
「otaku」
も広く通用しはじめるようになった。何某かの分野に熱中・没頭している人物を指して、
その分野を接頭詞として
「○○おたく」
と呼ぶ・自称する場合がある。
[Wikipedia 2016/09/23 採取]
うんうん、そうであろうそうであろう。
どちらかというとオタクとは理系に多く、
小生の場合は
科学考証オタク
であると思われる。
つまり、インチキだろうが眉唾だろうが
(もちろんホンモノだろうが)
イカにホンモノっぽいか
それっぽく納得させられるか
すとんと腑に落ちるか
に重きを置いたオタク
である。
よって、SFなどの作り話においても
各種の裏付けまで考証がなされているか
ウソでもいいからちゃんと
それっぽい理由付けが細部までなされているか
が重要なのである。
SFの世界で言えば
ハードSF
という分類の分野である。
よって、今週末から来週に向けて
全26話のラストを迎える
マクロスシーリーズ最新作
マクロスデルタ
をはじめとする『マクロス』シリーズは
全編を通して脈々と流れる
一本スジの通った
ご都合主義による合理的な背景
が存在し、ブレていないのである。
そこが『科学考証オタク』の心をくすぐるのである。
今回のマクロスデルタなど、
知らない人がパッと見れば
プリキュアとドコが違うのじゃ?( ゜Д゜)
という感想を持たれても致し方のない
ビジュアルな部分もあるのだが
そのウラには
50万年の長きにわたる物語
のバックグラウンドがあるのである。
どこぞの『なんとかダム』シリーズが
似たような赤白青のロボット機体が出ていれば
時代も世界も時空もぜんぜん違っててもオッケイ
なアバウトな設定なのとは大違いである。
だがしかし、元々の『ガンなんとか』シリーズも実は
このマクロスを作った同じメンバーが多数参画し
詳細な科学考証を背景とした
物語であったのだが、
商業主義に走って何でもアリ
になってしまい、物語が拡散しすぎである。
よって、科学考証オタクとしては
初代の物語
ファーストガなんとかム
以外には与しないのである。
モビルスーツにもれっきとした
存在理由があったんですよ・・・・(´д`)
そんな自らのシュミの暴露はさておき。
(ミノフスキー粒子がですね・・・・Σ(´∀`;))
何の日かはよく知らないが
休日であった。
(秋分の日だってば)
休めればよいのでどーでもよいのだが、
クルマの6ヶ月点検の案内をもらっていたので
11時頃にクルマをディーラーに預け、
1時間ほどだというので
徒歩で天文館へ。
そんなこったろうと思ってはいたが、
某復活再生系老舗
は高齢者を中心に長蛇の列。
いずれは訪れてみたいとは思っているが
わざわざ並んでまで食そうとは思わないので
華麗にスルー。
この店についての思うところについては
実食後に誌したいとは思う。
かつての店舗跡がコインパーキングになっているのが
残念なところ。
大資本を背景に再建するなら
元の場所での再起を望みたかったな。
さて、今回の目的地はここではない。
金生町の交差点を渡り
やって来ました
ラーメン専門 鷹
小生にとっての思い出の味が
ざぼんラーメン
であるのと同じように、
鹿児島県人の多くが
記憶に刻まれた味として認識している
イニシエ系ラーメン店である。
まだ早めの時間であったため
客足はまばら。
高齢者夫婦や
その子供世代と思われる家族連れなどが
多数を占める。
カウンターの角に陣取る。
ラーメン鷹 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
やはりこの店には
懐かしい緋色のカウンター
がよく似合う。
さて、オーダはサイズのみ聞かれる。
「普通でいいですか?」
「いや、特大で。(=゚ω゚)ノ」
特大ラーメン 950円
ラーメン 750円
めし 100円
思い切りのよいメニュー構成。
『ラーメン専門』
を標榜するならこうでなければ。
イニシエ系鹿児島ラーメンのお約束
漬け物をいただきながら待つ。
ダイコンのぬか漬け。
程よい塩味。
ドンブリへのタレ投入、盛り付けはご主人が。
麺茹では女将さんが。
配膳は娘さんが。
さて、来ましたよ。
『特大』
というのでどれほどのものかと思っていたが、
いわゆる大盛りであった。
(ちょっと安心w)
なにせ、この店への訪問もずいぶんと久しぶり。
山形屋への買い物を済ませるヨメ氏を
クルマで待つために
この場所へはよく来るのであるが
実は実食する機会にはなかなか恵まれない。
鹿児島の横暴な老人は
店の前に平気でクルマを乗り付け
そのまま店内に消えていくという
荒技
を得意としているが
良識あるオトナとしてはそのようなマネは
たとえ駐禁が切られないにしても
容認することはできない。
となると山形屋への訪問時のついでとなるが、
そもそも山形屋を訪れることが少なく
かつ昼食時に訪れるのは皆無に等しいのだ。
過去ログをたぐってみると
鹿児島名店シリーズ「ラーメン専門 鷹」(2007/08/20)
と9年前であるが、おそらく訪問もこの時以来であろう。
・・・・(; ̄ェ ̄)長いネ
さて、見ての通りの醤油カラーの際立つ
透明なスープ。
鶏ガラととんこつベースに干しシイタケの香り。
いわゆる中華そばのように見えるが
食してみると全く違う。
甘めの醤油を使った調理というのもあるが
根本的な方向性が違うのだ。
麺は、鹿児島ラーメンでは標準的な
中太麺。
あっさりとした味わいのスープに
表面の香油が薫る。
麺の茹で具合は鹿児島のイニシエ系にしては珍しく
キッチリと固めの茹であがりである。
おかげで大盛りでも最後までダレずに
いただくことが可能であった。
どんどん食し進めるが、
やはり大盛りだと
淡麗なスープのせいもあって
どうしても途中で飽きが来る。
そこはコショウをパラリと投入、
味をグッと引き締めて最後まで完食完飲。
ごちそうさまでした。
たまにはこういうラーメンもよいものだ。
この店の味を
マイ ソウル 鹿児島ラーメン
と思っている諸氏も多い。
受け継がれながら洗練させ
そして次代へと引き継いでゆく。
そんな味わいであった。
観光ガイドブックには載っていないかもしれないが
もう一つのイニシエ系鹿児島ラーメン
である。
お試しあれ。